ぼっち王子とサトリ姫

皆さんは「サトリ」という妖怪を知っているだろうか?これはぼっちとサトリのたった3年間の物語である。

ぼっちこそ正義にして至高。これをモットーに俺、斉藤隆也は入学式初日を迎えていた。
いやぁ中学生は大変でしたよ。
なんせあまりにも人前でごモゴモゴ話すもんだから
名前を3年間覚えられた気すらしないし……
いやまぁいいんだけどさ……………
そんなこんなで俺も高校生だし、高校デビューしようかなみたいなことも思っちゃうわけですよ。まぁしないんだけどさ……………
「隆也ー!遅れるわよー!」
おっともうこんな時間か。いよいよ俺のランボルギーニ(入学祝いの自転車)に乗る時が来たみたいだな!
「じゃあ、いってくる」
~教室~
えっと…俺は…1年3組か、自分のクラスを確認し、2階にある3組へ行き、自分の席に座った。
(同じ学校だったやついないな…まぁいたとしても気づいてもらえないんだろうけど☆)と自虐ネタ(泣)を心の中で唱えながらすわっていいた。ふと隣の席をみると「そこだけ光が失われたように黒く染まった髪に、透き通るような肌を持つ超絶美人がいた。」
(……………は!?まって!?俺何も口にしてないよ!?心の中で思ったけどさ!?てか何で自分でこんなこと言えるの!?)
謎の美少女は「あなたさっきから声に出さないで色々思わないでくれる?不愉快なんだけど」
(ファッ!?心読まれた!?)
「ええ。読んでるけど。」
とりあえずどこかに避難しなければと思った俺は全速力でクラスの隣にある男子トイレに逃げた。
(まて、アイツ心読めるのか!?いや、現実にそんなことがあるわけないだろう。きっと読心術か何かだろ…よく知らないけど。とりあえず落ち着いてクラスへもどろう。)2•3回深呼吸(トイレを出てからだゾ✩)をし、クラスへ戻るとほとんどのクラスメイト(知らない人達)
が複数のグループを作り楽しくはしゃいでいた。
(そっか、こいつら多分同じ学校だったんだろうな)
と一人孤独に浸り席に着くと、超絶美少女(名前は知らん)がこっちをじっと見ていた。
「名前は平田悟美。」
(おっと心読まれてるぜ☆)などと現実逃避をしていると
「あら?読めるって言わなかったかしら?あなたの頭には2MBの容量しかないの?」
とえらく辛辣な言葉を浴びせかけてくるので、
「覚えてるけどそんなこと信じるわけないだろ」と呆れながら口にすると、
「あなた話せたの?友達が少なそうな顔していて心の中での独り言が多いから声帯が退化してると思っていたわ。」うるせえよ。まぁ友達少ないのは否定しないがな……あと友達いねえやつは無駄に独り言が多くなるんだよ。これぼっちあるあるな。…俺だけじゃないよね?
「ほらぁ。席につけぇ。新入生HRはじめるぞぉ。」とえらく退屈そうな雰囲気を醸し出している先生らしき人物が現れた。
(この人が担任なのかな)
「ええ。そうらしいわね。」
(はい、心読んできましたよコイツ。
……………ちょっとまて。そしたら俺が考えてることは全てコイツに伝わるのか!?やべぇ、寺に修行しに行かいなといけない。俺の煩悩は半端ないゾ✩)など考えながら、本気でこれからを心配していた。俺は人と話さないことに限っては一家言持ちだ。心の中ではウジウジ言ってますけどね。そんな俺に平田…悟美?だっけ、こんなやつが隣にいるとは…………
波瀾万丈の高校生活しか思い浮かばねぇ……………
「いえ。あまり気にすることはないわ。斉藤くんの考えと男子の多少卑猥な妄想には極力目をつむるから。」と当たり前のように心を読まれた俺は(なに?俺の考え全ては男子の卑猥な考えと同等なの?)席替えをすぐにできるよう全力で努力しよう。という謎の目標を掲げつつ、
これから起こる現実と当たり前のように皆が提出している合格者説明会の時に配られた課題からの逃げ方を模索していた。

ぼっち王子とサトリ姫

久しぶりに文章というものを書いて見ました!……………いやぁ難しい……………ホントの作家さんとかマジリスペクト!とか言いながらかいてます笑暇人の道楽なんで気楽に読んでやってください!

ぼっち王子とサトリ姫

大きな地球の小さな島国の南の小さな県のとある2人の高校生の大きなお話です。ぼっちのぼ っちによるぼっちのための本です。 リア充も見ていいんだからねッ(ツンデレ)

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-01-18

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