『 機械と老人 』

熊亀

しなやかな肢体。
軽やかな動き。
心音、呼吸音。

「お前が機械であることを、偶に忘れてしまうよ」

張り巡らされたチューブ。
固定された体。
電子音、機械音。

「私もご主人様が人間であることを、偶に忘れてしまいます」

孤島の大きな屋敷。
二人だけの屋敷。
……美しい機械と偏屈な老人、二人だけの屋敷。

『 機械と老人 』

『 機械と老人 』

極短小説。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-11-06

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