『 優しさは世界を、殺す 』

封印から解かれたアイツは、あっと言う間に世界を滅ぼしてしまった。
封印を解いてしまった君次君は、似合いもしないなんちゃって不良スタイルのまま、傘を握り締めて泣いていた。

「君次君は優しかっただけ。何も悪くないよ」

雨の檻で濡れるアイツに、君次君は傘をあげてしまった。
アイツは雨の檻から逃げて、世界は滅びてしまう。

「……」

だけど、やっぱり君次君は君次君なんだなぁ、と実感出来た事が何だかちょっと嬉しくて。

『 優しさは世界を、殺す 』

『 優しさは世界を、殺す 』

極短小説。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-01-09

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted