少女と明日の僕
A・プロローグ
僕は唖然とその場に立ち尽くした。
「嘘だろ・・・」
血のにおいが鼻を突きむせ返る。
現実から逃げるように、一、二歩後ずさりした
「うっ・・」
血だまりを踏み足を止める。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A・プロローグ
僕は唖然とその場に立ち尽くした。
「嘘だろ・・・」
血のにおいが鼻を突きむせ返る。
現実から逃げるように、一、二歩後ずさりした
「うっ・・」
血だまりを踏み足を止める。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
B
心地よい朝、なにかいい事が置きそうだ
まだ少し寒さも残る季節だが、いい寝起きだ。
今は春、高校にも無事合格し入学を終え、一週間ほど経った日のことである
調子よく朝食を食べ準備をし僕は玄関をくぐり
学校へ向かった。
「よお」
交差点の信号を自転車で待っていると
同じクラスの友達に声をかけられた。
「ん、おはよ~」
軽く手を上げ挨拶する、と
「自転車乗せてくれよ」
と、僕の自転車の後ろの座席を指差してそう言い出した。
「え、いいけど、どうしてだ?」
嫌ではなかったがいつも自転車で来ているこいつが
徒歩で来た理由が普通に気になった。
「あ、昨日塾帰りにパンクしやがった」
と、残念そうに答えた。
「そうか、・・まあ乗れよ」
中学校からの旧友ということもあり駅まで共にすることになった。
旅は道連れって言うしね、旅じゃないけどw
友達が後ろにまたがったときちょうど信号が青になった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A
青い空は見えず、かわりに見えるのは
赤く染まった天井だけ、たまに液体が落ちてくる。
「・・・ふふっ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
B
先生や警察に見つからないように友達は周りに気を配っている
「大丈夫だろ」
前を向いたままつぶやいた。
「そうか?朝から警察はあまりいないと思うが、先生はいるかも」
「まあな」と、他愛無い話をしていると大きな建物が見えてきて
町の中心の市駅に到着した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A
「ふふ・・、こんなの嘘だ。嘘に決まっている」
誰も答えない
「悪い夢だきっと、うん」
誰も答えてくれない
「もうすぐ朝で、朝食のにおいが・・・」
・・・・・・・・・・
「嘘・・・あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははっははははははっははははははははははははあはははははははははははははははは
ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっははははははははははははあは
ははははははははははっはあは、あはは、はっはっは・・・」
まもなく、体のバランスを失い倒れるとき
「・・・嘘じゃないんだよ」
と、人の声
そのまま、僕はその場に倒れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
B
駅に着いた僕らは、電車が来るのを待っていた。
ついでにこの駅は茶色のレンガのようなもので出来ていて
中には小さなスーパーや、大手ファーストフード店などが入っており
電車に用が無くても来れるような場所になっている
駅周辺には商店街があるが最近はシャッター通りになってきてしまっている。
しかし少しはなれたところには、アニ○イトや、同人誌を売っているところが(とら○あなではありませんよw)
あり、数年前まではピロ○というカード屋にヴァイ○シュヴァル○を、買いに行っていた。
ついでにゼロ使デッキだったww
自分のイヤホンから音が聞こえる『♪~ミクにしてやんよ♪』
「帰りにアーケードやりに行こうぜ」
と、友達「え~、とわいやん」と、僕
「MQ久しぶりに行きたいからさ~」
「じゃあ、一回帰ってからだな」しかたない、まあ、自分もしたいゲームあったしw
「おk~」
そしてまもなく電車が来た。
(ここではじめにつながる)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
AB・一章
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・
「おきて」・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
「・・おきて」
「・・・・・・」
朝か?もう少し寝てたかった・・・・・
ん?誰の声だ?母の声じゃなく
もっと、女の子らしい声が僕を起こそうとしている。
だれ?
そんな、毎朝起こしてくれるような幼馴染の、女の子もいないし
姉も妹もいない、それとも生き別れの妹か!?
・・・・・・・・・自分のむなしい思考を打ち切り
顔を上げた
ゴンッ
「いてぇっ」「いたいっ」
「・・・・・・ん」
目を開けると女の子がおでこをこすっていた
「あ・・・ごめん」
あまり自分の状況が理解できていないが、とにかく謝った
「おきた?」
「ううん」
「・・・起きてる」
「うん」
おでこをこすっている姿が実はかわいかった。うん萌えた、萌えた
で、ちょっといじめたくなってしまった、このドS!と、自分をしかるw
木でできた小屋らしきところの
掛け布団も無い簡素なベットに僕は横たわっていた。
しかしあまり生活感を感じなかった。
「大丈夫?」
ボーっとしていた僕に少女は話しかけた
少女の特徴は、水色のショートカットで一部をゴムで結び
ピンで留めたかんじの、髪型で黄土色のコートに
ひざ下まで伸びるスカートだった。
「ん、あぁ・・・・で、僕は何でこんなところにいるんだ?」
「倒れてた」
「え・・」
「電車の中で」
「あっ・・」
「他人の血まみれで」
「そ、そうだった・・・・」
「大丈夫?」
「今度は大丈夫・・・じゃない」
電車、血、ナイフ、金槌、拳、
血、天井、友達、血、血、血、
血、血、血、血だまり、血まみれ、あと・・・『・・・嘘じゃないんだよ』と、言う声。
「うわぁぁぁっ!」
僕は混乱して、騒ぎ出した
「嘘だ、そんなこと無かった!まだ夢だ!そうだ、わるいゆ・・」
少女は、僕の左の頬に触れ、
右の頬に自分の口でやさしく触れた。
まあ、キスされたのだ
「え」
「本当に嘘じゃないんだよ」
子どもをあやす母のような口調で耳元でつぶやいた
「母が私が怖がっている時や不安な気持ちのとき、よくしてくれたんだ」
・・・・その寂しそうな目を見て、少女の母親はもうこの世にはいないことを悟った。
「ちょっと恥ずかしいけど・・・」
と、顔を赤くする、その顔と言葉で僕は正気に戻る。
そして、かわいいw
「ありがとう」
僕は素直に感謝の気持ちを述べた
「君、名前は?」
「私は○○」
※(思いつかなかったので、読んでくれているあなたの、
好きな人の名前でも入れておいてください
片思いの人でも彼女でも元カノでも、奥さんでも、
性別もとやかく言いません、ご想像にお任せしますしかし、
○○では可愛げが無いのでここでは未来〔みく〕にします)
「未来(ミク)よろしく」
と、手を差し出した。これから彼女と共に何か重要なことを
しなくてはいけないということも悟った。
「うん」
握手を交わし彼女は会ってから始めて笑った。
「僕より小さい子が、頑張っているのに僕が現実から逃げていたらだめだな、うん」
と、言い聞かせるように小さくつぶやいた・・・・が
※(未来、僕、と交互に読む)
「小さい子?」
「え」
「聞こえてた?」
「なにが?」
「え」
「なにが、小さいの?」
「それは・・・」
「もしかして、年下と思ってる?」
「え、違うの?」
未来はコートのポケットから何か取り出した
『○○高校一年四組 賀古 未来(かこ みらい)』
「・・・高一?」
「・・・」未来は首で肯定する
「○○高校?」
「・・・」首で肯定する
「四組?」
「・・・」略
「え、ええっ!」
驚いたのには理由がある、
『○○高校一年四組 ○○ ○○』
※(こちらも自分の名前などを入れてください
親友や友達や兄弟、自作キャラクターの名前でも全然かまいません
ここでは、一人称では僕、他からは名指しでは呼ばれません)
「同じ学校の同じクラスだ・・・全然知らなかった」
「まあ、仕方ないよね・・」
拗ねたかな?拗ねた・・・かぁいいw
ちょっと不機嫌になってしまった、少しほって置こうと思い
小屋の玄関に手をかけたとき・・・
「だめっ!」
「えっ」
「殺される」
「な、なにに?」
「町の人」
「え、なんで?」
「なんでも!」
「どういうこと?」
「説明する、すわって」
先ほどまでいた、ベットを指差した。
「わかった」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・・なるほど、未来の話をまとめるとバイオハ○ードや、
学園黙○録の、縮小版が起こっているそうだ。
つまり、一部の人が何らかの影響で狂い敵味方の区別どころが
自我すら失い、暴れまわっているそうだ。
自我を失い狂った人を、ここからは未来の呼び方を使い、“人”と呼ぶ
僕が見たのも、数人かの“人”が、
暴れだし一般人が参戦しておきた無残な結末だった、と彼女は言う。
“人”は、元より素早くなったりとろくなったり、強くなったり弱くもならない。
つまり、能力的な違いは無いのだがなにしろ、遠慮なんていう感情は微塵も残っていないだろうし、
自分の肉体の破損も気にしないだろう。だから、結果的には強い。
今、“人”は約20数人、噛まれて感染してその人が、“人”になることは無いらしい。
「これを」
未来から渡されたものは、あまり、どころがまったく見覚えが無い物騒なものだった。
「・・・銃?」
「AK-47、あいにく銃は今はこれが二つしかないの」
「二つしかって、二つも、だろ」
「ん、そうかも」
「これで“人”のここを狙う」
トントンと、自分の胸の辺りを軽くたたく
「胸?」
「・・・心臓」
「僕に人を殺せというのか?」
そんなの無理だ、万引き一つ出来ない(出来なくていいけど)
僕が、殺人犯になれなんて・・・
「残念ながら・・」
心底残念そうに答える
「そんな・・・」
「もう一つ、あれは人じゃない“人”だよ」
「・・・どう違うの?」
あきれたような声が出てしまった
「・・・もう死んでる」
「そうなの?」
「じつは、“人”の私物から名前や住所などの個人情報が分かったの」
「え」
「1978年5月9日生まれ、2005年近畿鉄道爆破事件により死亡」
未来は携帯の画面を見ながら、感情無く言った
続けて
「死亡年数とかは、私の友達が調べてくれた」
さらに続けて
「1963年1月27日生まれ、2005年近畿電車爆破事件により死亡」
「1997年11月4日生まれ、2005年近畿電車爆破事件により死亡」
「1985年8月9日生まれ、同じく・・・2005年近畿電車爆破事件により死亡」
「うっ」
顔が青ざめる感じが分かった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕の持ち物・AK-47、弾薬2つ、携帯電話、学校カバン(教材、ノート、弁当)
未来の持ち物・AK-47、弾薬2つ、携帯電話、ナイフ、かばん(?)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あっ、」
「どうしたの?」
「そういえば、あいつ・・・」
「誰?」
「友達だ、一緒に電車に乗った。」
「・・・きっと大丈夫だよ、ほぼ全滅したのはあなたの乗っていた車両だけ」
「でも、他の車両でも死んだ人がいるのだろう?」
「うん」
僕がおきたのは夕方の5時だった、そこから未来と話しているとあっという間に夜が来ていた。
この小屋から動くのは明日の朝ということに決まり、それまで暇していた。
「・・・・おなかすいた」
「え」
未来がいきなりつぶやいた。
「・・たしかに」
そういえば自分も朝から何も食べていない。
未来はメンテナンス中だったAKー47を机の上に置き。自分のカバンをあさりはじめた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「おなかすいたよ・・・」
何も無かったらしいw
「あっ、そういえば弁当持ってる」
「えっ!」
「・・・・近い」
「あ、///」
弁当の存在をつぶやいた瞬間、未来が目と鼻の先に寄ってきた。
「えっと・・・た、たべる?」「うん!」
おぉ、即答wそんなに首を上下しなくてもいいのに、あぁもう、かわいいなw
その後二人で弁当を分けて食べた、(未来:僕=7:3)・・・僕の弁当なのに。
‐ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‐
|⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒一章終わり⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒|
‐ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‐
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・二章
朝は、必ずやって来る。
明日は必ずやって来る。
「もう朝か」
緊張してあまり眠れなかった
「ま、まって、コッチ見ちゃダメ!」
「え?」
「布団かぶっといて」布団といっても布切れだがw
・・・あ、着替え中か
・・・・・・・・・ちぇっ
・・・・・・・・・・・・
////・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・////
・・・・・・・・・長いな
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
「もういいよ」
「おk」
布団から顔を出すと・・・
黒のワンピースに身を包んだ未来がいた。
てっきり、迷彩服でも着るのかと思っていただけに、余計に可愛く感じられた。
そして、彼女の右手にはAK-47が握られていた。
。。昨日。。
「銃なんて使えるかな」
「大丈夫、 の少年兵でも一日訓練で使える」
説明
wikiより引用
未来は上のwikiより引用のところを、すべて説明してくれた。
少し僕はまた、未来に見とれていた
「ヵヮィィ///・・・」
つい口に出してしまった。
「・・・えっ」
「いや、なんにもない」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とても怖かった、でも未来もいてくれた。
この事件に挑むのには理由があった。
『近畿鉄道爆破事件』
・2005年1月5日
・とある電車は午後7時頃ジャックされた
・時間内に犯人の要望をかなえることが出来ず、痺れを切らし爆破
・犯人の要望は、金ではなく、物品でもなかったらしい
・しかしそれが何だったのかは分かっていない
・ただの自爆テロとも考えられる
・死者34人・重症1人
死亡者34人の中に、未来の両親がいたそうだ。
そしてもう一つ驚くべきことが、電車内で“人”が、暴れたくさんの死者が出たことは
ニュース、新聞どころが、インターネット内でもそのようなことが起きた事実は書かれていない。
未来が僕をここまで運んできたのは、あの車両で一人生き残っていたかららしい。
そして、僕が乗った6両目は存在せず、元から5両編成ということになっているそうだ。
いまだ、“人”のような奴らが潜伏していることは誰も知らない。
といって、誰も信じてくれない、つまり、僕らがやるしかないのだ。
「行こう」
「・・・あぁ」
僕たちは小屋から出た・・・
「きゃああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああっ」
小屋の周りに“人”“人”二体
まさしく今、未来に襲い掛かるところだった
「み、未来っ!」
僕が銃を構えようとしたとき
ドン!・・・鈍器のような音、何の音だ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「!!!!!!!!!!!」
と、声にならない未来の声
そのまま、僕はその場に倒れた。
『いた*・・・バ*ト?未来が、**わ*て、******』
「っ!!!!!!!!!!」
僕は小屋の前で倒れ動かなくなった。
未来は掴みかかってきた“人”を振りほどこうと足掻くが、
大人の力にはJKでは敵わず押し倒されてしまう。
「・・・んっ」
「・・・・・・・・」僕は動かない
マウンドポジションで、未来は頬を一発殴られる。
「いたっ!」
「・・・・・・・・」“人”も、なにも言わない
「このっ!」暴れるが、両手を押さえられ逃げれない。
“人”は、未来の胸に手を伸ばした
「っ!!////」
「あ、やめてっ、助けてっ!!!」
銃声
・・・・・・
銃声銃声銃声銃声
僕は目覚めた、普通に別に天の声も聞こえなかったし
誰かのテレパシーも聞こえなかった。
ただ・・・失神から目覚めただけである。
「あ・・・」
未来はこちらを見て泣き出しかけた。
先ほどの連射で一人は倒したがもう一体が
僕に襲い掛かってきた。
そして
反射的に
「柔道、黒帯なめんなよっ!」
と、“人”を投げ飛ばし
側までより、心臓めがけて銃を放った。
「「助かった・・・」」
二人口をそろえて言った。
「・・・・今日は帰るか」
と、僕は未来に優しく言った
「うん・・・」
未来も疲れているようだった。
「帰るといっても、すでに家の前だけどなw」
「ふふ、そうだね・・・」
「なぁ、未来」
「・・・・・・・・・」
「寝たのか?」
ちいさな寝息が聞こえてきた。
たったの15分のことだったが
未来は精神的に疲れたのだろう。
僕は優しく、未来を抱きかかえて小屋に入り
ベットの上に未来を寝かした。
「・・・・つかれた」
僕は一人つぶやいた
ふと、未来のカバンが目に入った
それをとり、中身を開けた
別に悪意や、いやらしい思いは無かった
ただ、大きな荷物だったので何が入っているのかと思っただけだった
「・・・あ」
僕が見つけたのは、未来と今はもうこの世にいない母親と父親らしき人が写った写真だった
他にはナイフや小説(ラノベ・涼○ハル○の憂鬱~驚愕(後)まで)・・・名作だな
「・・・・未来」
「小さいときも可愛いな・・・」
・・・・このロリコン
と、自分をしかる。
・・・でも、同じ年だし
べ、別に性的に求めているわけでもないし・・・
うーん、求めてない・・・のか?
・・・・・・・・・・・・・・
もちろん他のことも思った。
僕も未来も寝静まった頃
プルルルルルル、プルルルルルル、ただいま電話に出ることの出来ない状態か、電源が切られ・・・ザーーーー
・・・この電話番号は現在使われていません、電話番号をご確認のうえ再度、発信してください・・・
<<<<<<<<<<<<<<<<>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>二章終わり<<<<<<<<<<<<<
<<<<<<<<<<<<<<<>>>>>>>>>>>>>>>>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝になったが特にすることも無く、注意し僕だけ散歩に行ったりした
そしてあっという間に夜。
「とにかく、死体が動いていることには変わりは無いね」
と、僕。
今は小屋でこれからについて未来と話し合いをしているところだ
「うん、いずれもあの事件の死亡者」
「つまり、初めは“人”は34人いたんだな」
「そう、でもあなたの乗っていた車両で12人ほど死んだ」
「もう死んでるけどね」
僕は机の前の椅子、未来はベットの上に座っている。
「あと、あなたが2体倒した」
「そうだったな」
無我夢中だった、あまり覚えていない。
「つまり、残りは20人ってところか・・・・なぁ未来」
「え、な、なに?」
「ん?どうした?そんなにあわてて」
「別にっ」
「・・・・?」
少しの沈黙が流れた
「そういえば、明日全面戦争を“人”にしかける」
今思いついたように唐突に言い出した
「えっ!!」
「もしかして怖い?準備できてないの?」
初めて未来が僕をからかうような事を言ってきた、それだけ信頼されてきたということか。
「いや・・・未来は大丈夫なの?昨日も怖い目にあったでしょ」
本気でそう思った
「・・・心配してくれるの?」
「うん」
ハッキリと答えた
「・・・・///」
「・・・・・・」略
「私は大丈夫」
「本当に?」
「・・・うん!」
未来も力強くハッキリと答えた
「そっか、未来は強いな」
「え・・」
「僕は怖いや」
本音を語ってみることに↓。
「あいつらは、僕らを本気で殺す気だ、それなのに僕はまだ銃を撃つことに抵抗がある」
「でも昨日撃ってた」
「それはっ!・・・・・・・・
・・・・・いや、なんでもない」
僕は机に顔を伏せた
「ねぇ」
未来が側によってきたみたいだ
「・・・・・・」
「ねぇ・・・」
「・・・・・・」
「顔上げて」
「・・・・ふぅ」
と、ため息をつきながら顔を上げた
すると
「ん」
「え」
頬にぬくもりを感じた
未来が手と口を離した後も少しぬくもりが残った。
「お、おやすみ/////」
あれは、反則だろ
朝・・・
外は少し雲が多めの空だった
「出発の前にあなたに、頼みがあるの」
「・・・・なに?」
未来は真剣な目をしていた
「私の母と父を殺して」
「えっ・・・」
「もう死んでるといえ、親に銃を向けることは私には出来ない」
未来はうつむいた
そりゃそうだ、僕も自分の親に銃を向けろといわれても出来ない
だから、僕は、重みを感じながら
「わかった」
と、答えた。
そして、僕は口を開いた。
先に言って別に、愛の告白とかではない
「僕からもお願いがある」
「え・・・・」
僕も真剣な顔をした
今言うべきこと、今しかいえないこと
「僕の兄も殺してくれ」
「えっ・・・・・」
未来は大きく目を見開いた
「実は・・・あの事件の被害者の中に、僕の兄がいるんだ」
「あなたも・・・家族が?」
「そう」
兄が巻き込まれた時流した涙は、もう数年前に彼果てた
一週間泣き続けた記憶がある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれは僕が10歳くらいのことだった
兄も電車で高校に通っていた。
その日も空は曇っていた。
僕は一足先に小学校へ着いていた。
一時間目の生活が始まって10分ほど経ったとき
爆発した。
何の前触れも無かった。
大切な人が死ぬ時は何か直感的に分かると思っていたが
まったく持って皆無だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「そうなの・・・」
「・・・・同じ境遇のものどうし頑張ろう!」
僕の顔にもう悲しそうな表情は無かった
「・・・・うん!」
「行こう」
「うん」
僕達は森に向かった
その少し前
僕は家に電話をかけた
すると
『どなたですか』
「え、いや俺」
『は?』
「え、息子の・・・」
『うちは子どもはいませんが?』
「っ!?」
「俺だぞ俺!」
『最近流行のオレオレ詐欺ですか?通報しますよ!』
「・・・・・・」
それ以上何もいえなくなった僕は電話を切った
電話番号も合っている、名前も僕の苗字と一緒、
つまり、僕はこの世には存在しないことになっていた。
そして、未来も。
この世界で僕のことを知るのは未来だけとなってしまった。
そして、逆に未来のことを知っている人も僕だけとなってしまった。
「まず、“人”全滅させよう、それからだ、考えるのは。」
「・・・わ、わかった」
“人”は、森に潜伏している、一度子や周辺でやられているからか
小屋の近くにいる。おそらくすぐ目に付くほど近くにいるだろう。
だから・・・
銃声
木の陰に隠れていた“人”を、未来の銃弾が捕らえた。
一人
銃声
僕も続く
二人
三人
四人
五人
つぎつぎと倒れていく“人”
未来と僕のコンビネーションも完璧だ。
息が合ってきた。
十人
十二人
十四人
後、約六体
「あっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「?」
「お母さん・・・お父さん・・・・・」
「・・・・あれか・・・」
中年の男女が木の陰から現れた
僕は黙って
静かに
未来の目に自分の手で
隠し目隠しにする
「ん」
吐息が聞こえる
銃声銃声銃声、銃声
後、4体
「・・・・・・」
「行こう」
ふらついた未来をお姫様だっこして走り出した。
「・・・・・・」
未来は何も喋らない。
走る走る
「未来」
「ん・・・・・・」
未来の目から手を離したが、未来は目を開けない。
「・・・・ん」
「・・・え」
僕は未来の頬にキスした。
すると、未来は僕に抱きついてきた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん」
泣いてる・・・
未来の頭を僕は撫でた。
そのとき、1体の“人”が、近づいてきた
『・・・・じゃまするな、じゃまするなじゃまするなじゃまするなじゃまするなじゃまするなじゃまするなじゃまするなじゃまするな
じゃまするなじゃまするなじゃまするなじゃまするなじゃまするなじゃまするなじゃまするなじゃまするなぁ!!!!!!!!!!』
僕は生涯で一番怖い顔をした。・・・・まだこれからのことは分からないけど
僕は未来を地面に降ろし、銃を持ってることも忘れ、こぶしで殴りかかった
ワンツーパンチで体制を崩した後、得意の投げ技をかけ木に激突させた
「じゅ、銃を使って」
と、ひるんでいる“人”に未来は数発銃弾を放った
その後、
未来は僕にAK-47を差し出す
それを受け取り、一人戦った
後、二人
一人
そして――――
「終わったよ」
残りの四体はあっという間だった
「・・・うん」
未来は僕がおろしたところに座っている。
「ねえ、・・・・あなたのお兄さんはいたの?」
気まずそうに聞いてくる
「いたよ」
「・・・・・・・・」
「大丈夫そんな顔すんなって」
「・・・そうだね」
「笑ってるほうが可愛いぞ」
「え」
はぐらさなかった
「未来は笑ってるほうが可愛いぞ」
「・・・ふふっ、ありがとっ」
ワンツーパンチの後木に投げ飛ばしたのが僕の兄だった
僕も銃を向けることは出来なかったが、
やらなくてはやられていた。
「小屋に戻ろうか」
「・・(コク)」
うなずく未来。
帰ると未来はすぐ寝てしまった。
僕はこっそり小屋を抜けてある場所に向かった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「なつかしいな・・・3、4日しかたってないのに」
僕は待った
30分くらい経ったとき
目の前の家から、一人の見覚えのありすぎる女の人が出てきた
その女の人は家の鍵を閉めると、車に乗ろうとした
「すいません」
「はい?」
僕はその人に声をかけた
「ここら辺にコンビニってありますか?」
「あ・・・その角を曲がって大通りに出ると少し道なりに進んでください、そこにコンビニがあります。」
ジェスチャー視ながら教えてくれた
「あ、はい。ありがとうございます」
僕は頭を下げた
「どういたしまして」
「では」
と、いい僕は、形だけ教えてもらったほうの道に向かった
『・・・やっぱり、あいつらを全滅させても何も変わらなかったみたいだ
うすうす予想はしていたが、これでハッキリした。あとは、最後に・・・』
・エピローグ
僕は小屋に帰ってきた
「あっ!どこいってたの!も~」
玄関を開けるとすぐに、未来が寄ってきた
「ふふ、ごめん」
と、頭をなでてやる
「なあ、未来これからも一緒に暮らそう」
真剣な顔を僕はした
「うん!」
元気良く返事する未来
「未来・・・」
「んっ・・・」
僕は未来の口に自分のそれを押し当てた。
「ふふっ///」
顔を赤くしながら笑っている
そしてもう一度キスをした。
僕らは違う町に移り住みこっそりと暮らし続けた
別に戸籍など無くても、仕事も出来るし買い物も出来る
でも、ならべく人目は避け、二人で生活した。
言い忘れていたが未来は近畿電車爆破事件で両親を失っていて
親戚も連絡がつかなかったのでずっと保護施設にいた
そしていつも暇だった未来はネットサーフィンしまくった(ヲタw)
で、密売の銃を買えてしまったのが2年前。
保護金が出ていて多少のお金はあったし、施設ではご飯も出た
実は未来は実は追われている身だった、施設内の子どもに
AK-47の存在がばれてしまった。
未来は施設をこっそり逃げ出した、そしてどこか遠いところ
と、思い電車に乗った。
そこで“人”と僕とであった。
いまさらながら“人”の中に、僕と一緒に電車に乗った友達がいた。自分で倒した。
「ふわぁ~」
朝心地よい朝だ。
横には未来が寝ている
未来の頬をツンツンと、つついた
・・・やわらかい
「んっ・・・」
「おっと・・・」
起こしてしまったみたいだ
「ふふふっ」
僕と目が合って笑う
永遠に咲き誇って欲しい僕らが描いた二人の世界を・・・(←パクリ)
なんて、考えるw
『さてと七年後が楽しみだ、いつまで人間はこやつらに勝ち続けるかな・・・』
なんてねww
( ..)φメモメモ ζENDψ φ(..)メモメモ
少女と明日の僕
ここまで読んでくださいましてありがとうございます。
この物語は、実際の事件や人物とは、全く関係ありません。
この物語はフィクションです。
ここまで読んでくださいましてありがとうございます。
もう、感無量です。ありがとうございました!!!!