魔法のお薬
馬鹿みたい
いや
馬鹿だね
あの人はもう私の事なんて
とっくに忘れてる
過去の傷にすらなっていない
私はあの人の中にはもう存在しない
知ってた事なのに
分かってた事なのに
事実を付きつけられると胸が苦しい
まぬけな話し
惨めな話し
恋しい気持ちは悲しみへと変わる
いっその事 繋がりを全て断ち切ってしまおうか
Skypeの中のあなたの黄色い点灯
今の時間にどこへ出かけたの?
もう そんな事を考えるのも嫌
どこかに記憶をなくすお薬ありませんか?
私の人生の全ての記憶を失っても構いません
あの人の事を忘れられるのなら
何を犠牲にしても構いません
どこかに魔法のお薬ありませんか?
魔法のお薬
救いようのない気持ち、記憶。時間が解決すると言うけれどそれまで待てない時もある。