ソラの物語 第一部 少女の秘密

ソラの物語 第一部 少女の秘密

第一話物語の始まりへ

車のヘッドミラーや近所の窓に霜が映える真冬の朝
「ソラ朝だよ~ん」

「んーうるさい」
鬱陶しい母の声と朝のニュースのアナウンスに、起こされた

いつもと同じ朝だ、
朝の食卓には、こんがり焼き上がったパン二枚と半熟卵のベーコンエッグがいつもと同じ位置に置いてあり、いつもと同じ時間に母の好きな、朝ドラが始まっている。



私の名前は溝内 空高校二年生
そして母の名前は溝内楓 とてもお世話好きで中学二年生の時はいつも喧嘩ばかりしていた。最近は自分が落ち着いたのかイライラすら起きない
父は溝内 甚介 一般の、サラリーマンだ

私は父と同じ時間帯に学校に行く為朝食をさっとたいらげ
午前7時30分学校に行く地下鉄大神腹駅に乗りいつものアナウンスを聞く

「ご乗車いただきましてありがとうございます。」

駅員か、電子アナウンスかどっちかわからないアナウンスにいつも疑問を抱いている。
学校につき一番最初に見るのが花織 由利
とても綺麗で大人しい子だ、私は1年前からこの子に恋をしている

でも全く挨拶できていない、今日こそ挨拶しようととした瞬間
騒がしい教室でひときわ元気に喋りかけてきた少年がいた
「ソラ昨日のリスターなんで既読無視したんだよー。」
リスターとは一種のSNSと同じだ。、
「わり~」

「ソラとりあえず今日放課後に部室に集合な。」
少年はそう言うとすぐにどこかに消えた

私が入ってる部活はパソコン部
学校の機会物の整備をやっている、本当はただのオンラインゲームをするだけの部活だ。、

さっき話しかけてきたのが佐藤 勇気
パソコン部の部長だ

佐藤 勇気は小中高と一緒にいる幼馴染みだ

私がパソコン部に入った理由は
花織由利がいたからだ。

5時間目まで授業を受け体育館の横にある
ボロボロの部屋にいった。
そこにはまだ誰もいなかった
「この部屋は変わらないなぁー」
1人ごとをポツリ
「くそ~なんか変わらないかなぁー」
なんか喋ってる内にモヤモヤが出てきた。
「俺の人生なんなんだーくそやろう」

ガタガタ
スライド式のドアが開く音がした
誰だと振り向いた瞬間
白い肌をした女の子、花織由利だ。

白い肌の中に小さいピンク色の口が動く
「人生つまらないんですか?」
なんか冷たく私の心に突き刺さった
「え、つまらなくないけど変わりたいんだ」
溝内空の悪い癖が出てしまった。
好きな女の子の前では格好つけてしまう。
「わかりました、変えてあげましょう」
雪が降り出しそうな曇りの日だった

第二話異世界「リネーゼ」

急にさっきまで騒がしかった風の音や近所の子供の声が止まった
あたりが白く光りたくさんの人の様な影が
私を包み込んでいた、
なんだか心地いいしかし突如自分の過去が走馬灯のように映し出され
なんだか寒気がした、
「死ぬのか?」
そして静かに降り返った感じがした。
なんだろう不思議な感覚だ。
その瞬間目を開けてみると目の前に大きな巨木が立っていた
なんだかまだ寒気がする、あの中に入りたいと、思って走った。

巨木の中はなかなか良い雰囲気を纏いなんだか暖かった、するとなんだか人の気配がした人の気配がする方をずっと冷汗を垂らしながら見ていた
すると老いに重ねた、白い老師が立っていた
「ここは何処ですか?」
たづねてみた、その時老師が放った言葉は予想を返した
「知らんがな、」
老師はそっけなそうに言い放った
私は何がなんだかわからなかった。
確かに変わりたいけどここがどこなのかも分からない
とりあえずまた老師に聞いた
「ここは何の世界ですか?」
老師は
「だからわしにはようわからんと言っておるがな
あ、忘れてたわい、あんたの「リョク」とゆうのを
はっきりさせんとまだリネーゼの地には宿らないな」

おい待て待て、リネーゼ?リョク?宿る?
何をいってるんだこのジジイ
その時 黒い細い影が襲ってきた ドカ、、、
大きな棒のような物で思いっきりぶん殴られた
「痛ってなーぁ何をするんやこのジジイ」
老師がなんか何も悪くないようなすっとぼけた顔で
「わしに向かってジジイとはなんじゃこの青二才が」
その時私の頭に4つ「?」がテンポよく並んだ
何で口にも、してないのに分かったんだこの爺さん?
その時、嬉しそうに老師が喋り出した
「これがワシの「リョク」じゃ「リョク」とは
リネーゼで宿る時に必ず1人に与えられる能力みたいなものじゃワシには人が
思った事がわかる。ふふ相手の内を知れるタチの悪い能力じゃ、さておまんはどういった「リョク」になるのか楽しみじゃの〜ふふふ」

爺さんがいった通り本当にタチの悪い能力だ
しかしなんとなく自分がどういった世界に行くのか想像がついたが
この時の溝内空はまだこれから起こって行く事をまだ想像いや予想すらできてないのである

第3話生まれ変わり



「そういえば、おまんどこからきたレナトゥスじゃ?」

空は疑問を抱きながら答えた

「学校から来ました、、、」
正論だ、しかし老師はおかしな笑方で腹を抱えて転がっていた。

「おまん学校にいて何でここに来れるんや、おまん頭おかしなやつやな
どうせ、オカンからもらった命をふざけた理由で捨てたんだろうが。」

またもや「?」がテンポよく浮かんだ、

「さっきからレナトゥスやら命すてただの一体
なんの話ですか?」

呆れるように言い返した。
そしたら老師はいきなり真面目な顔になり説明し始めた

「この世界はリネーゼ、おまん死後の世界は知っておるな。
死後の世界には3つの階級がある一番の最下層にある地獄そして最上階にある天国
その間にあるのがリネーゼじゃ、リネーゼは生前犯罪を犯さないで自ら命をすてた人や死んだことが分からない人が入る三大死世界の一つ天国と地獄の間に入る世界じゃ
そしてレナトゥスとは生まれ変わりとゆう意味じゃ、リネーゼに入る人間を天人とゆう、そのような天人達はみんな生まれ変わって新たに生活が始りリネーゼにもう一回命を宿す
しかし最近では地上界と死世界の空間を無理やり繋ぐことのできる「リョク」を持った少女がいると噂に聞く」
その時空は、ビクッとした、

「お主少女に心当たりがあるな?わしには嘘はつけんぞその少女はないまリネーゼのニッポンとゆう国の中にある武蔵とゆう都市で重罪人にかけられてる少女じゃわしも見かけたらリネーゼ政府に報告しなくてはいけないのじゃ」
その時の老師はさっきまでのヨロヨロの頑固親父と違って
いかにも殺意に満ちたような目をさせていた。
空は恐る恐る喋った
「私はその少女に恋をしています、しかしその少女が私を何でこの世界に連れてこられたのか私にはわかりません」
その時の空はとても悲しげな顔をしていた

第四話 宿り

「そういえば、そろそろリョクをはっきりさせなきゃいけんじゃろ」
老師が一つの鍵を出してきた。
その鍵はとても綺麗で透き通っていた。
「綺麗」
心からそう思った。
老師は気持ち悪いぐらいの笑顔でソラの頭に鍵をかざした。
するとソラは開けたかの様な感覚に陥った。
とても心地よい光がソラの体にまとわりつく。
ソラはその心地よい光でうとうとしていた。
すると目の前に一人の悲しそうなお爺さんの姿が浮かんだ
その背中からは悩み、苦悩、絶望、いろんな物が感じ取れた。
ソラはお爺さんに近づいてみた、
お爺さんの膝には眠っているような少女が倒れていた。
なんだか見たことがあるような顔をしていた。
ソラはもっと近くに行きたいと思い近くに忍び寄った
するとお爺さんは泣いていた。
その涙はなんだか悔しそうで切なそうで、嬉し涙ではない。
少女の首にはロープのようなもので巻かれた。跡がある
ソラは慰めたくてお爺さんに喋りかけた
「お爺さん」
お爺さんはまだ泣いている聞こえてない。
「お爺さん」
大きな声で呼んでも返事がない、、
また大きな声で叫ぼうとした瞬間。


目が覚めた。
ソラは寝ていたようだ。
「ここはどこだ?」
なんだか薄暗くて小さい部屋の中にいるようだ。
暖炉が小さい線香花火のように
パチパチ音を立てている。


ガチャ、、、
ノックもなしに勝手に扉が開いた。すると
3mはあるだろう巨人が入ってきた肩には約巨人の3分の1ぐらいの大きさの
人の形をした何かが乗っている
ソラはとっさに寝たふりをした。
小さい人型のなにかが巨人の形からいかにも簡単そうに降りてきて
ソラに近づいて来た。
「まだ寝てるのかー?はよ起きてヨー。」
とても高い声でしゃべってる
「ビーノ助もう少し寝かしてあげるべ、きっと疲れてるべ
久々にリネーゼの巨木から降りてきたべ、きっと地上界でいろいろあったべー
だから寝かしてあげるべ。。。」
巨人はとても低い声で小さい人型のなにかと喋ってる

すると小さい人型のなにかは答えた。
「そうだね、明日また来ることにしヨー」
これがリネーゼに宿してソラにとっての初めての出会いだった

第5話老師の謎

ソラはまた夢を見ていた。
お爺さんはなんだか悲しそう、お爺さんは黄金色ジュータンのような野原
の真ん中に堂々と立っている巨木の前にいる。
するといかにも簡単そうにお爺さんはよじ登っているその巨木の枝にまがまがとした茶色いロープを巻いている
その時のお爺さんの顔はとても清々しく凛々しい
なんでだろう?風が強い。

巨木の根にはなんだか見覚えがある少女がよりかかっている
なんだか寝ているようだ。

するとお爺さんはロープが巻き終わったあと、自分の首にその禍々しいロープを巻いていった、巻き終わりきつく結んだ後
寂しそうにあたりを見渡すゆっくりとした時間が過ぎていき。
お爺さんは決心した顔で下をみて
ジャンプした。

バッ、
ソラは飛び起きた
いやな夢を見ていたようだ。
汗が着ていたTシャツを、ベトベトにしていた。
するといきなり後ろから
「よく眠れたかい?」
ソラは、瞬間的に後ろを見た
薄暗い、ソラはいった「誰だ?」

ソラの物語 第一部 少女の秘密

ソラの物語 第一部 少女の秘密

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-12-19

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 第一話物語の始まりへ
  2. 第二話異世界「リネーゼ」
  3. 第3話生まれ変わり
  4. 第四話 宿り
  5. 第5話老師の謎