君と。 ~2~
「君と。」 第2話!
里奈への、あまりにもイキナリのドキ展開。
里奈と海斗の初キス。
ピコピコピコピコ.
目覚まし時計が鳴った。
今日も、いつもと同じように起きる。
このうるさい、目覚まし時計で。
「ふわーっ・・・。 あぁ・・・、朝だ」
背中を伸ばし制服に着替えた。
「里奈、おはよう」
お母さんが、ココアを作ってくれていた。
「おはよう。 今日は、海斗来てないんだ。」
辺りを見回し、言った。
「今日は、来てないわよ。」
「そっかぁ~。」
朝食を済ませ、玄関げと向かった。
「お母さ~ん、行ってくるね」
「は~い 気をつけてね」
「ういっ」
テンション高いまま、玄関を出たのはいいけど・・・
なんだか、海斗の家に行くの気まずい。
ピーンポーンッ
「は~い?」
「あ、里奈です。」
「あ、里奈ちゃん? 海斗、今出させるね」
「了解ですっ」
海斗のお母さんが出た。
ちょっとは、気持ちも楽になったかも。
ガチャッ
「里奈、わりぃ。今日のんびりしすぎた」
海斗は、髪の毛がグチャグチャ。寝癖、かわいい・・・。
「全然だいじょうぶ! 海斗、ねぐせ直してこなかったの?」
「里奈に直してもらおうと思って、わざと直さなかった!」
ドキッ、ドキッ、ドキッ。
胸が苦しい。 これが、恋愛というのか・・・。
「里奈、俺の寝癖直して?」
「分かった。 じゃあ、公園よってこっ」
「ういっす」
あたしと海斗は、前の公園へと向かった。
大きい山の前のベンチに腰をかけた。
「はじめるよ?」
「おーけー」
あたしは、リュックからクシを出した。
スー、スー。 海斗の髪の毛を透き通っていく。
「里奈」
「なに?」
「キスしよ」
「え?///」
「うそだよ笑 ・・・可愛い顔。」
あたしの顔を覗き、海斗は言った。
「なっ/// かわいくないっ!」
「怒ったところも、かわうぃー!」
「んもう! もう、動かないで!」
スー、スー。 海斗の髪の毛を透き通っていく。
終わった。 か、かっこいい・・・。
「終わったよ。」
「かっこよくなった?」
「うん。めちゃくちゃカッコよくなったよ」
「里奈、こっち向いて?」
「ん?」
・・・
海斗は、あたしの口に優しく唇をつけた。
・・・、長い。
「んっ。 っふはぁ! いきなり、何するの!?」
「俺ら、カップルじゃん。 俺のこと、嫌い?」
「嫌いじゃないよ・・・。 大好きだよ!」
「愛してるよ。」
「うん・・・////」
「里奈、顔赤すぎ笑」
自分でも、分かってた。
顔から、湯気出てないかな・・・?
「んじゃ、学校いこ」
「うんっ」
あたしたちは、学校へと向かった。
続く
君と。 ~2~
また、続き書きます。