かみちゃまかりん original story2

かみちゃまかりん original story2

こげどんぼ* 作

なかなか、かみかりの二次創作小説でいいのがなくて悲しい かみちゃま です笑
自己満ですけど、よかったら見てください!
原作orアニメ見た方が話が分かります!

悩み悩み悩み!

そう。
それは、みんなで海に行ったあの日のこと。
花鈴の水着が盗られてしまって、姫香が花鈴に貝殻でビキニを作ってくれた、あのときのこと。

「…それで収まっちまうんだな」

和音から言われた一言。
決して和音も悪気があったわけではなかったハズだが、花鈴は、あの言葉を思い出すだけでもムカムカしてしまう。
「あ〜なんで あの言葉思い出しちゃったんだろ!」
ソファに座っていた花鈴は、思わず足をジタバタさせる。
「花鈴ちゃん〜どうしたの〜?」
ゆっくりと穏やかな少女の声が、花鈴の耳に入ってきた。
彼女は、九条姫香。
和音のいとこであり、ずっと昔から和音と一緒にいたらしい。
「姫香ちゃん!何でもないよっ!」
あははと苦笑いして誤魔化す花鈴。
しかし、花鈴の表情は、何でもない、という顔ではなかった。
「花鈴、どうしたんだよ?」
少し心配そうに尋ねる和音。
だが、あの言葉を思い出してしまった花鈴のイライラは収まるわけがない。
「な・ん・で・も・な・い・よ、和音くん!」
花鈴は、イライラを声で表すと部屋を出て勢いよくドアを閉めた。
ドンッ! と大きな音が家中に響く。
そして、花鈴は自分の部屋にヅカヅカと戻って行った。
「なんなんだよ、アイツ。俺なんかしたっけ?」
和音は小さく顔を傾けた。
男の子にしては少し長い黄色の髪の毛も、少し傾く。
「さぁ~?どうしたんだろう、花鈴ちゃん…」

* *
結局、それ以来、和音とは一言も交さず1日が過ぎた。
「ねぇ、みっちー!」
いつも以上に怖い表情で錦織を呼びつける。
花鈴の周りには不穏なオーラが漂っていて、クラスメイトも花鈴に近づこうとしない。
「な…なんだい?花園さん…」
錦織は、苦笑いをしているが顔がひきつっている。
「話があるの。来て!」
花鈴は、錦織の手首を掴み走り出す。
クラスメイトは、「告白!?」「大胆だね〜」と声をあげている。
その中で1人、和音だけは顔を歪めていた。


* *
「花園さん、話って?」
急に走って疲れているであろう錦織が息を切らせながら花鈴に尋ねる。
少しの沈黙。
その間、風で木や草が揺らいでいる音だけが2人の耳に入っていた。
まるで時が止まったみたいに、2人は何も話さない。
そんな沈黙を破ったのは、花鈴だった。
「真剣に答えてね。笑わないでね。」
花鈴の表情は、いつになく真面目である。
そんな花鈴の表情から、真面目な話であることを察して錦織の表情も、真剣になった。
「男子って胸が大きい女の子の方が好きなのっ!?」
花鈴は、顔を少し赤く染めていた。
だが、錦織は花鈴の質問にポカーンと口を開けて驚いている。
錦織は、もっと真剣な質問だと思っていたが、正直、どうでもいいような質問だったからだ。
再びの沈黙。
錦織は、その間、頭の中を整理させていた。
そして、何かいい考えを持ったようで表情が明るくなる。
「そんなの人によって違うよ!」
みっちーなら、こう言うだろうという予想通りの答えで、花鈴はガッカリしていた。「やっぱりそうだよねぇ……」
はぁ、と小さくため息をつく花鈴。
そんな花鈴を見て、錦織はクスクス笑った。
「じゃあね!花園さん♪」
何故か上機嫌の錦織。
そんな錦織を眺めていた花鈴は、更に深いため息をついた。



* *
「和音くんは、胸が大きい女の子か小さい女の子どっちが好き?」
悪意があるのが溢れ出ている笑顔の錦織。
「そんなのどーでもいいよ」
錦織とは反対に冷静で興味がなさそうな表情の和音。
しかし、錦織はそんな和音を楽しそうに眺めている。
「花園さんが胸大きかったらね~」
錦織の一言に、和音は思わず今よりも胸が大きい花鈴を想像した。
「馬鹿らし…」
和音は、顔を背ける。
呆れている和音の声を聞いた錦織は、和音の表情を覗きこむ。
そして、錦織は先程以上の悪意のある笑顔になった。
「和音くん、顔真っ赤なのにな〜?」



* *
「なーんか、馬鹿らしくなってきちゃった…」
花鈴は、1人小さな声で呟くと立ち上がり、教室へ向かって歩きだした。
「それに、霧火先輩は胸なんて気にしなさそうだから小さくても い・い・の☆」
花鈴は自己解決すると、くるくると幸せオーラを出しながら回った。


(じゃあ、なんで和音くんに言われたこと気にしたんだろう…?)


「なーんてね!」




「和音くんのバーカ!」
花鈴は、誰にも聞こえないくらい小さな声で呟いた。

かみちゃまかりん original story2

途中から飽きてしまったでござる!
一応ね、頭の中で話は作ってるけど文章力無くてなかなか文章にできません~(;^ω^)


あの言葉に関してはもっとアニメ触れてほしかったですな〜。
まだ原作読んでないから、はやく読みたい!
誤字とかあったら教えてください。

読んでくださってありがとうございます。

かみちゃまかりん original story2

あの日、和音に言われた一言が気になる花鈴。 和音から言われた一言とは!? そして、花鈴ちゃん、悩みます。笑

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-01-02

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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