キミとボク
キミと出会えて本当によかった。
私の人生はキミのお陰ですばらしい毎日になったよ。
本当にありがとう。
デアイ。。。
―ねぇ大好きな君へ、
笑わないで聞いてくれ
「愛してる」だなんてくさいけどね・・・―
キミと私は運命だったのかな?
キミと出会った日も今日みたいな桜の日だったね。
『なにしてんの?』
『え?』
突然話しかけて来たのは、学校でも結構有名な朝比奈 実月(あさひな みつき)君だった。
初めて話しかけられたからとてもビックリした。
『んで、なにしてたの?』
首を傾げて聞いてくる姿は可愛くてちょっと見惚れちゃった。
『あ、えっと、絵を書いています。』
『絵?なんの?』
『ここの景色の絵です。この景色昔から好きなので。』
『へぇー』
朝比奈君は、私の話を聞いてか辺りを見渡した。
そして、ニッコリ笑って私の方を見て『本当だ!』と言った。
『そう言えば、朝比奈君はどうしてここに?』
私がそう聞くと朝比奈君はいたずらっ子みたいなえがおをした。
『サボり!』
『へ?』
さ、サボり・・・?
え、まさか・・・―
『あの、今何時間目ですか?』
『んーと、三時間目が終わった頃だったかな?』
う、嘘ーーーー!!!?
授業はじまっちゃう!
『あ、あの!私授業が・・・』
私が朝比奈君に言うと寂しそうな顔をした。
え、その顔反則・・・。
『もお行っちゃうの・・・?』
『あ、えと・・・』
困ったなあ・・・。
『ねえねえ、いっその事サボっちゃおうよ!』
『え、でも・・・』
『いいから!俺、もっと絵見たいんだ!』
そういわれて嬉しくなった私はその場に残った。
―――・・・・
それからしばらく絵を描いて互いに帰る支度をした。
すると突然朝比奈君が『ねえねえ、』と呼んできた。
『どうしました?』
『キミ、名前なんて言うの?』
『名前ですか?私は瀬都 奈菜世(せと ななせ)です。』
『ななせ、かぁ。ok!俺ななせって呼ぶから、ななせも俺のこともみつきって呼んで?』
『え、いいんですか?』
『あぁ!ななせわ特別なッ!』
特別、あぁなんて響きのいい言葉なんだろう!
『ありがとう!みつき!』
『おぅ!じゃあまた明日な!』
そうして私たちは別れた。
朝比奈君の名前をしかも呼び捨てで呼べるなんて、夢にも思わなかった。
明日、またあの丘に行けばみつきにあえるかな?
みつき、本当は私あなたの事・・・
この時、私はしらなかった。
これから起こる試練や苦難を・・・
キミとボク
このお話を読んで頂いて本当にありがとうございます。
まだまだ書く事に慣れていませんが、これからどんどん進歩して行きたいと思います。
なので、これからも宜しくお願いします。
次回のキミとボクもどうぞよろしく。