Humanizm

人間は、満ち足りているほど、人間味を失っていく
欠落しているほど、アイデンティティは色濃く映り
楽しんでいるときほど、胡散臭く見え
苦しんでいるときほど、真実味を増す

他人を醜いと感じるが、己を醜いと感じることは一度もない
誰よりも己を大事に思う、他人のことなど無視して簡単に切り捨てる

それは恥ずべきことではない、当然のことなんだ
生にしがみつく、勝利を強く望む、当たり前だ

余裕がない、欠落したところが多すぎる、惨めで、汚くて、可哀想、

これが人間の本来の姿なんだ

それを認めたくないから、必死に嘘をつく、騙す、逃げる、無理をする

そして、つらくなって向き合い、戦い、助け合う

人間らしさとは ・・・

Humanizm

Humanizm

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-12-24

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