花弁に乗せて
いってらっしゃい、さようなら。
誰にも縛られずに、生きていきたい。
足の向くまま、気の向くまま、自分の好きなように生きていきたい。
受験して、好きな大学入って、卒業して、好きな会社に入社して、定年して。
のんびりゆったり、生きていきたい。
最後は自分の大好きな布団に潜って、静かに幸せに息絶えたい。
最後の最後まで、愛する君に見守っていて欲しい。
のらりくらり、生きていきたい。
死にマイナスなイメージを持つよりも、新たな命の誕生と考えようか。
こんな、自分勝手な、ヘタクソな歌を。
花弁に乗せて、どっかに飛んでって、みんなに聞いてほしい。
だから、それまで。
貴方は一緒に居てくれませんか、傍に居てくれませんか。
それなら、私は。
今、したいことを精いっぱいやりきりましょう。
生きていなくちゃできないことを。
原っぱを駆け回って、どろどろになるまで遊んで。
それを、笑って見過ごしてください。
おっと、お迎えが来たようだ。
さようなら、ゆっくり、おやすみ。
見守っていてね。
花弁に乗せて