墜ちない紙飛行機Part1

いつもの駅からの帰り道
夜空を見上げる
昼間見た紙飛行機が
飛んでいた
明日も見えるだろうか

いつもの窓からの変わらない外
意味もなく見ている
昨日見た紙飛行機が
飛んでいた
昼からも見えるだろうか

いつもの事務所の仕事部屋
同じ時間が流れてる
顔を上げると紙飛行機が
通り過ぎた
誰か気がついただろうか

いつもよく行くショッピングビル
知らない顔が歩いてる
待っていると紙飛行機が
飛んできた
よく見るあの感じで

いつもの車であの街に向かう
前にも見た景色が通り過ぎる
シートに紙飛行機が
おかれていた
たまに休憩、誰も知らない

いつからここにいるのだろう
昨日も同じこと考えてた
紙飛行機はゆっくり
飛んでいる
遠くまで行くには時間がかかりそう

墜ちない紙飛行機Part1

墜ちない紙飛行機Part1

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-02-12

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