魔女と人間死のゲーム・始まりの日

魔女と人間死のゲーム・始まりの日

ザザーーーーーーーーーー・・・ン・・・
この日も、海の波音が鳴り響いていた。
「うっわーーーーっ!!綺麗!!こんなところに止まっていいの?」
一人の女子生徒が言うと、まわりにいた女子生徒も、
「だよねー!家のパソコンで、写真は見たけど、写真よりキレー!!うちら、チョーラッキーじゃん!」
ほかの女子生徒も、だよねー、ラッキーと言っていた。
男子生徒は、でっけーとこ!ラッキーじゃね?おれら。などといっていた。
この日の夜十二時を過ぎるまでは・・・
「おおっ!!部屋割り、一部屋、三人までだってよ。」
と、男子生徒が言うと、女子生徒が、
えーーーっそれじゃあ、ほとんど、部屋ちがうじゃんかー。
と口々に言っていると、
一人の女子生徒が、
「あっ・・・。みんな・・・七人部屋があるよ・・・?七人部屋なら、部屋も隣だし・・・。
どうかな?」
か細い声でみんなに知らせたのは、福山 千秋である。
福山 千秋は、かわいくて・男子にモテるというのを理由に、女子からイジメを受けている。
千秋がいうとみんな一斉にシーンとなった。
すると、
「・・・ぷぷっ、あんたなにシケさせてんの?」
女子生徒のボス 菅野 美紀がいった。
美紀は、ニヤッとして、
「いいこと思いついちゃった!女子全員で、十五人でしょぉ みんなが七人部屋に行きたいなら、一人だけ入れないわぁ
だから千秋!!お前が行けばいーんジャン。
私って、我ながらさえてるわー!!あははははは・・・」
まわりの女子生徒たちも、あはははははは・・・と笑い始めた。
そういうことぉ。さすが、美紀!!などと言って、笑っていた。
すると、男子生徒のボスが、
「おいっまだ、福山をイジメてたのかよ!もうやめろよ!!」
男子生徒のボスが言い終わると、続けるかのようにほかの男子生徒も、
そっそーだよ!!もっもうやめろよ!などと言い始めた。
すると、女子生徒のボスは、チッと舌打ちをして、千秋にこそっと何かを言って、
七人部屋に入っていった。
女ボスは、こう言った・・・
 
 夜の十二時に、ロビーに来い。

千秋は怖くて倒れそうになったが、必死に耐えた。
 

魔女と人間死のゲーム・始まりの日

まだまだ続きますので、よろしくお願いします。

魔女と人間死のゲーム・始まりの日

  • 小説
  • 掌編
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2010-12-12

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