エッセーに行こう!
初めて小説というものを書いてみようと志したのは前回の投稿だった。私は文才が全くない人間なのだろうか。その時書いた小説は、とてもじゃないが小説と呼べる代物ではなく、私には小説(つまり、物語)というものが書けない、そう断定せざるを負えなくなってしまったのだった。
私が書いたのは表現上「エッセイ」に過ぎなかった。私はその小説(ではないもの?)が、普通ではなかったことに屈辱を感じ、反省をしたのだけれど、「これからの自分の小説への方針」が全く検討できず、苦しんでいた。
私は物語が書けなかった。物語を批判できるくらいの器がなかった。
そして、今日、私はそのことに答えを出した。自分は「エッセイスト」としてこれからやっていく。それが結論である。
私は自分が前回に書いた小説とは全然違うものを、恥じてはいたが、結局、開き直って「エッセイ」として読者の方にお披露目する、それしか方法がなかったのだ。
しかし、今、私は清々しい気分でいる。それは大好きな文学をこれからも書いていける、その目処が付いたからだった。エッセイスト。いい響きだと思う。だって、得意なんだから。「小説家」を格好の良いものと甘く見ていた。降りるしか道はない。
私はいったい、これからどうなるのだろうか?
エッセーに行こう!