大切な…

天使


賑わう街並み
平凡な毎日を過ごす人々
時を奔走する社会の波

純粋な心で戯れる今
夢へと繋げる為の未来

感情に流される悔しさ
そんな自分に苛立ちを覚えて
それでも前を向いて歩き出す

寂しさに震えては泣き
心の内側は孤独と暗闇の中

助けを求める声に
人は冷たい視線を送る
とめどなく沸き立つ激情

自分は独りだと嘆き
本能のままに苦しみ喘ぐ

絶望と言う名の淵で
君はこんな自分を見つける
木漏れ日の淡い光の下で

幸せそうな笑顔と共に
良かったと微笑む君の眩しさは
まるで天使のようだ

日常の中の天使に
出会い触れ合えた事

忘れた時間の中で呟く
精一杯のありがとう

大切な…

大切な…

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-10-17

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