aitai

梓ゆい

明日会える背中の主(あるじ)浮かべ

小さな街灯の下で名前を呼ぶ・・・・。

(繋がる手。離れてゆく手。)

それは

悲しみより嬉しさの記憶を残して

「幸せになりました。」の一言を

失ったモノ達へと

送り届けてゆく・・・・。

(互いに引合う身体、互いに突き放す身体。)

抱きしめる両腕があればいいと思った日

求めるよりも

伝えることのほうが難しいと

少しずつ・少しずつ

苦しみが生まれだす・・・・。

(嘘をつけない男・嘘で塗り固めた女)

小さなひび割れが広がって

居なくなる・去り行くという絶望を

避けたいと立ち止まり

幸せを願えるようにと

静かに呼吸を重ねた・・・・。

aitai

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-12-08

Copyrighted
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