アストロノウズ

君が読んでいるその本も
君が飲んでいるそのコーヒーも
すべて人をものさしにして作られている
空が青いのも
木々が碧いのも
星が光るのも
魂が人を介しているからこそ、そう見える
悲しいくらい綺麗な夕焼けも
独りも
二人も
もし君が人じゃなかったら、感じ方が違うかもしれない
僕たちを象るものなんて、そんな陳腐な事で
人の価値なんて、人の中でしか意味は無くて
そんなものに躍起になってしがみ付いている僕たちは
神様から見たら、なんて惨めでちっぽけな存在なんだ
って、そう思われているに違いないよ。

アストロノウズ

アストロノウズ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-12-29

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