転校生はアイドル!?13話
オレが踊り場に着くと青ざめた顔で茅ヶ崎のスマホを見ている美香がいた。
くそ、嫌な予感が当たってしまった。
「あ、木戸来たんだー。見る?この写真見よ―」
茅ヶ崎がこちらにスマホの画面を向けようとした時に
「払うからっ!だから見せないでっ!」
と美香がかなり大きめな声で言うと茅ヶ崎がスマホをポケットにしまった。
少し勝ち誇った様な顔をしていた。
「と、とりあえず説明をしてくれないか?」
「美香のアイドル写真を見せようと思ったのにねー。別にもういいやー。木戸、あんたがマネージャーをやってることもバラすよ?口止め料2万でいいよー?別に払わなくてもいいんだよ?その代わり遠いところに引っ越さなきゃいけなくなるねー」
くそっ、2万か。高いけどそれはされたら困るしな…。
「わ、分かった。払うから言うなよ?」
「交渉成立ー。早く金渡せ―」
「あんたが女狐のハルカか。うちの学校で問題起こると困るんやけど?」
この茶髪は確か「夜西奏」とか言ったな。前に美香のBL本を借りた人だったな。
「うわっ!奏が何でいるんだよっ!もういいや!帰るっ!」
というと茅ヶ崎は鞄を持ってどこかへ行ってしまった。
「大丈夫か?」
「べ、別に大丈夫だよ」
夜西は美香の頭に手を置くなり心配そうに声をかけている。こころなしか美香の顔が赤らんでる。
「木戸だっけ?あんたは大丈夫か?」
名前も覚えてないのかよ。生徒会のくせにちゃんとしろよ…。
「ん。問題ないぞ」
「はー。いいことしたなー。さ、帰るかー」
「夜西くーん。どこに帰るのかなー?家に帰るのー?それとも土に還るのー?」
「げっ!風原」
土に還るって遠回しに殺す宣言してるなー。この原田の言う通りドSそうだなー
「書類整理が終わるまで生徒会室から出さないからねー。あと、場所を教えてくれたのはうちの可愛い従妹の遥だよー」
「あのヤンキーっぽい雰囲気似てるなー」
メキッ!と踊り場の柱が鳴った。
「何か言ったかな?」
うん。笑顔だ。恐ろしいくらい殺意のある笑顔だ。この女侮れないぞ。
「い、いえ、なんでもないです」
「じゃ、戻るよー」
そういうと風原は高等部棟への階段を上り始めた。夜西は渋々ついていった。
「じゃ、木戸っ!カフェに行こうか?」
「あ、あぁ、そうだな」
やけに色々あったな。はぁ、無駄に疲れたな。
転校生はアイドル!?13話
野「完成ー。疲れたー。もうさっさとゲーセン行ってmaimaiしてくるよ」
木「勝手に行くな。それにしても、投稿がかなり遅れたな。原因は?」
野「奴隷ハーレムの作り方というのを並行して書いていたこととスランプだった」
木「次回は何をするんだ?前にぼやいてた生徒会編とか、番外編を書くのか?」
野「いや、それはまた今度になるかもー」
木「あ、謝辞を今したら?」
野「あ、読者の皆様。駄文に付き合っていただきありがとうございます。それと毎回宣伝RTしていただきありがとうございます」
木「また、次回会おう」