言論の自由?


人の両親
人の友達
人の兄妹
人の尊敬している人
人の信じている教えや考え方
人が生まれた故郷
人が育った国
人が生活している社会
人が守っている規律

それらを
風刺し
侮蔑し
笑いものにし
お金儲けのため利用し

それでも
人がいやがると知りながら
公然と
何をいってもいい
何を書いてもいい
というのは

単細胞で野蛮
不思慮で想像力の欠ける
欲求を抑えられない
自己陶酔者がすること

自分にそして社会に経済的余裕があれば
偽善と優越感に浸りながら貧しい人々をたすけようとはするが
そんなことは長くは続くはずがない

人はよりよい暮らしをいつも求める
生活が悪くなるのは我慢できない
困難な人生を送ることになってもそれが自分のせいだと考える人はまれ
怨みの矛先は他人へ他民族へ他国へ異教徒へ…

持ってる者から欲しがる者へ転落するとき
貧困の縁にたたされていると察知したとき
憎しみと恐怖が自制を超えたとき
自分はおもわず暴言を吐きたくなるのだろう

言論の自由?

言論の自由?

いまフランスでおこっていることの発端になにがあるのでしょうか?

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-01-14

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