千と千尋の神隠し 二人のその後

ハクと別れて6年がたった時のお話です。

16歳


ハクと別れてもう6年

ハクは元気でやっているだろうか
今もあの一週間の出来事は忘れることはない

私は16歳になり高校生になった
今日は、高校の入学式だ

「ちひろー、入学式早々遅刻とかやめてよー」

「はーい」

電車を30分乗りこれから3年通う学校に着いた


ちひろはこの6年間で見違えるほどにきれいになり
昔は、泣き虫で弱虫だったけれど今はみんなに頼られるような強い女の子になった
思春期の男子ならほっとかないだろう



校内に足を踏み出した瞬間・・・

「「きゃあああああああ❤」」

ものすごい黄色い声を浴びている男子がいた

その方向に目をやると


「ハ・・・ク!?」


その男子は6年前より背はぐんと高く見上げてしまうほどで髪の毛は短くなり前髪もパッツンではなくなっていた
世間で言うイケメンになっていた


茫然として立ち尽くしていると

「ちひろー!!」

ハクはこちらにきずきこちらに向かってきた

「ちひろもこの学校だったのだな!よかった。」

「え・・・?ハクいつ出てこれたの・・・?」

「去年だよ、出てくるのは大変だったけどね
 早くちひろに会いたかったんだ」

「・・・っ///
 もう・・・ほんとにいきなりすぎだよ」

「なぜ泣いているのだ?」

「ハクにやっと会えたからだよ、やっと会えたね・・・ハク」

「僕もずっとちひろに会いたかった。好きだよ」

「うん、私も」



「あのー」
まだ見知らぬ人に声をかけられた

声をかけられふと我に返るといつの間にか注目を浴びていた
私は耳まで赤くなった
だけどハクと再会できただけで今はそれだけでいい


ハク、大好きだよ

千と千尋の神隠し 二人のその後

千と千尋の神隠し 二人のその後

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-11-21

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