魔法のお薬

魔法のお薬

馬鹿みたい

いや

馬鹿だね

あの人はもう私の事なんて

とっくに忘れてる

過去の傷にすらなっていない

私はあの人の中にはもう存在しない

知ってた事なのに

分かってた事なのに

事実を付きつけられると胸が苦しい

まぬけな話し

惨めな話し

恋しい気持ちは悲しみへと変わる

いっその事 繋がりを全て断ち切ってしまおうか

Skypeの中のあなたの黄色い点灯

今の時間にどこへ出かけたの?

もう そんな事を考えるのも嫌

どこかに記憶をなくすお薬ありませんか?

私の人生の全ての記憶を失っても構いません

あの人の事を忘れられるのなら

何を犠牲にしても構いません

どこかに魔法のお薬ありませんか?

魔法のお薬

救いようのない気持ち、記憶。時間が解決すると言うけれどそれまで待てない時もある。

魔法のお薬

ポエムです。一方通行な気持ち。相手の心に傷ひとつ、つけられない恋。

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-12-16

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