人それぞれ

 豊かかと 問われるならば その答
 金額多寡を 別と すりゃ
 所詮は人の 主観です。

 オタクにとっての 夢の部屋
 ほかの人には なんじゃらほい。
 あるいはどこかの 資産家が
 大枚叩いた(はたいた)腕時計
 有名ブランド リミテッド(※限定品)
 けれどもそれが どうしたの?

 何かのメジャー(※物差し)で測るなら
 上や下とかあるけれど
 そんなにしっかりしたメジャー
 果たしてこの世に あるものか。

 だからといって 嘲笑い(あざわらい)
 見下す必要 無いもので
 世に住む人は 様々(さまざま)と
 己が(おのが)見識 深めつつ
 できることなら その人の
 喜び 尊び(たっとび) いきましょう。

     <了>

人それぞれ

 最後の行は、<生きましょう><行きましょう><ゆきましょう>のどれにしても微妙な感じだったので、<いきましょう>としてあります。

人それぞれ

豊かさに関する、ちょっと優等生っぽい詩(?)です。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-12-16

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