ENCYCLOPEDIA Universe of Spirit of Eternity Sword

ENCYCLOPEDIA Universe of Spirit of Eternity Sword

高瀬版。永遠神剣宇宙のメモ。

思いついた時に追加していく予定。

サイトにできたらいいんですが、とりあえずはテキストレベルで……。

ただし【多大なるネタバレ】が入っています。アセリア、ナルカナ未プレイの方は気をつけてください。

A.始めに……

A.始めに……

 このテキストは、色々な質問が寄せられた部分に対して『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』シリーズなどでは答えきれない箇所を補足することを目的としています。

 簡単に言えば『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』シリーズを刊行するサークル「でっかい剣が好き」の宣伝と告知+情報の一部開示を目的としています。

 なお、ここでの設定は「原案・高瀬奈緒文」の個人的設定でありオフィシャルのものではありません。ご了承ください。二次創作と考えてください。


 このサイトは設定に関する質問の部分に対する解答と、新規キャラクターなどの紹介などで構成されています。突然、驚きの設定が出てくることもありますのでよろしくお願いします。

 また設定が「高瀬版」に整理されることで、多人数が関わった設定が一部、修正・改造される部分もあります。その部分は「矛盾」とせず「修正」と捉えてください。

 設定破壊と感じる方も多いと思いますが、むしろ元来の設定を開示しています。

 あとかなり初期から考えられていた設定が突然出てきて面食らう部分があると思いますがご容赦ください。基本的にはエピソード「イシリアル・イデア・オーバーライド(仮)」を考えていた時点で以下のベース設定は決められていました。最も初期に考えられたキャラクターは『虹』の倉橋聖と、『時詠』の倉橋時深、犬神の綺羅です。

 アセリアたちのキャラクター設定はかなり後だったりします。


 またリンクなどが張られてない簡易なテキストなので頑張って読み解いてください(いい加減)。

 頑張ってまともな文章にしていく予定なのでよろしくお願いいたします。

B.世界観に対する質問と回答のまとめ

B.世界観に対する質問と回答のまとめ

【神剣宇宙全般の考え方について】


 神剣(マナ・ナル)宇宙は、『時間樹』が無限に浮かぶ『上位宇宙(アッパー・ユニヴァース)』を示してします。『中位宇宙・時間樹(タイム・ツリー)』が存在しています。時間樹には、無数のマナによって構築された『下位宇宙・分枝世界(ブランチ・ワールド)』が大量に存在します。

 『エターナル』という存在は、時間樹間を移動することをできます。これを『渡り』と言います。ただし、これを行うと、時間樹に記録された『ログ領域』から存在情報が抹消されるため、その時間樹に存在している全てから『忘却』されます。存在情報は基本的にひとつであるため、移動するとそちらの時間樹に移動してしまうのです。戸籍のようなものです。

 ただし例外的にエターナル同士では、『忘却』は発生しません。なぜならエターナルの存在情報は、時間樹ではなく、神剣(ナル・マナ)宇宙のログ情報で管理されているからです。そのため、エターナルの因子を与えられた準エターナル(名称変更の可能性アリ)は、エターナルになった存在を忘却することはありません。上位宇宙のログ情報にアクセスして、『思い出す』ことになります。


 すべての根幹にある考え方で、この神剣宇宙においては、『概念情報(イシリアル・イデア)』がまず先にあります。これはログ領域とリンクしていて、情報管理しています。エターナルや『エトランジェ』などは、宇宙を移動した時点で、肉体が全て情報化され『器』と『意志』と『力』になります。そして時間樹などに入った段階で、ログ領域にある、各情報から、マナ(ナル)配列が決定し、現実世界で『マナ存在として顕現』します。

 一度、ログ領域に管理され、マナ(ナル)存在になってしまった者は、もう現実世界に記憶を失って戻ったとしても、肉体は普通の人間とは異なります。本人にはその自覚はありません。そのため死亡した時、『マナの霧となって光と消える』ことになります。


 『概念情報→マナ配列化→配列から顕現』これがマナ存在の出現の流れとなります。



【永遠神剣とはそもそも何か?】


 この疑問を持っている方は大量にいると思います。永遠神剣とは簡単に言えば「意志を持った剣」です。ただし「どのような意志の指向性を持っているか」はその永遠神剣を発生させた存在によって異なります。

 簡単に説明すると、『永遠のアセリア』においては『再生』が、四神剣(『求め』『誓い』『因果』『空虚』)は互いが戦い合い、『世界』を完成させるために、スピリットたちが戦い合わせるために生み出されています。そのため、戦いを強烈に強いてきます。

 『聖なるかな』の望たちが持つ永遠神剣は、北天神・南天神の繰り返される転生を、護り導くための存在としてサポート役として登場します。時間樹エト・カ・リファを作り出したエト・カ・リファによるルール付けで、『神獣』の姿を持っています。様々な形で助けるので、むしろ「戦わせる」というより「護る」存在です。


 永遠神剣には『位』と『銘』があり、基本的には『第一位』~『第十位』まで存在しています。例外的に『天位』『地位』『鞘』というものが未確認ですが、あると言われています。

 基本的には位が高い神剣ほど強い傾向があります。ただし、神剣と持ち手のシンクロが高ければ高いほど能力は変化します。『永遠のアセリア』に登場したヘリオン・ブラックスピリットなどは、第九位ながら、シンクロ率の上限が超絶といってほどだったため、永遠戦争後期から、王獣戦争にかけて凄まじい強さを発揮するようになっていきます。

 ただ基本的には、『位』の壁を越えることは極めて難しく、高い位の神剣に低い位の神剣が勝つのは難しいです。


 第三位以上の神剣と契約を行うと、エターナル(永遠者)と呼ばれる、不老不死に近い存在となります。時間樹を渡り歩き、無限の時間の戦いに身を置くことになります。エターナルの一位神剣と、三位神剣の強さの差はさらに広がっていきます。


 ただしこれがエターナル同士の時間樹内の戦いとなると話は変わってきます。時間樹内ではマナの制限があるため、いくら膨大なマナを内包する一位神剣を持っていたとしても、絶対的に勝てるとは限りません。戦闘技術・戦闘経験・戦術などで戦いが決まることが多いです。


 永遠神剣はどこからやってきたか?これに関してはまだ謎です。

 永遠神剣が先に存在するのか、概念情報が永遠神剣というものを何らかの目的で生み出したのか、それともより上位な存在として過程されている(オーバーロード)がもたらしたものなのかは解りません。


 あと特殊な神剣の例として『求め』などに代表される『召喚可能永遠神剣』というものがあります。これは持ち手を他の宇宙から、条件にマッチングする者を召喚する力を持つ剣です。『エトランジェ』などはほぼこれらの神剣を持っています。

 王獣戦争前に、ヘリオンが手に入れた、まだ目覚めていない『召喚可能永遠神剣』・第五位『希望』も同じです。



【永遠神剣における天位系統と地位系統と鞘について】


 永遠神剣には系統があります。天位系統とは主にマナ存在の永遠神剣です。マナで構成されています。逆に地位系統神剣とはナルで構成されています。マナにとって、ナルは天敵です。ナル宇宙の神剣が浸食してきたら、マナ宇宙は危機となるでしょう。

 天位神剣である『永劫』は現在は『永遠』となって眠っています。『永遠』は永遠のアセリアが所持しています。ただ本人も永遠もそのことを知りません。地位神剣である『刹那』は何かを知っているようです。地位系統神剣の『叢雲』の化身(アバター)である聖ナルカナも、ある程度は何かを知っているようです。天位神剣・第一位『運命』のローガスも何か知っていて仲間と行動しているようです。


 そのふたつの引っ張り合うマナとナルの宇宙のバランスを取っているのが『鞘』と呼ばれる『コスミックバランス』を取る『神剣(と呼んでいいのかもわからない)』です。

 現在、『鞘』の持ち主は、永遠のアセリアと、聖賢者ユウトの娘である、悠久のユーフォリアです。ただまだその力は一切覚醒していません。覚醒することが幸福なのかもわかりません。


 ただ言えるのは『聖なるかな』の物語の後から、この宇宙のバランスが崩れ初めているということです。



【みんなが知りたいユーフォリアについて】


 『ユーフォリアがロウサイドに裏切る』というのが一般的な解釈ですが、これは正しくありません。ユーフォリアがロウサイドに絡むのは、とある目的があるからです。これはユーフォリアひとりでしかできないことで、他の誰も巻き込めないのです。なので裏切るというのは正確な解釈ではありません。全国のパパは安心してください。ユーフォリアはどこまでも良い娘です。

 ただし、彼女を待つ運命は極めて過酷です。彼女には二つの運命が予定されていました。ただ現在はひとつの運命を歩くことを確定させたようです。



【ノゾムのナル・ハイエターナルとは何か?】


 ノゾムは『叢雲』の持つナル化マナを完全な形で受け入れ、完全な契約をしました。結果、レーメは聖レーメに、沙月は叢雲のサツキに、ナルカナは聖ナルカナに名前が変化し、分割されていた概念がひとつとなり、完全体の『叢雲』を手にしました。

 同時に、オーバースペックの地位系一位神剣を手にしたノゾムは、ハイエターナルとして顕現しました。しかし、ナル化はむしろ高速化するため、叢雲のノゾムと、叢雲のサツキはエターナルでありながら、ナル化による苦痛と、死が近い極めて危うい存在となっています。

 そのため、ノゾムはナル・ハイエターナルという特殊なクラスについています。

 ただしあまりにオーバースペックなため、その力を使いこなすことはまだ出来ません。いまは能力に振り回されている状態です。



【そもそもハイエターナルとは何か?】


 これはエターナルとは別の存在です。ログ領域でもマナ配列がまったく異なる存在です。ただ強いというわけではありません。ハイエターナルは「とあることが出来る」のですが、それはまだ明かしません。

 ただし「永遠のアセリア」などではクラスとして存在していのす。あれはあくまでゲーム的に存在しているだけで設定的には無関係です。ご了承ください。



【出雲という集団について】


 『出雲』とは倉橋の一族と呼ばれる、永遠神剣に関連する能力者や、永遠神剣の持ち手を集めた集団です。極めて古くからある存在です。始祖は別ですが、現状は倉橋環(くらはし・たまき)が党首をしています。ナルカナも環にはあまり頭が上がらないようです。

 出雲はナルカナを保護(お守り)するのがひとつの目的であり、ナルカナの眷属になっている者が多数です。そのため地位系神剣の能力を持っているため、位が低い神剣でも能力を発揮する者が多いです。

 現在、活動として最も大きいのは、倉橋時深(くらはし・ときみ)です。カオス・エターナルの一員で、三本の永遠神剣と契約している希有な存在です。性格は色々と残念なところがありますが、有能なのは確かです。また綺羅という犬神の眷属をつれています。いまでもまだ悠人に対しての想いは消えておらず、一途な女の子らしい面を見せています。

 また現在世界では倉橋聖(くらはし・ひじり)という少女が、永遠神剣・第五位『虹(にじ)』を得て冒険に旅立とうとしています。


 またファンタズマゴリアに遥か昔に、永遠神剣・『神威』を持たせて、一族のひとりを送り込んでいます。その末裔が、王獣戦争で王獣使いかつ永遠神剣使いのカムイ・クラハシ・タイルフォンです。この王獣戦争の戦いのために極めて長い時を待ち続けている一族です。『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 王獣戦争編-』の主人公です。



【ナルってそもそも何?】


 人丸先生から恐ろしいまでの根本的な質問が開発者とは思えないのが来たので解答します。上記に書いたことと一部被りますが……。

 『ナル』とは『マナ』に対しての相克の存在です。神剣(マナ)宇宙があるように、神剣(ナル)宇宙というものが存在します。これは互いが引っ張り合うように存在し、境界線で完全に分割されているようなイメージです。光と闇の世界のような感じです。

 そしてマナ存在というものがあるように、ナル存在というものがあります。つまりナル宇宙の住人たちの事です。ナル宇宙(楯の世界と呼ばれることもある=変更の可能性もある)も、普通にマナ宇宙の人々と同じように時間樹(タイム・ツリー)が存在し、生活を送っています。決して、ナル宇宙の人々が邪悪などではありません。そういう概念で切り離されているものではありません。

 ただし、聖なるかなで語られているように、ナルというものはマナにとって極めて危険な存在です。ナルはマナにとりつき、マナを変異させ、『ナル化マナ』に変え、マナ宇宙側のマナ配列情報を掻き乱します。浸食を行い、最終的には対消滅させてしまいます。しかも、その過程でマナ存在は、極めて強い苦痛を受けることになります。エターナルでさえ耐えがたいものがあります。またマナ配列情報が狂うことにより、正気を保つことが出来ずに、狂気に墜ちてしまうものも多数います。

 一度、ナル化させられたマナ配列を元に戻すことは、『基本的には不可能』です。すでにハードディスクの情報が破損したのと同じと考えてください。

 叢雲のノゾムと叢雲のサツキが、ナル化マナで構成された時点で、彼らはエターナルには本来ない『寿命』が発生しています。ナル化マナ浸食による、対消滅のカウントダウンです。

 ナルはマナに対して、いままでは完全に分離した世界の存在でした。そのため互いの宇宙は平和だったと言えます。しかし、境界線を本来守護する存在である永遠神剣・鞘『調律』が消失してしまうという事件が過去に起きています。これはまだ語られていません。そして、その『境界線の守護者』である『鞘』の持ち主として、悠久のユーフォリアが誕生しました。しかし、彼女はいまだ覚醒していません。

 そのため、現在、マナ宇宙とナル宇宙は極めて不安定かつ危険な状況になっていると言えます。

 そのため両宇宙のエターナルが色々な動きをしています。その全体の目的と、なぜ動かなければならないかは、まだ語りません。



【地位系永遠神剣って何(詳細)?】


 これも聖なるかなに出てくる大きな要素のひとつです。代表されるのは『時果』『聖威』『叢雲』などです。これはナル宇宙に存在すると言われている地位系永遠神剣の最高位に近い地位『刹那』の眷属です。

 全ての永遠神剣は天位系永遠神剣『永劫』から生まれていると考えている方も多いですが実は違います。(ここは設定部分が一部修正されている可能性があります)

 神剣(ナル)宇宙にて誕生し、神剣(マナ)宇宙に何らかの理由で境界線を越えてやってきた永遠神剣が、地位系永遠神剣です。

 地位系神剣は、ナルの項目で説明した通り、極めて高いデメリットを持つかわりに、マナ存在に対して強力な攻撃力を持っています。

 弱い地位系永遠神剣は、マナに対しての攻撃性も弱いため、『位』が低い地位系永遠神剣と契約している限りは、ナル化マナに強烈に犯されることもなく、マナ存在でもなんとか対抗できます。ただし、戦力差は高いといっていいでしょう。

 『出雲』などの準エターナルたちは、『叢雲』からわずかな力を与えられた地位系永遠神剣を持つため、それほど強いデメリットはうけていません。ただし『極めて強い苦痛』を味わうことはあります。

 特殊な存在として、強力な地位系永遠神剣を、三本も契約しているエターナル『倉橋時深』です。彼女は地位系永遠神剣を持ちつつも、ナル化マナに対して対抗力を持っています。そのためナル化マナによる『寿命』や『強烈な苦痛』、『正気を保てなくなる』という問題を受けていません。これは何故なのかはまだ不明です。ただ三本の中で最も強力な一振りの特殊な力の可能性も高いです。

 現在、地位系永遠神剣の化身などが活発化しています。その理由はまだ語られませんが、神剣(マナ)宇宙にとって危険な状態といっていいでしょう。



【転生ってシステム的に存在するの?】


 これまた人丸先生に聞かれたことなので解答します。はっきり言えば「存在します」。聖なるかなにおいてのエト・カ・リファの神々の転生システムは別として、『再生』でも存在しています。これはスピリットたちがマナの霧になり『再生』の中に帰った時に、『器』や『意志』、『力』などにマナ配列が一度分解されます。そして、その後通常は混じり合い新しいマナ配列として、新規のスピリットと永遠神剣が誕生します。

 ただし、例外的に奇跡的に、ログ領域の残滓によって、同じ『器』『意志』『力』が近いカタチでマナ配列が構成されることがあります。これをファンタズマゴリアでは『転生』と呼びます。ごく稀に発生することでほぼ確認できたことはありません。

 ひとりだけこれは証明されているわけではありませんが、永遠神剣・第七位『神風(かむかぜ)』のクオリナ・ブルースピリット・ラスフォルトが、四王子時代に活躍したスピリットの転生なのではないか?と言われています。

 他の時間樹においても、それぞれの転生システムが存在する可能性があります。



【北天神と南天神の違いは何?】


 これも一部、聖なるかなで語られている部分です。二つの神々の勢力も元は創造神エト・カ・リファによって創造されたものです。北天神と南天神は元々、対立勢力ではありません。

 北天神は、時間樹のシステム管理を主に行う神々です。マナの調整や、ログ領域に発生したバグなどの対処です。宇宙の存続を目的としています。分枝世界の調整なども行っています。『叢雲』の封印もその一部です。

 南天神は主に時間樹自体の発展と研究を主する研究神です。ヒメオラなどは豊穣の神であり、各分枝世界に対してのマナを上昇させつつ、マナを消さない方法などを研究していました。転生してもナーヤが研究に没頭するのは転生の証です。

 ただし北天神と南天神が戦争を起こす事態が発生してしまいました。これはヒメオラの死が切っ掛けになっています。ヒメオラは南天神ながら、北天神とも仲が良く、ナルカナとも親交がありました。これに激怒したことが発端と言われています。

 ここから北天神と南天神は戦いの歴史が始まります。転生を繰り返しながら戦い合うという状況が発生してしまいました。

 それが望たちの時代まで続いてしまっています。その裏には理想幹を手に入れようとする管理神たちの姿が絡んでいました。


 各神々の記憶の覚醒度合いはそれぞれ違い、ナーヤはほぼ完全に思い出していたため、ヒメオラ時代の記憶から、出会った瞬間から、もう望の事が好きだったというわけです。

 またカティマも過去の記憶があるため、望に惚れやすかったという部分があります。

 希美に関しては因縁が最も深く、ジルオルとファイム自体が違いに殺し合う運命にありながら惹かれ合っていたので必然でした。

 ルプトナは、ナルカナによって作られた、ジルオルを探すためのエターナルミニオンなので、惚れてしまうのは当然です。そのように作られていましたから。本当はひとりではなく、沢山のルプトナがいたのですが、望が現れる時間にはすでに一人になっていました。沙月に関してはジルオルとセフィリカの関係があったのでこれも過去からの必然でした。

 ナルカナはジルオルに対してやや特殊な感情を抱いてしました。まだ『好き』という感情を持ち合わせていなかった彼女にとって、彼は恋の対象に近い友人だったのでしょう。それはナルカナルートとの対話で語られます。

 彼女の初恋は望です。ナルカナルートのテーマは『恋する神剣』でした。


 ただタリアとヤツィータだけは異なり、あまり望に惹かれていかなかったようです。サレスに対しての憧れもありますが、前世での繋がりが別だったのでしょう。さすがに全てにもてるわけではありませんでした。


 また理想幹神が求めた理想幹とは、最も時間樹の中で、『時間的に理想的な発展を遂げている根幹的な幹』の事です。管理神たちは、この理想幹を手に入れ、他の全ての分枝世界を消滅させることで、時間樹に残されたマナ全てを手に入れて、最も長い時間を手に入れようとしていました。途中でその野望は旅団たちに潰えさせられてしまいます。

 理想幹神(理想幹枝人)は、基本的に自分たちでそう名乗っているだけです。本来はサレスなどと同じシステム管理関係者であります。

 サレスも管理をおこなっていた神の存在なので、理想幹神と同じで特殊な神です。そのため若い姿をずっと続いています。ジルオルも本来は歳を取らず姿は変わらないのですがファイムに殺されるために姿が変わっていっています。そしてサレス、ジルオルなどは時間樹外から来ている存在です。「エターナルではないのにどうして?」という疑問が出てきますが、この神剣宇宙には「エターナル」以外の存在もあります。(このあたりの設定は一部、修正かけられる可能性はあります)ジルオルは元々『生誕の起火』そのものであり、それが人格を持っていった、ということです。サレスも何か近い存在なのかもしれません。


【生誕の起火とは一体何?】


 ジルオルは『生誕の起火』と呼ばれる存在です。これは何かというと、たとえていえならば「火打ち石」です。時間樹が生まれるプロセスの解説になりますが、まず時間樹の根となるエターナルが必要となります。このエターナルのマナ(ナル)総和が、時間樹が持つ『寿命』です。時間樹は時間が流れると供にマナ(ナル)を消費していき、その内容がログ領域に全ての状況が配列情報として書き込まれていきます。アカシックレコードに近いものです。聖なるかなで旅団と光をもたらす者、理想幹神が争うキッカケになったのは分枝世界が増えすぎたために、エト・カ・リファのマナ総量が限界に近づいたためです。そのためエト・カ・リファは分枝世界の枝葉を切り払おうとしたのです。ジルオルとファイムは世界の切り払いのシステムそのものです。

 話を戻します。エターナル単体では、時間樹を作り出すことはできません。生誕の起火が必要になります。そして生誕の起火は、まだどんなものかよくわかっていません。ただマナ・ナル宇宙を漂う謎の存在です。

 エピソード『叢雲の解放』からは、望はある程度、生誕の起火をコントロールできるようになっています。


【時系列に関して……】


 ここはあまり語ることが出来ませんが、『あくまで妄想している範囲』で眺めてください。多分、思いっきり変わりますので。なんとなくこんな事考えているんだな程度に。


 エピソードNo?『鞘『調律』の消失』

   ↓

 エピソードNo?『偉大なる十三神剣』

   ↓

 エピソードNo?『地位神剣たちの来訪』

   ↓

 エピソードNo?『『宿命』のミューギィの暴走』
   ↓

 エピソードNo0.4『勇者戦争:法皇テムオリンの胎動』
   ↓

 エピソードNo0.5『四王子戦争:四王子と来訪者たち』

   ↓

 エピソードNo1『永遠戦争:聖賢者の目覚め』

   ↓

 エピソードNo1.1『スピリット冒険隊』

   ↓

 エピソードNo1.5『王獣戦争』

   ↓

 エピソードNo2『叢雲の解放』

   ↓

 エピソードNo2.5『追いかける者たち』

   ↓

 エピソードNo2.7『イシリアル・イデア・オーバーライド(仮)』

   ↓

 エピソードNo3『『悠久』のユーフォリア・上(仮)』

   ↓

 エピソードNo?『ハイエターナルウォー(仮)』

   ↓

 エピトードNo?『『悠久』のユーフォリア・下(仮)』

   ↓

  後は不明



これらは直接関わっていないため設定関係に高瀬版との矛盾が出る可能性アリ。

 エピソード『永遠のアセリア EXPANSION』

 エピソード『精霊天翔』

 エピソード『精霊天翔CF』

 エピソード『アネたん』

 エピソード『ETERNAL SKY』

 エピソード『サードディスティネーション』

 移植作などの追加エピソード。


【エターナルの『渡り』と、エトランジェの『召喚』の違いについて】


 これもやや「ややこしい」ので勘違いしやすく、「あれ?どうして?」と疑問を抱く人が多い箇所です。なので他と重複する部分もありますが解説します。


 まず『エターナル』の『渡り』とは、『時間樹間の移動』の事を示します。これを行うと、神剣宇宙のログ情報における『プレーン・ベース(仮)』が変化します。『プレーン・ベース(仮)』とは簡単に言えば『戸籍』のようなものです。つまり「時間樹Aに『戸籍』をおいていたけど、時間樹Bに引っ越したので『戸籍』が移動して、時間樹Aでは「いなかったことになり、時間樹Bで0から皆に認識されるようになる」というものです。

 『戸籍』は複数持つことができないため、どうしても『時間樹間の移動』を行うと、過去にいた時間樹の存在たちから『忘却』が発生してしまいます。『永遠のアセリア』に置いて、悠人とアセリア(正史)が『時の迷宮』が存在する、別の時間樹に『渡り』をしてしまったため、ファンタズマゴリアの人々から『忘却』されてしまいました。


 それでは『召喚』の時はどうでしょうか?『召喚』とは、『召喚可能永遠神剣』と呼ばれる、ファンタズマゴリア(別の時間樹でも言えます)の外部から「何らかの意図」があって持ち込まれた永遠神剣です。

 ファンタズマゴリアにおいての永遠神剣は通常『再生』からスピリットと永遠神剣がセットで顕現します。そのため『再生』が持ち主がいない状態の永遠神剣を生み出すことはありません。

 『召喚』は『召喚可能永遠神剣』がパートナーを選択し、『別の時間樹から強制的に呼び出す」ことを言います。呼び出す条件は、それぞれの『召喚可能永遠神剣』によって異なります。呼び出された者は、マナ配列が変化し、マナ存在となります。

 『召喚』と『渡り』の大きな違いは、『プレーン・ベース(仮)』の移動が起こらないことです。自由に時間樹を移動できるエターナルは、その代償として『プレーン・ベース(仮)』の移動が行われてしまいます。

 ただし限定された強制移動の『召喚』では、『プレーン・ベース(仮)』の移動自体は起こりません。つまり、『永遠のアセリア』の冒頭で『召喚』された悠人や佳織たちの、『プレーン・ベース(仮)』は、時間樹エト・カ・リファに留まっています。つまり「引っ越したわけではなく、別の時間樹に呼ばれてしまっただけで戸籍は変わらない」という状態です。

 そのため、悠人とアセリアが物語の中盤でファンタズマゴリアがある時間樹から、別の時間樹エト・カ・リファに戻った時に、悠人が小鳥に忘れられていなかったのも『プレーン・ベース(仮)』が移動していなかったからです。同様にファンタズマゴリアに帰還した時に、悠人とアセリアが、エスペリアたちに忘れられていないのは、アセリアはファンタズマゴリアに『プレーン・ベース(仮)』が固定されていて、悠人はエト・カ・リファに固定されていたからです。「それぞれが引っ越しをせずに遠出しただけ」と考えると解りやすいと思います。

 これが『渡り』と『召喚』の大きな違いです。『プレーン・ベース(仮)』の移動がログ情報に記録されるかされないか、というものです。


 しかし、そうするといくつかの疑問が同時に発生します。一部のエターナルの『忘却』が発生していないケースがあるからです。

 まずひとつ目のよく質問される事です。永遠神剣『世界』が完成し、秋月瞬が『統べし聖剣のシュン』としてエターナル化した時に、なぜ悠人たちは覚えているのか?という疑問です。これは簡単な事です。彼は神剣によってエターナル化しましたが、ファンタズマゴリアから『渡り』を行っていません。そのため、彼の『プレーン・ベース(仮)』は、まだエトランジェ時と同じく、時間樹エト・カ・リファに留まっているからです。そのためファンタズマゴリアの住人たちは秋月瞬がいた事を忘れません。


 ふたつ目の疑問は、時間樹エト・カ・リファとファンタズマゴリア間を『渡り』を行った、倉橋時深、法皇テムオリン、黒き刃のタキオスです。彼らは『渡り』を行ったにもかかわらず、悠人は『忘却』していません。これはなぜか?原則的には必ず『忘却』が発生します。しかし、彼らは忘れられてしません。これは『例外』が発生しているからです。この『例外』とは何か?ですが、『求め』の悠人と『存在』のアセリアの時代、『求め』の冬と『鳳翼』のファリナの時代、『求め』のシルダスと『旋光』のラァリアーの時代よりも遥かに過去、法王テムオリンと倉橋時深の戦いが関連しています。その舞台となったのはソーン・リーム大地下迷宮です。ここに持ち込まれた、エターナルたちが持つ一部の『技術』によって、『例外』を発生させています。端的に言うと『プレーン・ベース(仮)』に対する『楔』を打っています。法王テムオリンはそのお陰で、永い時の中で、似たような風貌が伝説的な悪魔的存在として物語などに登場しています。四王子時代の最終決戦でも、誰も気がついていませんが、『思考』のフィオニア・トゥーニードと戦闘を行っています。

 この『例外』を発生させる『楔』のため、彼らは『渡り』を行って『プレーン・ベース(仮)』を移動しても、戻ってきた時にログ情報に対して『忘却の回復』を行っています。

 この『楔』は全員に適応されるわけではなく、『楔』を打っている者だけのため、悠人とアセリアが『渡り』を行った時には『忘却』が発生してしまいます。

 倉橋時深は悠人たちを『誘い(エターナルではない者を『渡り』を発生させること)』時に、自らの『楔』を抜いています。そのため、悠人たちと同様にファンタズマゴリアに戻ってきた時に、ファンタズマゴリアの住人たちからは『忘却』されています。

 ソーン・リームには、このような『持ち込まれた技術』が秘術として、一部残されているため『神聖な場所』として扱われている。

 また『楔』の技術も、誰もが使えるわけではなく、しかも一定条件下のものであるため、エターナルたちは『渡り』を行う度に『忘却』されてしまうのが基本です。


 ソーン・リームに残された技術遺産のひとつが『王獣』です。倉橋の一族が古代に、王獣使いの能力を持ち、永遠神剣・第四位『神威』を持つ者をファンタズマゴリアに『送還』したのかは王獣戦争で語られることになります。


 最後に、聖なるかなで、佳織と小鳥が互いの事を覚えているのは、佳織は『プレーン・ベース(仮)』は、時間樹エト・カ・リファにあるままだったため『忘却』は、悠人の時同様に『忘却』は発生しませんでした。ただ当然のように、『渡り』を行ってしまった悠人やアセリア、倉橋時深のことは『忘却』しています。同様に悠人が「いなかった」ことになったため、『永遠のアセリア』の物語の最後では、佳織は「永遠戦争に巻き込まれなかった」というログ領域が変化しています。ただ『送還』を発生させた『求めの欠片』は残されています。これも『例外』なのかどうかはわかりません。


 佳織は『召喚』と『送還』をしてしまったために、人間からマナ存在へと変化してしまったことは変わりませんが、寿命を迎えるまではそれに気がつくことはないでしょう。



【『星天』のオリハルコンネームによる『神獣』システムについて】


 これも質問が多い内容なので解説します。まず『神獣』は基本的には、時間樹エト・カ・リファの神々の転生をサポートするためにある存在です。「永遠のアセリア」による「神剣の意志」と同じものです。ただその意志も産まれ方が違うため、意志といっても「戦うことを強制する」ものではなく「転生の度に一時的に弱くなってしまう持ち主を護る」ものです。これは疑問をそれほど抱く部分ではないと思います。

 ただここからが疑問を抱くことが多いところです。それは「なぜ神でない悠久のユーフォリアや、最後の聖母イャガに神獣がいるの?」ということです。これは『星天』のシステムが原因です。時間樹エト・カ・リファに入った時点で、システムによって『強制的』にオリハルコンネーム(神名)による支配が発動し、能力が支配・制限され、同時に神獣が顕現(エターナルクラスの能力を持つ者のみ)します。

 「悠久のユーフォリア」は時間樹エト・カ・リファに侵入した瞬間に、オリハルコンネームのシステムの影響を受け、能力制限をかけられ、神獣が出現しました。それが「青の存在、光の求め」です。イャガに関しては、オリハルコンネームの制限を抑えるために、自らの情報分割を行うことで「個々の強さをミニマム化」したことで、支配・制限を回避し、侵入に成功しました。ただ神獣の出現は止められませんでした。ただそれがデメリットではないのでイャガとしては問題ありませんでた。

 「永遠のアセリア」の永遠戦争時に、悠人とアセリアが時間樹エト・カ・リファに戻った時にも、オリハルコンネームのシステムは発動しています。ただし、彼らはあの時点では能力が低かったため、神獣は顕現しませんでした。

 逆にエターナルである、法皇テムオリン、黒き刃のタキオス、倉橋時深には神獣が顕現します。時深の麒麟型の神獣『電(いなづま)』で過去は戦っていましたが、『星天』のオリハルコンネームのルールが消滅した時点で、倉橋時深の神獣は消滅しました。法王テムオリンと、黒き刃のタキオスの神獣に関しても、時間樹エト・カ・リファに「永遠のアセリア」で悠人とアセリアたちと戦った時に、顕現させることはできましたが、使うことはありませんでした。

 それでは、オリハルコンネームが消えた後の、旅団のメンバーの神獣はどうなるのでしょうか?これは「いままで通り存在する」です。彼らの神獣はオリハルコンネームのシステムによって顕現しているのではなく、永遠神剣の意志として顕現しているからです。侵入してくるエターナルたちの神獣が「ルールによる虚像」なら、彼らの神獣は「神剣による実像」です。

 ただし、「悠久のユーフォリア」は「ルールによる虚像」によって顕現した神獣のため、時間樹エト・カ・リファのルールが崩壊したと同時に消滅しています。同じように永遠神剣・第一位『叢雲』の化身(アバター)である聖ナルカナの神獣も消滅しています。聖ナルカナは、叢雲のノゾムと契約状態であるため、聖レーメが現在の神獣とも言えます。聖レーメは絶対的に否定すると思いますが……。



【オルファリルがもし自分でエターナル化した時、悠人のことを思い出すの?】


 オルファリルは自ら覚醒することでエターナル化します。むしろ元々エターナルなのが法王テムオリンによって押さえ付けられているだけです。オルファリルルートで自ら覚醒しエターナル化し『渡り』を行えたのはそのためです。

 もし、王獣戦争後、彼女がエターナルとして覚醒した場合、『再生』が復活し、『再生の炎オルファリル』となり、上位宇宙のログ領域へとマナ配列情報がアップロードされるため、悠人たちとの戦いの全てを思い出します。

 可能性ですが、もしかしたらそんな展開もあるかもしれません。その時は、パパの取り合いがユーフォリアとの間で発生するかもしれません。



【統べし聖剣のシュンは、「永遠のアセリア」の最終決戦で「死んだ」のか?】


 これは「死んでない」です。エターナルの消滅条件のひとつである「自らの意志で神剣を手放した状態で殺される」を満たしていないからです。彼は戦いでファンタズマゴリアから、悠人とアセリアによって「追放(強制的な『渡り』)」されただけです。

 そのため、今後、聖賢者ユウトや永遠のアセリアとの再戦の可能性もあります。彼はいまも『世界』を握っています。



【クェド・ギンはなぜ世界の謎に肉薄していたのか?】


 彼は四王子時代の第一王子のセニデル・ヨト・ロードザリア同様に、人間が本来持つことはない『理力』をわずかに持っています。そのため、ファンタズマゴリアに対しての『違和感』に気がつきました。そしてそれを研究した結果、ファンタズマゴリアが「何者かのルールによって操られている」ことに気がつきました。

 クェド・ギンは、人間の手による世界を取り戻そうとし、セニデルは作られたルールに従ったのです。どちらにせよ、軍事侵攻しかその道を見いだせなかったことが悲劇を呼ぶことになります。

 極稀に理力を持った人間が産まれることがあるのは、エトランジェの末裔なのか、奇跡なのかどうかはわかりません。



【王獣とは一体なに?】


 『王獣』は『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 王獣戦争編-』で詳しく語られることになります。細かいことはガロ・リキュアでも完全に不明でヨーティアが研究することになりますが、古代からの稀少存在であり、『獣』に対しての対抗力を持っています。王獣の形状は様々ですが、必ず共通している部分は、『漆黒の攻撃手段』を持っていることです。

 カムイ・クラハシ・タイルフォンのパートナーである王獣アオイ・ジョルゼルナはカムイの一族に保護され続けてきた少女で、シルダスの時代より前から存在しています。

 『王獣』もガロ・リキュアから見ると『古代遺産』のひとつです。



【ヨーティアの蓋ってどうやって作れたの?】


 「大天才だからな」とヨーティアなら言いそうですが、これも実は『古代遺産』を研究・応用して作られたものです。ソーン・リーム大地下迷宮で見つかった「あるもの」を研究し、逆転の発想で作られたものです。

 この頃からレスティーナ女王は、エーテル技術に替わるものを求め、ソーン・リームの遺産研究を積極的に行っていました。この「あるもの」は四王子時代あたりのものと想定されています。

 ヨーティアの蓋は「アンチエターナル障壁」です。エターナルが持つ「独特のマナ配列」を解析し多くのエターナルが共通して持つマナ配列に対してブロックをかけます。そのため、その「特定のマナ配列」を持っていないエターナルは侵入が可能です。ただし、それは極めて稀です。永遠戦争中にエターナルのマナ配列構造を見切ったヨーティアはやはり異常です。このため蓋では特定配列を無関係な神剣での召喚はブロックできません。このためヘリオンの『希望』による召喚は、ブロック対象となりません。蓋に穴があるというよりも、元々『渡り』に対しての防御システムのためエターナル限定なのです。蓋の動力源は時間樹精霊回廊の一部からのマナ吸収です。その精霊回廊が枯れたら停止します。

 エターナルの侵入を防ぐ技術自体が、人間が出来ることを完全に超えています。ヨーティアの天才技術者の能力は完全に異常と言えるでしょう。



【剣聖とは?】


 時代ごとにファンタズマゴリアで「エクセリス(頂点に立つ者)」に与えられる称号であり、ひとりのみが継いでいきます。純粋な力だけではなく、戦闘経験、戦闘技術など複合的に決められます。

 永遠戦争時代の剣聖はミュラー・セフィスでしたが、「とある事件」により、ヘリオンがミュラーから「エクセリス」の名を継ぐことになります。継承は剣聖から剣聖へと繋がっていきます。戦闘経験などで言えばウルカ・ブラックスピリット・ラスフォルトが継ぐものでしたが「事件」のお陰でヘリオンが継ぐことになりました。戦闘能力その他でも、すでにヘリオンとウルカの差はほぼありません。ヘリオンはまだ成長する余地があります。

 ヘリオン・エクセリスは次代の剣聖として、最年少のゼトラ・スピリット『蒼天皇(そうてんおう)』のアルセラル・スカイブルースピリット・ラスフォルトを弟子として育てています。青と白の属性を持って生まれ、幼いながら凄まじい能力を発揮しているアルセラルに期待しています。アルセラルはスピリットながら『オーラフォトンブレード』が使えるあたり『規格外』の存在です。



【剣聖ヘリオンはなんであんなに強いの?】


 これはかなり物議を醸し出したものなので解説します。まず大前提として、ヘリオンはゲーム原作の成長曲線でも解る通りに超超大器晩成の脅威的パラメータに成長する器を持っているキャラクターでした。封印されているとはいえ、エターナルであるオルファリルに匹敵する能力を持っていました。そして方舟事件を経てさらに成長し、その力はウルカに匹敵するものになっていました。成長限界が高く、根が努力家で、真面目で、ミュラーという良い師匠についていたので当然でしょう。
 次に王獣戦争編ではまず前提として、原作アセリアのスーパーハードを周回クリアしてレベルMAXになっているのが前提です。つまり最大パラメータは他の追随を許さないオルファ級になっています。しかしアセリアの段階で神剣の位が低いのに、なぜそのパラメータに到達できるのか?というのは神剣とのシンクロ率が極めて高く、なおかつ伸びしろがいまだにあったというところがあります。訓練士としても能力キャップ99です。
 他人にそのレベルで訓練できる時点で剣聖ミュラーと互角に近い性能はもっていたということになります。ただスピたんスタート時点ではシンクロ率はそこまで育っていません。スタート時99を1とする前提です。次にスピたんでの成長が彼女のパワーをさらに引き上げています。スピたんでの最終合算レベルでいえばアセリアのLv99を越えています。またシンクロ率も最高値に近づいていきます。二段階でトラウマ突破したようなものですね。
 そこを考慮し、スピたん最高難易度でエースをはれる能力を持ったことを前提とすると、この時点で剣聖ミュラーに肉薄しています。ただ戦闘技術などにおいては剣聖ミュラー、覚醒ウルカにはまだ届きません。
 ヘリオンは第九位であそこまで強いのは超晩成であることと、シンクロ率の伸びが凄まじく『失望』の能力をほぼ完全に引き出すことに成功しているからです。アセリアと元々同タイプ。そうじゃないとアセリア本編の能力が説明できません。
 そして、さらに王獣戦争冒頭で、ミュラーより剣聖の名をついだことで彼女の中でより強い「責任感」が生まれ、ここで精神的成長が発生し、神剣とのシンクロがさらに上昇しました。それが王獣戦争のパラメータです。限界を精神で超えてしまったわけですね。彼女の足りないピースが埋まったわけです。
 実際のところ覚醒ウルカのほうが強いのは戦闘技術的にも強いのは、王獣戦争本編でも語った通りですが、ですがまだウルカの中では「迷い」があります。それが「冥加」の力を出し切れない原因になっています。また一部でウルカの神剣が地位系なのに、ヘリオンより弱いのはおかしいという意見も見ましたが、ウルカはアセリア本編の時点より、属性は「地位」ではなく「龍」です。「ゲートキーパー」の因子が埋め込まれているので極めて特殊なスピリットなのです。
 おそらく覚醒ウルカが完全に迷いをすてさり神剣とのシンクロを高めたら、剣聖ヘリオンを越えるパラメータを叩き出すでしょう。あの本に書かれているのは「現時点のパラメータ目安」です。
 これが最後になりますが、アセリア開発時点で「なぜ第九位がここまで強いの?」という疑問は存在しているわけです。あのパラメータ曲線を作れた理由が出てくるわけですが……これに関しては当時から設定されてましたがまだ秘密です。ヘリオンと彼方の邂逅が描かれた時に明らかになるかも知れません。

 おまけですが、最高の才能を持ち(これはパラメータ設計で開発者が行ったということ)、最善の努力をし(これはプレイヤーが育てたということ)、過酷な道を乗り越えたということ(ヘリオンというキャラ性)が合わさった結晶の姿なのです。あの強さは、ユーザーの方々の人気投票などの結果、ヘリオンはその才能とパーソナリティと能力を認められたと判断し、彼女のポテンシャルが最大限に発揮され皆に愛されたと考えた結果です。
 ヘリオンは限界突破できる時点で特殊なのです。その特殊さはアセリア原作時点のパラメータ曲線と第九位の最弱スタートという時点で異常なんです。初期から異常に設定されているという点では作者の優遇があるのは確かです。ヘリオンは元々強くする事が決められて設計されたキャラクターでしたから。逆にファーレーンは初期は強いけど成長パラメータ曲線は良くないというキャラクターにして対比にしました。

 また覚醒ウルカでも強さは一気に跳ね上がるのではなく、ゆっくりとその「迷い」を捨てていくことで独自の強さを身につけていくでしょう。悠人が側にいて覚醒すればきっと能力はまったく違うものになっていたでしょう。アセリア原作でも彼女の弱点は心の弱さですから。彼女の強さはこれからだと思われます。

 おそらくですが、剣聖ヘリオンより恐ろしい存在になるのは、剣聖アルセラルでしょう。彼女は稀少色でありながらその強さは現時点でも凄まじい位置にいます。その理由は王獣戦争本編を読んで頂ければわかると思いますが成長した姿を見てみたいです。

 

【最強は誰だ?】


 よく質問される内容ですが、これは「ケースバイケースです」という答えになります。もちろん序列はありますし、戦力差は存在します。ただ時間樹内での戦闘では、時間樹のマナ総量によって、すべての力が発揮できるとは限りませんし、倒したとしても相手が「消滅」しないための手段をとっていればあまり意味がありません。エターナル同士の戦いは、ただの力比べではなく、かなり頭脳戦が入ってきます。法王テムオリンが強いのはそのあたりにあります。よく言えば知略的。悪く言えば姑息な手を大量に使ってきます。そのため『時詠』のトキミはいつもイライラさせられます。

 ファンタズマゴリアにおける戦いでは、神剣の能力などを加味し、本人の能力を考えると、いままで最強は四王子次代の『夏瀬凪』です。悠人や瞬、シルダスでも勝つことは出来ないでしょう。カムイならば対抗できるかもしれません。冬も四王子の物語の通り正攻法では勝利できませんでした。

 基本的には様々な登場人物が存在する、永遠神剣シリーズですが必ず条件下が付くので一概に言えませんが、最強に近いと呼んでいいのは現時点登場しているの者では、『運命』のローガス、『叢雲』のノゾム、『宿命』のミューギィ、あたりとなるでしょうか?まだ登場していないエターナルもいるので「現状でいえば」といったところです。

 よく「聖賢者ユウト」は家庭最弱と呼ばれることが多くて可哀想なのですが、彼の強さは、聖賢者の名の通りに『正しい道を選ぶために悩み、選択肢、みんなを導いていく強さ』です。力ではありません。永遠戦争の時と変わらない立ち位置でリーダー的な資質を持っています。また彼はいくつかの戦いを経て、その時間樹のマナ効率の中で最適解の攻防をします。そのため自らの力をベストな形で発揮することができるため、自らより能力が高い相手だとしても、相手がスペックをうまく使えない場合は、悠人のほうが効率的に戦うことができます。力と知恵を併せ持ってこその戦い方です。

 『叢雲』のノゾムは、聖ナルカナとの契約によってナル・ハイエターナルとなっているため、凄まじいオーバースペックのパワーを持っていますが制御がほぼできません。そのため「最強」の資質は秘めていますが、使いこなすことはまだできません。ただ聖ナルカナのストッパーとしては極めて高い資質を持っています。あの災害のような存在を言うことを聞かせることができるのはノゾムくらいなものです。

 『宿命』のミューギィの「強さ」は方向性が違うため比較が難しいです。同じように『悠久』のユーフォリアもまだ未覚醒のため比較できません。しかも彼女の「力」は戦うために使うだけではないからです。

C.Characters

C.Characters

 ここでは新規のキャラや『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』シリーズで紹介されたキャラをサラッと紹介します。全部紹介すると本買ってくれた人の意味が無くなってしまうので……。また本に載っていない新キャラや、今後出てくるであろうキャラも載せていくつもりです。

 また『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』シリーズだとスペースの問題で補足ができなかった内容も更新していきたいと考えています。ただし変更が発生する可能性もありますのであしからず。


■【『求め』のトー】……出典『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

柿崎冬(かきざき・とう)

 四王子編。永遠神剣・第四位『求め』の契約者。

 写しの世界の出身者。

 姉に雪がいる。

 ゼノス・ヨト・ロードザリア第二王子(後のラキオス王)と供に、サーギオス帝国の侵略を止めるために、共闘する。明るい性格で、どんな苦難にも笑顔を忘れない好青年。

 鳳翼のファリナと恋仲となり、ふたりで困難を乗り越えていくも最終決戦で、『誓い』の凪に敗れかけ、『奇跡』を使ってしまう。凪を倒すことに成功するが暴走、ゼノスの手によって瀕死となり、ファリナによって、ハイ・ペリアを供に目指し、その途中でマナの金色の霧となって消える。

 彼が着ていた服は、戦いの途中で保管され、後の悠人が着ることになる。


■【鳳翼のファリナ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

長剣型・永遠神剣・第七位『鳳翼』の持ち主。

 ラキオス王国所属。

 ふたつの大きなリボンと、限界まで軽装化した姿が特徴。身長157cm

 後の時代に現れる、アセリア・ブルースピリットの『存在』に形が似ている。

 『存在』と似ているのはそれだけではなく、第七位にもかかわらず高いシンクロ率のお陰でより上位の神剣と渡り合うことができる。

 他のスピリットに比べて、とても素早い航行能力を持つウィング・ハイロゥを持つ。

 飛行する時、ウィング・ハイロゥが他のブルースピリットに比べて、かなり大型化する。

 とにかくスピードを本人も重視していて、空気抵抗になるものをなるべく排除したがる。

 そのため「はいてない」。曰く、「遅く」なるそうである。本当かどうかは甚だ疑問なのだが、本人がそう言うし、スピリット隊を率いる隊長としては「はいてても」「はいてなくても」別にどちらでもかまわないため……「はいてない」。

 だが冬が隊長になってからは「はけ!」「はかないっ!」「はけっ!」「はかないっっーーだっ!!」のやりとりが定番になっている。

 周りのお姉さん的スピリットであるフィオニアからも「もっと服装をしっかりしなさい」と叱られるのだが、笑って誤魔化し「スースーして気持ちいいよ!」と発言して呆れさせている。

 スピリットなのに珍しく、非常に明るい性格をしている。社交的で表情も豊かで、スピリットが皆持つ暗い影を感じさせない。その点でも希有なスピリットと言える。

 とにかく飛ぶことが大好きで、いつかハイ・ペリアの先まで飛んでいこうと目論んでいる。

 ラキオス王国のエトランジェ、『求め』の冬(とう)に惹かれ、「トー!トー!」と猛烈なアタックを仕掛け続ける。それはもう苛烈な攻撃と言っていいだろう。

 冬も過酷な戦いの中で、明るくめげることのないファリナに惹かれていくことになる

 他のスピリットと仲良く(実際は作戦会議でも)しているところを見ていじけたりして、リルに慰めて貰ったりしていた。特にティータの胸を見ているように見えるといじける。


 二人は戦争を戦い抜くが過酷な運命に巻き込まれていく……。

 四王子時代のメインヒロインである。


■【『思考』のフィオニア】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

 永遠神剣・第五位『思考』の持ち主。

 フィオニア・トゥーニード・ホワイトスピリット。

 ラキオス王国所属。

 令嬢のような外見を持ち、ロングストレートヘアで銀色の髪が美しい。凛々しい目つき。美人系。

 神剣に飲み込まれてなく、ゼノス王子の側近として活躍したスピリットのひとり。

 極めて高い判断能力を持ち、戦闘能力よりも指揮官能力として力を発揮した。

 四王子時代は、名前は色からつけられておらず召喚された時点で訓練士や指揮官となるものがつけていたため、トゥーニードという『滅ぼす者』という意味が付けられた。

 神剣能力は極めて高く、単騎で約50体のスピリットと同時に神剣通信を行うことが出来たほどである。

 低年齢児から戦闘訓練を受けていたため、年齢の割にはベテラン。

 たまにリルやファリナ、ティータなどと夜中にお喋りに使っていた。女の子らしい一面もあった。

 後述されるリル・ファスタトと親交が深く。前衛で暴走しがちなリルを神剣通信でサポートを行っていた。リルもフィオニアには絶大な信頼を置いていて、「死線に飛び込め」と指示されても何の躊躇もしなかったという。必殺技として、約50人分全ての神剣同士の通信を、リルに集めることによって、リルの思考速度を超超速度まで跳ね上げるという離れ業を使える。その時、リルは「すべてが止まって見える」と発言している。二人は『ディアダルの鎌』と呼ばれ恐れられていた。『ディアダル』とは、バルガ・ロアーに伝わる大鎌を持つ悪魔の事。


 ゼノス王子に想いを寄せていたが、決してそれを見せることはしなかった。


 サーギオス帝国戦の敗退戦で、ゼノス王子を護るため、最終防衛隊に志願し、リルをはじめとしたフィオニアを慕う仲間たちと供にしんがりを努め、全員奇跡的に任務を果たすものの、その命をマナの霧へと変えていった。

 結局、ゼノス王子にその想いを見せることは一度も無かったという……。


■【『千輝』のリル】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

 背丈以上の長刀型・永遠神剣・第六位『千輝』の持ち主。

 リル・ファスタト・ブラックスピリット。

 ラキオス王国所属。

 ボーイッシュな外見をしていて、髪型もボブカットくらい。自分は女の子らしくないと思い込んでいる。右頬に刀傷がついている。ちょっとスピリット服もお洒落にアレンジしている。

 神剣能力の中でも抜群の攻撃力を誇る、ゼノス派のエースクラスのひとり。

 ただし自分で考えるのが苦手で、神剣の意志に頼りがちになり、攻撃特化になりやすい。あまりに危険な闘い方をするため、フィオニア・トゥーニードが専属指揮官として指示を出すことになる。

 敵を殺す場面が非常に多いため、精神のバランスを取るのが難しく、フィオニアの精神ケアが必須であり、二人は親友となった。

 リルはフィオニアを絶対的に信頼していて、「マナの霧となれ」と言われれば厭わなかっただろう。

 頬に傷があり、外見を気にしないようでいて、実はちょっとだけ気にしている。女の子らしい一面を持つ珍しいスピリット。意外とお洒落で服装もアレンジしていた。

 「ゼノスのバルガ」と呼ばれるほど、鬼気迫る戦闘スタイルだったと言う。

 フィオニアとの超超神剣通信を受けることが出来るほどの受信能力を持っている。彼女の持つ永遠神剣は極めて強い光を放つ特性を持ち、戦闘中どこにいても解るほどである。

 フィオニアと供に挑んだ最後の闘いでは、闘いに闘いに闘い抜いた……。ハイロゥが黒く染まり、周囲が黒い光で満ちていくほどに闘い抜き、フィオニアに看取られマナの霧と化した。

 最期はフィオニアに向けて神剣の意志に逆らい、ぎこちない笑顔と涙を流したという

 もっと長生きができれば、その時代の大陸最強の名すら得たかもしれないスピリットのひとり。永遠戦争以降のヘリオン・エクセリス・ブラックスピリット・ラスフォルトに匹敵しただろう。

 実はものすごく純情。


■【【雷鳴】のティータ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

 超大型の棒型・永遠神剣『雷鳴』の持ち主。

 ティータ・コトラ・ブルースピリット。

 ラキオス王国。

 タレ目で気が弱そうで実際に気が弱い。少しフワフワしたロングヘアをしていて女の子らしいな外見をしている。人間に間違われるほど普通なのが特徴。

 しっかり者だが決断力にかけ、他の者に依存してしまう傾向があり、自分に自信がない。フィオニアの部隊に入っているが、臨機応変に戦術を組み替えていくラキオス王国のスピリットとしてはうまく活躍できていない。

 彼女の持つ永遠神剣『雷鳴』は、ラキオス王国のスピリットたちが持ち永遠神剣の中でも、位は低いが形状的に強烈な攻撃力を放つことができる。その鈍重な一撃はまるで雷が落ちたかのような破壊力である。

 しかし、永遠神剣の位が低いため、その力のコントロールをうまく行うことができない。そのことでティータはよく落ち込んでいる。

 空中戦もそれほど得意じゃないためブルースピリットとして落ちこぼれである、と悩んでいる。そこにリルが相談にのり、彼女の能力を最大限に生かす技を編み出した。

 技の流れとしては、まずとにかく無理矢理でもいいから、自分のウィング・ハイロゥを全て粒子化させ、敵スピリットを空へと放り投げる。その後、粒子化されたウィング・ハイロゥを元の翼に戻し空中へ。タイミングを見計らって、剣(というか巨大な棒)をとにかくぶつけて、敵を『雷鳴』の超大型の刃(棒)ごと地面に叩きつけられる、という単純なもの。瞬間、地面は凄まじく鳴動するので本当に雷が落ちたかのような音がする。剣技の名は神剣と同じくそのまま『雷鳴』。

 この剣技を使えるようになってからは、多少自信を持ったのか積極的に行動するようになる。ただどうしても空振りも多く、「雷落としのティータ」とあだ名がつけられた。

 目標はリルたちの足手まといにならずに、戦えること。

 また巨大な神剣は、敵の拠点破壊にも使え、多くの訓練所や防衛施設を破壊した。拠点破壊という点では、エースクラスといも言える。

 彼女は少しずつ成長し、結果ティータは四王子時代の戦争を生き残り、短かったが寿命を全うした数少ないスピリット。

 あと胸が大きいことにラキオスの他スピリットから羨ましがられたという……。

 特にファリナとリルから……。


■【『因果』のハルカ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

 双剣型の永遠神剣・第五位『因果』

 初瀬春香(はつせ・はるか)

 実家が神社であり、召喚時の巫女服に鎧を着ている。タレ目。

 『因果』のラスガリオン以来の所持者。

 年齢のわりに小さい身長144cm。本人はとてもコンプレックスを持っている。

 小さな宮司の娘に産まれた双子巫女姉妹の姉。春の御神体の守護を受けてうまれた。

 大陸中央部のマロリガン王国に姉妹で召喚され、双子共々エトランジェとして戦わされることになる。言語は秋生の監理者であるアルクゥーテ第四王女が姉妹共々教えてくれた。

 ガルティス第三王子はかなり性格が歪んでいるため、強制力を何度も使われ、春香はとても苦しい思いで訓練に望むことになる。何体もスピリットを殺させられ、精神的にかなり厳しいところまで追い込まれるが、生まれつきの強靱な精神力で『因果』の強制力にも逆らい続けている。

 ラキオス王国 がマロリガン王国に、サーギオス帝国と共闘の同盟を申し込むがガルティス第三王子はそれを拒否。逆に宣戦布告をする。ラキオス王国とマロリガン王国は全面戦争に入る。

 戦いの中で、春香と秋生はすでに一度、冬に出会っており、冬のことを兄のように慕った。その想いはいつの間にか恋慕へと変わっていった。神剣同士が反発するが、それを姉妹ははね除けた。

 冬も春香と秋生をなんとか救い出したいと思うが、マロリガン王国のラキオス大殲滅作戦の中で、全滅の危機で二人用の脱出のマナジャンプ結晶(後のエーテルジャンプの原型物)を冬とファリナに使い、二人は広範囲のマナ消失の中に消えた……。

 生死は不明として処理された。冬は嘆き悲しみ、ファリナは泣き崩れる冬を、強く強く抱きしめた。


■【『空虚のアキウ』】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

 レイピア型の永遠神剣・第五位『空虚』

 初瀬秋生(はつせ・あきう)。

 実家が神社であり、召喚時の巫女服に鎧を着ている。ツリ目。ツインテール。

 『空虚』のラド以来の所持者。

 年齢のわりに小さい身長144cm。春香と同じでコンプレックスを持っている。

 小さな宮司の娘に産まれた双子巫女姉妹の妹。秋の御神体の守護を受けてうまれた。

 大陸中央部のマロリガン王国に姉妹で召喚され、双子共々エトランジェとして戦わされることになる。言語は秋生の監理者であるアルクゥーテ第四王女が姉妹共々教えてくれた。

 アルクゥーテが監理者だったため、普段は春香に比べると楽な生活を送ることができた。秋生と春香に対してアルクゥーテは極めて同情的だった。だがガルティスに呼び出されると春香と同じ訓練をさせられ、苦痛の日々を送る。それを止めることができないアルクゥーテは自身の心の弱さを呪った。アルクゥーテの苦しみを知っているため秋生は彼女を責めることをしなかった。

 神術の札を使った戦闘を得意とし、相手の身体の動きを止めるなど独特の戦闘法を行える。この神術は自身が出身している神社に伝わる秘伝であり、春香よりも秋生のほうが術には優れている。神剣からの強制力に対しても耐性が高い。

 秋生は素直になれない性格だが、一度目の四神剣のエトランジェたちで戦った時に、二人を守ろうとしてくれた冬に対して、春香同様に心動かされ恋慕の心を抱く。ただ勝ち気な性格の割に冬を春香に譲ろうと考えるなど、一歩引いてしまうところがある。

 春香同様、マロリガンとラキオスの最終決戦において、脱出用マナジャンプ結晶をファリナに託す。秋生から見て、冬に必要なのは自分ではなくファリナだと思ったからである。自己犠牲なんて似合わないと思いつつも、好きな人のために何かできることに幸せを感じながら春香と共にマナ消失に消えた。


■【『誓い』の凪】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

 ソードブレイカー型の永遠神剣・第五位『誓い』

 夏瀬凪(なつせ・なぎ)

 『誓い』のソードシルダ以来の所持者。

 凪(なぎ)は全てにおいて天才的な能力を持っている神童だった。代議士の両親から期待され、負けることを決して許されない環境の中で生きてきた。感情が静かに爆発する時は、自分より優れた者、または同等の者が現れた時。彼はその存在を許すことができない。彼が天から授けられた輝ける才能と、自負がその存在を抹消しようとするのだ。

 普段は、すべてを下に見ていて興味を持たず、無口でその鋭い目で侮蔑の眼光で睨み付ける。自らの欲望に忠実であり、他者が作り上げた道徳など興味を持っていない。何度、事件を起こしたかわからないが、両親の権力によって全てがもみ消されてきた。そのことを当然のように思っている。また笑うこともない。殺したければ殺す。そこに躊躇はない。

 ただ美学を持っていて、芸術的に美しいと思うものには興味を示す。スピリットたちは彼の視点から見て美しいものに入るために、好きなように蹂躙する。なんの躊躇いもない。妖精趣味と呼ばれようと無関心だった。逆にスピリットに頼り切っている、この世界の人間たちの精神に美の欠片も感じない。奴らは力も何もない豚と同じだと思っている。

 彼の感情と同じように、凪のスピリットたちのハイロゥは真っ黒に染まっている。他と関わり合い生きていくという考えを持たず、それがスピリットたちにも伝染している。

 天才的戦闘力の持ち主で冬よりも強い。一度、相打ちに持ち込めたのは、春香と秋生が死ぬ間際に冬を支援してくれたからにすぎない。一対一では冬が間違いなく負けていた。

 冬によって一度殺された事で、彼をひどく憎んでいる。許される存在ではない。必ず自らの手で殺すと誓っている。それも彼が大切にしている世界ごと破壊すると考えている。

 最終決戦で『誓い』の圧倒的な力で冬を殺しかけるが、『求め』による「奇跡」の発動によって、凪は契約解除され『誓い』は消えてエトランジェではなくなる。力が弱まったところを冬によって殺される。しかし、冬は「奇跡」の代償を支払うために、周りの大切な者への殺意が膨れあがる。ゼノスに自分を殺すよう頼むが……。


■【ゼノス・ヨト・ロードザリア第二王子】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

 直刀の大剣を持つ。

 ラキオス王国の国王。

 鋭い目つきで精悍な青年らしい顔つきをしている。

 龍の大地では長身の部類。身体もかなり鍛え上げているため、とても頼もしい姿は国民に安心感を与えている。

 一見、堅物にしか見えないが、良く笑う好人物。大酒飲み。手先が非常に不器用でアルクゥーテ第四王女によく笑われていた。

 幼い頃からの鍛錬により、武力に優れ人間としてはとても強い。そんなゼノスに対して女性ながら同等に戦えるアルクゥーテがとても不思議なのだが……。

 統率力にも優れ、サーギオス帝国が侵略を開始した時も、すばやく北方国家を統一していった。

 スピリットの運用方法は、他国と比較して訓練士に任せ、スピリットの自我を大事にした。これはゼノス自身がスピリットに対して同情的だったこともあるが、ラキオス王国のスピリットたちは、ハイロゥを黒く染めて神剣に精神を飲み込ませるより、自分たちの判断で戦うほうが戦術的に効率的だったからである。

 妹であるアルクゥーテの事を禁断と知りながら愛していた。そのためマロリガン王国との戦闘が始まることに心を痛めていた。ただ自分の愛情よりも国家と平和のために戦うことを決意する心を持っていたため、その想いは断ち切った。

 ラキオス王国に転送されてきた、エトランジェである『求め』の柿崎冬(かきざき・とう)とは、年齢を越えた親友となった。ゼノスは冬に強制力を使うことはせず、平和のために共闘して欲しいと願い、冬もまたこの狂った大地に平和をもたらすという思いに賛同した。

 冬と供に転送された、冬の姉である雪(ゆき)に対しても最大限の待遇をした。

 冬が『求め』からの強制力に耐える姿には、歯がゆい想いで見ているしかなかった。

 元第一王子でサーギオス帝国のセニデル・サーギオス皇帝と過去、因縁があり互いに憎しみ合っている。


 最終決戦でゼノスは最も苦しい決断をすることになる……。


■【ガルティス・ヨト・ロードザリア第三王子】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

 エストックを使う。

 タレ目で一見頼りなさそうに見えるが、性格はかなり歪んでいる。

 中央のマロリガン地方を妹のアルクゥーテ第四王女と供に納めている第三王子。苛烈な性格な持ち主で、過激な作戦展開も厭わない。第一王子であるセニデルに幼少時から過酷な仕打ちを受けてきたため、ガルティスはセニデルを憎んでいる。

 また父である聖ヨト王から、セニデルと同等の扱いを受けていたゼノス第二王子に対して強いコンプレックスを持っている。兄弟全員と折り合いがつかない。父王からは落ちこぼれの烙印を押され、補佐に聡明なアルクゥーテがいないと統治ができないと思われたため、マロリガン地方の管理は、ガルティスとアルクゥーテのふたりで行うことになった。他の三人と比べられ続けたガルティスはアルクゥーテに対して幼い頃から、とにかく負の感情をすべてぶつけた。結果、アルクゥーテはガルティスに恐怖を抱くようになり、精神的に逆らえなくなってしまった。普段は明るく元気なアルクゥーテもガルティスの前では、顔面蒼白になってしまう。心に植え付けた傷はとても深い。

 永遠神剣・第五位『因果』の初瀬春香(はつせ・はるか)の管理者。強制力を使うことに何の感情も抱かない。スピリットに対しても非常に悪印象を持っている。政治力も高くなく、国民からの人気も低い。マロリガン王国が国家として体をなしているのはアルクゥーテの人気と政治力によるところが大きい。

 マロリガン王国にラキオス王国のゼノスが軍事同盟の提案をしたときも、逆にラキオス王国に宣戦布告して戦争状態に突入させる。和平などより、ゼノスとの共闘などがガルティスからしたらあり得なかった。

 王族の強制力を使い、またアルクゥーテにも強制力を使わせ、春香と秋生に戦わせる。彼女たちやスピリットを兵器として運用し、そのことになんの呵責もない。

 ラキオス王国殲滅するため、ガルティスとアルクゥーテは戦闘域に春香と秋生を向かわせ、冬とファリナ、春香と秋生という主力軍を集中させる。ガルティスはアルクゥーテにゼノスと戦わせる。隙を突かれガルティスはゼノスに殺される。

 しかしラキオス王国殲滅作戦が発動する。暗黒龍の消滅を利用した、巨大なマナ消失の嵐を発生させた。

 作戦内容を知っていた春香と秋生はお互い頷きあう。秋生は自分の分のマナジャンプ結晶をファリナに託す。秋生は冬が一番好きなのはファリナであることに気がついていた。『好きな冬にぃのために自分が出来ること』は何か。それは彼にとって大切な人を生き残らせること。秋生はファリナに「冬にぃをよろしく!」と笑う。

 冬とファリナは春香と秋生のマナジャンプ結晶によってジャンプする。ファリナは秋生に託された言葉の意味を考えながら、泣き続ける冬を抱きしめる。


■【アルクゥーテ・ヨト・ロードザリア第四王女】

 槍型のような形状をした剣。

  中央のマロリガン地方を兄のガルティス・ヨト・ロードザリアと供に納める王女。はっきりとした瞳がとても印象的。とても美人で人気がある。

 歴史上では王子となっているが実は王女。なぜ王子と隠されたかは不明。長く美しい青みがかった黒髪の持ち主で、スピリットと勘違いされることもあった。剣の達人であり、低級スピリットと互角の勝負ができる不思議な少女。

 槍のような形をした剣を好み、独特の戦闘法で闘う。王女なのに最前線に行くため、『マロリガンの青き槍』の二つ名を持っていた。性格はいたって生真面目で融通が利かないタイプだが、妄想癖があり、前線で脚光を浴びると調子に乗ってしまう傾向にある。その面白い性格と、美しい容姿から、国民には絶大な支持があった。

 彼女は自分の妄想を本にすることを趣味としていて、それがまた痛々しい側面もあるのだが、国民からは良好な反応を得ていた。作家的な意味ではなく微笑ましいという意味で……。

 剣術の能力が極めて高いことから、訓練士としても活躍していた。

 エトランジェ、永遠神剣・第五位『空虚』の初瀬秋生(はつせ・あきう)の管理者。同じ女性である秋生の処遇に心を痛めている。ただガルティスにコンプレックスを持っていて逆らえず、強制力を使ってしまう。

 兄であるゼノス・ヨト・ロードザリアに対して、実らぬ恋と知りながら恋愛感情を抱いている。


 実はどこかでスピリットとの混血なのでは?という疑問も抱かれている。それだけスピリットの美貌と外見に似通って戦闘力も高かった。『再生』のシステム上それは起きないはずなのだが謎である。

 後に、アルクゥーテの血筋がラキオスの血筋と混じり、その槍はラキオスへと継承されていく……。
 本来はあってはならない血筋として、ディナ家というものとして王家や貴族からは忌避されている。


■【セニデル・サーギオス皇帝】

 刀を使う達人。

 最も年上の南方を納める第一王子だった。聖ヨト・ロードザリア南方地区から、後にサーギオス帝国を興し、自らサーギオス皇帝を名乗り、誰も予知しなかった大規模な軍事侵攻を開始する。元々、南方が首都だったため、スピリット量がとても豊富で軍事力が高い。

 極めて好戦的な性格をしているが、冷静さも持つため、軍事行動には四人の中で最も向いている。ただ内政にはおろそかで国民には厳しい生活を強いている。国民は人間による治安維持隊によって監視されている。

 幼い頃から非凡なゼノス第二王子を憎んでいる。ガルティス第三王子には過酷に当たり、アルクゥーテ第四王女に対しても良い扱いはしなかった。

 過去にゼノスが戦闘訓練をしている時に、いたぶろうと自分が相手を志願する。その時に、ゼノスを圧倒するのだが、ゼノスの会心の一撃によって片目をえぐられてしまう。この事件によって、セニデルとゼノスの関係は最悪になり、セニデルの父王への口添えによって、ゼノスは後に北方統治へと飛ばされてしまった。

 父王の崩御の後に、大量のスピリットを使って北上へ軍事侵攻を開始する。まるで何かにとりつかれたように行動する。『誓い』の夏瀬凪(なつせ・なぎ)に関しては好きにさせていた。セニデルから見ても彼を制御することはできないと考えた。欲しいといったものを与えた。

 セニデルは四神剣を『誓い』以外を破壊して一本の剣にしようとしていた。その理由はわからないが、それも軍事侵攻の理由のひとつだった。

 南下したラキオス王国とサーギオス帝国の激戦は凄まじかった。セニデルはゼノスと対決し、長い戦いの末にセニデルはゼノスの必殺の一撃に倒される。

 セニデルは最期にゼノスに「この世界に自由などない……」と言い残し死亡する。


 彼は理力がわずかに存在した。クェド・ギンも同じく理力がわずかにあった。彼らはこの大地のシステムをかすかに理解して、戦う理由になっていたのかもしれない。


■【『群青のリア』】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

 小剣型・永遠神剣・第八位『群青』の持ち主。

 リア・ブルースピリット。

 ラキオス王国所属。

 ツインテールで穏やかな顔つきをしている。どことなくテフィラ(犬種)っぽい。

 後にセリア、アセリアと同じ訓練士アルバイン・ワイズに転送されてくる一人目。

 アルバインは比較的おだやかな訓練士で、スピリットの自己を尊重し、性格に任せて能力を育てていった。

 アルバインにとってもリアは初めて訓練するスピリットで、熱心に訓練を重ねていった。リアを訓練することでアルバインもまた訓練士としての実力を高めていった。

 アルバイン自身がどこか温厚で自由な性格だったため、スピリットたちの性格を矯正しなかった。そのためリアは穏やか、セリアは生真面目、アセリアはどこかボンヤリした性格になっている。

 リアの性格は温厚で、才能的にも戦闘向きではなく、むしろ後衛での支援が主な任務だった。 第四詰め所の支柱的存在で、戦闘から帰ってくる黒いハイロゥのスピリットたちに心を痛めていた。自分が戦闘能力が低く、白いハイロゥのままでいることに後ろめたさを感じていた。

 そのことでアルバインに自分も戦闘向きにして欲しいと頼み込んだこともあったが、アルバインは才能からそれを拒否し、リアはあくまで後方支援スピリットとして扱った。

 ラキオス王国と周辺国家の小競り合いが起こり、リアは、後衛隊の中心となって闘うことになる。しかし戦闘能力が低いリアは、他のスピリットたちと協力するも、撤退戦で第四詰め所の人員は孤立してしまう。

 最期まで生き残るために闘うが、戦闘能力の低いリアは防衛戦にて戦死しマナの霧へと消える。

 その後、訓練士のアルバインはリアの反省から戦闘能力にも力を入れるようになる。そしてバランスのとれたセリアを生み出した。その後、神剣とのシンクロ率の高さと戦闘能力に優れたアセリアを誕生させる。訓練士アルバインの最高傑作と呼ばれることになった。

 本人はいい加減につけたと言っているが、名前にリアの名が残されているのは、アルバインにとってリアが特別な存在だったからである。アルバインはアセリアを初実戦に出した時点で引退した。存在理由を求めるスピリットを教育できたことで彼は満足した。

 毎年、アルバインはリアの命日に自分で作った小さな墓に花を手向けている。


■【『焦燥』のセフィーラ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』

 双剣型神剣・永遠神剣・第六位『焦燥』。

 神聖セーギオス帝国所属の瞬の皇帝妖精騎士。

 瞬の『誓い』に犯され、その影響でオーラフォトンを一時的に身に纏っている。

 そのため、通常のスピリットに比べて能力がブーストされ極めて高い戦闘力を誇る。

 ラキオス王国軍を苦しめたスピリット。セフィーラ自身はサーギオス帝国のスピリットらしく、戦闘に戦闘を重ねているため自我は薄く、ハイロゥは完全に黒く染まっている。本人も無口でほとんど喋ることはなく、同じ皇帝妖精騎士と行動を共にしていることが多い。

 セフィーラ自身の過去は過酷なもので、戦闘能力が高いと転送時に判断されてからは、とにかく酷い訓練を受け続けた。妖精趣味の慰み者にもなった。それでも彼女は耐えていたのだが、親友と呼べるリセ・インペリアルガード・ブラックスピリットという同じ皇帝妖精騎士同士が訓練と称して、殺し合い、強いほうを正規騎士とするという大国ならではの残酷な戦いを強いられ、自らの炎で焼かれていくリセの姿を見て、完全に心が壊れてしまった。

 その後、彼女は周辺各国のエース級のスピリットたちを何人も殺し、そのたびにリセが燃える姿の夢を見た。『誓い』のオーラフォトンに犯される苦痛も感じなくなっていった。

 戦争の最終決戦で、ラキオス王国のアセリア・ブルースピリットと対峙し、互いに戦闘力の全てをかけて斬り合う。レッドスピリットにも関わらずオーラフォトンの力によって、剣の腕はアセリアとほぼ互角だった。

 しかし、勝負はわずかにアセリアの「天の剣」と呼ばれる剣技によって、オーラフォトンごとセフィーラの身体を切り裂いた。セフィーラはアセリアを見上げつつ、リセと供に自分が蒼い炎に焼かれていく幻想を見ながら、マナの霧へと姿を変えた。

 リセと供に自分はやっと解放されたのだ、とわずかな自我を取り戻しながら……。


■【王獣使い『神威』のカムイ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』

 永遠神剣・第四位『神威』。直刀型の和刀。長いのが特徴。

 カムイ・クラハシ・タイルフォン。

 現代世界(写しの世界)から過去に召喚されたエトランジェの末裔一族の青年。

 倉橋一族の血を引く者。準エターナルの血が流れている。

 「カムイ」の名は『王獣使い』の素質を持った最も優れた子供につけられる名前。その意味はすでに一族では失念している。

 古代にカオス・エターナルが持ち込んだ『召喚能力を持った永遠神剣』を継ぐ。

 この永遠神剣・『神威』は特殊で『意図的な眠り』についている。そのため本来の『神剣の意志』が呼び起こされていない。そのためエトランジェに対しての『強制力』も働かない上に、声も聞こえない。

 『偉大なる十三神剣』に数えられる永遠神剣の一振り。

 地位系統の永遠神剣のため、『獣』と直接戦うことも出来る。


 性格は無口であまり多くは語らない。

 倉橋の一族から継承している特殊な剣技『倉橋神葬流』を使う。
 王獣戦争の主人公。

 王獣のアオイ・ジョルゼルナとパートナーを組んで戦う。


■【王獣 アオイ・ジョルゼルナ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』

  一族に託されて眠っていた王獣の少女。

 ロングヘアでダックスフンドのようなタレ犬耳が映えている。見た目からして従順。犬みたいな尻尾が映えている。

 黒い長い砲塔を持つ銃剣を何もない空間から出現させ、黒いエネルギー弾を射出して戦う。遠距離攻撃を得意とする。他の王獣たちとの戦い方と別で、カムイが前衛で、アオイが後衛になる。

 幼い頃からカムイを見つめていてずっと恋慕の念を抱いている。
 カムイのためならどこまでもついていく少女である。
 王獣戦争のメインヒロイン。

 外見は巫女服のような姿をしている。倉橋の一族から受け継いだ名残である。


■【王獣使い リスパルス・イスファーン】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』

 王獣使いの幼い少女。ソーン・リームで産まれた天涯孤独の身。

 名前が無かったのをファルテネ・アトリが石版から解析した文章から名付けられた。

 我流だがソーン・リーム大地下遺跡に残されていた遺産の小刀を使い戦闘が出来る。

 年齢的にゼトラ・スピリットたちと近いため、仲が良い。孤独の身だが、天真爛漫な性格で明るく、特にアルセラルと仲が良い。
 どちらが年上かは解らないが……。もちろんアルセラルのほうが年下である。

 彼女には王獣戦争の中で極めて過酷な運命が待っている。


■【王獣 ミント・フルグラル】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』

 とても幼い外見な王獣。獣娘。「フルグラル」は古の言葉で『可愛らしいもの』を意味する。

 ピンと立った獣耳がよく似合う、子リスのような女の子。とにかく小さい。尻尾が大きいのが特徴。爪が黒く光りそれで攻撃する。攻撃時に爪を伸ばすことが出来る。接近戦が得意な高速格闘タイプ。


■【『献身』のエスペリア】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Sprits Guide 3 The tale forgotten with waking of the keeper-』

 槍型神剣・永遠神剣・第七位『献身』の持ち主。

 エスペリア・グリーンスピリット。ラスフォルト。

 元ラキオス王国所属・現在ガロ・リキュア所属。

 穏やかなメイドさんにしか見えないが、その実はもの凄く強い。怒ると怖い。

 永遠戦争を闘い抜いた英雄のひとり。

 スピリットを率いた中心人物となっている。ガロ・リキュアのスピリットのまとめ役。

 レスティーナ女王を補佐する姿に、人間の民衆たちも少しずつ彼女を尊敬するようになり、現在ではスピリットといえば彼女を示すほどである。元々、容姿も端麗、穏やかな性格のお陰で「スピリットの中のスピリット」と賞されるほどである。その人気はかつてあれだけ忌み嫌われたスピリットに対してとは思えないほどで、人間とは熟々勝手な生き物であると言わざる得ない。

 エスペリアに対して、結婚を申し込む者たちまで現れる始末だとか……。周りの仲間のスピリットたちがそれを聞きつけ、ネリーは「くーるだね♪」と言ったとか。何が「くーる」かはよく分からないが、とにかく困ってしまっているのは当のエスペリアで本人はまったくその気はなく、レスティーナ女王の補佐に忙殺される毎日を送っている。彼女を押しとどめるのは、記憶からどうしても思い出せない何かのせいなのかはわからない……。

 それとは別に、探検隊が帰還した後に、ソーン・リーム地方に「獣」と呼ばれる異形なるものが出現するようになる。ソーン・リーム地方は記録によると四王子時代に大きな異変が起きたため禁忌の場所とされてきた。そのため各国も近づいていなかったが、数少ないソーン・リーム周辺地区に住む人々からの要請により「獣」退治を、帰還したネリーやオルファリルたちと供に行うことになった。

 そこで出会った「獣」は永遠神剣での攻撃がほとんど通らず、一体に対して複数人数で対処しても大苦戦することになった。そこに護衛対象だったファルテネ・アトリが、不思議な力で大きくなったエスモ(狼のような生き物)を操り尾にある黒い刃で切り裂いていく。「獣」たちは倒れ、見た事のない黒い霧となって消滅していった。


 この戦いから、ガロ・リキュアは王獣戦争へと突入していく。


■【『失望と希望』の剣聖ヘリオン・エクセリス】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』

 刀型の永遠神剣・第九位『失望』を持つ。

 もう片手に直刀型、召喚可能永遠神剣・第五位『希望』の二刀を持つ。

 二刀目の永遠神剣は『銘』が不明なため、ヘリオンが命名した。

 元ラキオス王国所属・現在ガロ・リキュア所属。


 現在の剣聖。「エクセリス」とは四王子時代と同じ付け方での古い言葉で『頂点に立つ者』の意味。黒騎士のような外見をしている。童顔のツインテールは変わらずだが、受ける印象は確かに剣聖。

 永遠神剣の位は存在するが、その強さをどこまで引き出せるかはスピリットの能力による。ヘリオンは第九位ながら『その全てを引き出している』。これはミュラー・セフィスでも出来なかったことである。そのため第九位でも鬼神の如き強さを見せる。

 現在は永遠神剣『失望』と『希望』の二刀を持っている。『召喚可能神剣』を使っての召喚は行われていない。


 王獣戦争の中で、年少組のリーダーとなる。剣聖の名の如く、凄まじい強さを見せるが、『獣』にはマナ存在であるスピリットたちの神剣では効果が薄いため、徹底的に王獣と王獣使いを守る戦いをする。


■【『理念』のオルファリル】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Sprits Guide 3 The tale forgotten with waking of the keeper-』

 双剣型・永遠神剣『理念』を持つ。

 オルファリル・レッドスピリット・ラスフォルト。

 永遠戦争後は、剣をしまい、念願だった勉学に勤しんでいたが、王獣戦争にレスティーナから招致される。強力なレッドスピリットとして参加。

 元ラキオス王国所属・現在ガロ・リキュア所属。

 勉学に勤しみ、(こう言ってはなんだが)非常に優秀な成績を収めている。将来の夢は、ガロ・リキュアの政治に文官として参加すること。エスペリアが辿る道と同じ道程を歩もうと頑張っている。彼女の永遠戦争での活躍は、レッドスピリットたちにとって大きな意味を持ち、多くのスピリットたちから憧れられている。本人は変わらず至ってマイペースを貫いているのだが……。


■【王獣使い ファルテネ・アトリ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』

 王獣ハニルハーンの尾が鋭く黒い刀のような刃になっていて、指示を出し戦う。

 ガロ・リキュア所属。

 父親から受け継いだ、少し大きな帽子とコートがトレードマーク。言語学者を目指す少女。

 『黒の刃』とは見た目からそう呼ばれ、黒い霧を刃にまとっている。

 「獣」と名付けられた異形の存在に対抗できる「力」を持っている王獣ハニルハーンを操る少女。ハニルハーンとは『煌めける精霊』という意味。

 王獣と心話で会話ができる。

 「獣」との戦いでの中心的存在になる。「獣」のコアを破壊できるのは、同種である王獣の刃だけであり、神剣を持つスピリットたちと連携をとって戦っていく。

 引っ込み事案で温厚。見た目通りの性格。両親は早くに行方不明になり、ファルテネはひとりでマロリガン地方の修道院で育った。言語学者の才能を持ち、古代文字を読み取る力を持っている。そこにガロ・リキュアから使者が現れ、レスティーナ女王からの親書を受け取る。その内容は「ソーン・リーム地方に向かって欲しい。そこで遺跡の調査をして欲しい。特に四王子時代に何があったかを」と伝え残し消える。修道院の院長の女性は、「……時が来ました。あなたはソーン・リームに向かう旅に出なさい」と言われて理由はわからないまま一人旅に出る。

 ファルテネはエスペリアたち、「獣」討伐隊に入り、切り札として戦うことになる。はじめは心をあまり開かなかったファルテネだが、同年代のネリーやシアー、オルファリルは友達のように接し、姉のようなエスペリアは優しく彼女を包み込んでくれた。段々と仲間としての自覚に目覚めていくようになる。

 エスモの子を拾い、オルファリルと飼うことをエスペリアにお願いする。こうなったらもう二人は止まらない。仕方なく同行を許す。ハニルハーンと名付けられ「ワゥ!」と吠えた。

 ソーン・リーム遺跡内で聖ヨト語の中で見たことのない複雑な形状の文字列をファルテネは解読していく。その中には『黒い霧』という単語がいくつか出てきた。レスティーナ女王が気にしていたものだった。

 「獣」たちが出現し、全員で戦うが絶体絶命に陥る。ファルテネの心に声が聞こえ、戦う力を!と望むと、さっき確保した石版が輝きハニルハーンが巨大化し「獣」を圧倒していく。ハニルハーンの尾の黒い刃によって獣たちは全滅した。

 おっとりとしていて、かなりのドジ。何もないところで転んだりするところをネリーに見られると「くーるだね!」と褒められる。唯一の自慢は裁縫。裁縫の腕に関しては、驚くべき事にエスペリアを越えている。技術もさることながら、その造形にも非凡なところがある。派遣隊の同じ新人同士ニコラとナリーオと特に意気投合する。ニコラとエリオとも仲が良いため板挟みになり、彼女なりに仲裁に入り苦労している。


 後に、彼女の他にも王獣の仲間が増え、「獣」の出現の謎に迫っていくことになる。


■【『蒼天皇』のアルセラル・スカイブルースピリット』】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』

 長剣型の永遠神剣・第五位『蒼天皇(そうてんおう)』の持ち主。

 アルセラル・スカイブルースピリット・ラスフォルト。

ヘリオンから剣聖の才を見込まれている青白の稀少スピリット。ゼトラのリーダー。

 年齢はガロ・リキュア軍最年少。だがとても真面目な性格で、幼さを感じさせない。

 その才能は凄まじく、ヘリオン・エクセリスから、次代の『エクセリス(頂点に立つ者)』の名を継ぐ者として徹底的に修行を受けている。

 ホワイトスピリットの能力か、オーラフォトンを微量ながら使えるため、神剣での攻撃時に「オーラフォトンブレード」を振るえる。

 彼女は『再生』が生み出した、『規格外』のひとりと言える。過去に存在した強力なホワイトスピリットの魂と、混じり合って生み出されたと推測されている。

 まとまりのないゼトラ・スピリットたちも、この最年少のスピリットの言うことだけは聞く。なぜなら怖いから……。


■【『聖火』のニコラ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Sprits Guide-』『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』

 双剣型(形状が芸術的に美しい事で有名)・永遠神剣・第六位『聖火』。

 ニコラ・レッドスピリット・ラスフォルト。ゼトラ・スピリット。

 ちょっと見、男の子に間違われそうな髪型の美少女。だが本人は女の子っぽくないことを気にしている。服装も男の子っぽいのが似合うと思い込んでいる。

 ガロ・リキュアのレッドスピリットの新人。

 永遠戦争で『再生』が消滅し、スピリットは生み出されなくなったが、ほぼ最後(ゼトラ)に生み出されたスピリットは、ゼトラ・スピリットとも呼ばれる。

 スピリットも兵士になる必要はもうないのだが、永遠戦争の英雄のひとりオルファリルに憧れていて兵士に志願した。

 新人であるため、まだ能力は低いが訓練中に、偶然だがまだ高位のはずの「炎の雨」を使ったなど将来有望とされている。使う双剣はとても美しことでも有名。ただ剣の腕は高くなく、正直おかざりと言われている。ただ威力はないが特殊な効果を与えるあたりもオルファリルに少し似ている。

 同じ新人のナリーオと特に仲が良い。訓練もほぼ同じに行っていて、訓練所でも同室である。同じゼトラ・スピリットと呼ばれる、エリオと、どちらが正規の兵士となれるか何かと張り合っている。

 王獣戦争に新人として参加することになる。ファルテネが戦果を上げるのにライバル意識がとても強くて、必死に頑張るのだがそれがどうも空回りする。神剣魔法の使い手としての才能はあるのだが、どうにも先走ってしまう性格が才能を完全に発揮しきれてない。

 オルファリルに憧れているため、料理の研究が趣味なのだが、殺人的な味付けのものばかり作る。本人だけが美味しいと言って食べるため味覚が正直おかしい。そして、食べさせるのが何より幸せというのが大迷惑である。誰よりもナリーオが被害にあっている。 積極的なのは良いのだが、何かと押しつけてくる傾向があって、まわりは全力で逃げ回っている。

 王獣戦争ではファルテネを護衛するひとり。戦いの中で成長していく。

 一番、アルセラルを恐れている。


■【『未来』のナリーオ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Sprits Guide-』『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』

 槍型・永遠神剣・第八位『未来』の持ち主。

 ナリーオ・グリーンスピリット・ラスフォルト。ゼトラ・スピリット。

 三つ編みにしていて優しげな表情がよく似合う、おっとりとしたグリーンスピリットらしい雰囲気の少女。タレ目なところも戦えるとは思えない。

 ガロ・リキュアの新人のひとりで、ゼトラ・スピリットと言われている。ゼトラ・スピリットと言っても、まだもっと幼いスピリットがいるのだが、おそらく人間に溶け込んでいくであろうと言われ、彼女たちの世代が戦うことを選択する最後の世代だろうと言われている。

 ニコラと同室で仲が良く、やさしくおっとりとした性格は、生真面目でやや暴走気味のニコラを丁寧に諭している。ニコラの料理の一番の被害者で、そのおかげか自分が作ることが多くなり、皮肉にもナリーオのほうが料理の腕は抜群になってしまった。

 お洒落が大好きでアクセサリーをつけている。アクセサリーはハイロゥを動かすように意識的・無意識的に器用に動かす。

 ニコラがオルファリルに憧れるように、ナリーオもエスペリアに憧れている。そのため槍の使い方などエスペリアの戦い方を参考にしている。訓練士も回復や防御技術よりも、攻撃技術に一目置いている。

 エリオ・ラスフォルトとアルセラル・ラスフォルトとの関係も良好で、ニコラが何かと張り合うのをハラハラとみている。少し引っ込み思案で自信が持てない性格のため、割り込むがことができず、ファルテネに仲裁を任せているのが現状。この新人たちが真の意味で結束するのはいつの日か……。

 神剣の名が『未来』と名付けられているだけあって、とても高い潜在能力を秘めている。その証拠に神剣魔法をふたつ組み合わせるという特殊な技術を持っている。

 王獣戦争ではファルテネの護衛役をゼトラ・スピリットたちで行う。


■【『夜想』のエリオ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Sprits Guide-』『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』

 刀型・永遠神剣・第八位『夜想』の持ち主。形状は二刀流でひとつ。

 エリオ・ブラックスピリット・ラスフォルト。ゼトラ・スピリット。

 ツリ目と大きなポニーテールがトレードマーク。無愛想な顔をいつもしていて、何か怒っているのかと勘違いされることもしばしば。本人は実際は呑気な性格をしていて、あまり何も考えていない。

 ガロ・リキュアの新人でゼトラ・スピリットのひとり。ニコラが何かと張り合ってくるので受け流しているが、どちらが正規の兵士になれるかに関しては譲る気は無いようだ。二人が張り合っていると、オロオロするナリーオに、仲裁に入るファルテネというのがいつもの光景である。

 エリオも練度の高い訓練士に見いだされ特訓を受ける。王獣戦争の護衛役に選ばれるだけあって才能が高く、二刀流の刀を極めて器用に使う。

 歌がとても上手で、ひとり部屋で生活していた時は、よく夜ひとりで歌を歌っていた。新人が集まる詰め所でも、彼女の歌は人気が高く、誰もが聞き惚れていた。エリオの歌だけにはニコラも文句を言うことはなく、少しの憧れを抱いていた。

 ブラックスピリットは、どこか繊細な雰囲気を持っている者が多いのだが、エリオは呑気で天然なところがある。あと駄洒落を無意識に言うという特技(?)を持っている。

 エリオの二刀流はまるで音が流れるような動きをして『夜想曲』と呼ばれている。年齢の割には恐るべき才能の持ち主である。

 アルセラル、ニコラ、ナリーオ、エリオのゼトラ・スピリットの四人がファルテネ護衛隊として活躍していくことになる。彼女たちは先輩の元、次代のスピリットとして成長していく。


■【『聖緑』のセルディアナ】……出展『永遠のアセリア -Destiny of The Eternals 1 Princess to fall into darkness-』

 槍型の永遠神剣・第三位『聖緑』の持ち主。

 カオス・エターナル。

 セルディアナ・ターコイズミニオン・スーライト。

 メイド服を着た少女。肩まであるロングヘアで髪の毛の色はターコイズグリーン。

 元々は他のエターナルのミニオンだったが、『運命』のローガスが、その関係性を剣で切り離し、自軍の味方に強引に引き込んだ。この時もローガスは神剣は使用していない。 『聖緑』が持つ凄まじいマナ増殖の力によって、時間樹自体を強制的に成長させることもできる。もちろんその時に、その時間樹のマナは消費される。

 優しいお姉さんタイプで、悠人の好みに合うため、アセリアは少し不安を抱いている。


■【『神風』のクオリア】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide 2 GrandBeast Tamers War-』『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Sprits Guide 3 The tale forgotten with waking of the keeper-』

 長剣型の永遠神剣・第七位『神風(かむかぜ)』の持ち主。

 クオリア・ブルースピリット・ラスフォルト。

 ガロ・リキュア所属。

 外見が四王子時代で描かれたスピリットの姉妹のように似ていると言われている。転生なのではないか?と研究者たちの間では言われている。極めて大きなウィング・ハイロウを持ち、航行速度が極めて高い。

 真面目な性格をしていて、戦闘訓練などにも、自分が納得しないと辞めることはない。やや口調が強く、攻撃的な印象を受けるが、実は甘えん坊な側面を持つ。過去、自分と同じタイプがいたということを良く耳にするため、対抗意識を持っている。

 実は優しい性格をしていて面倒見がいい。先輩達にも可愛がられている。妹タイプで外見も性格も可愛いので、お姉さん方々から可愛がられていて、「誰の真の妹か?と争奪戦が一部で繰り広げられている」。

 露出度が高い服装が苦手の恥ずかしがり屋でもある。ややツンデレ?


■【『虹』の聖】……出展 現時点ではなし

 刀型神剣の永遠神剣・第五位『虹(にじ)』の持ち主。

 倉橋聖(くらはし・ひじり)。

 出雲所属。

 彼女はこれから出雲を旅立つ若い少女。『虹』と呼ばれる過去から存在はするが、誰も契約に至らなかった永遠神剣と契約に成功した特殊な存在。

 艶のある真っ黒の腰まである、ストレートの長髪が大和撫子らしい外見。

 写しの世界で起きる「とある事件」に、犬神の眷属であり弓の達人である少女『雨(アメ)』と供に挑むことになる。この事件はこの分枝世界の概念情報(イシリアル・イデア)に問題が発生することに起因する。

 少年少女たち限定に起きる事件であり、解決できるのもその年齢の者たちだけである。聖も雨も、巫女服で現代世界を歩く姿はかなり目立つが、本人は浮き世離れしているため気にしていない。極めて素直な性格をしていて、素直すぎるのが危うく感じる部分もある。雨が色々とブレーキ役とツッコミ役になっている。本人はボケのつもりはないがかなりの天然。

 高嶺佳織や夏小鳥との出会いなど、因縁を感じさせる戦いに巻き込まれていく。


■【『求め』のシルダス】……出展 現時点ではなし(永遠のアセリアにて名前だけ)

 片手剣型の永遠神剣・第四位『求め』の持ち主。

 シルダス・ディアエリア。

 北方ガードス国所属(後のラキオスの前身。四王子時代編により部分修正)

 時間樹ベルドグレアから召喚されてきた少年。

 住んでいた分枝世界での勇者たちのひとり。分枝世界を支配しようとしていた、魔王的存在と化したエトランジェと、仲間たちと供に戦い抜いた。勝利を願ったため、『求め』によって契約が成立し、エトランジェを倒した後に、姉と供に龍の大地に召喚される。

 極めて勇者らしい自己犠牲精神が強い性格の持ち主。

 龍の大地では、ガードス国の奴隷として、スピリットを率いて戦うことになる。しかもその相手は、供に戦ってきた仲間たちだった。勇者たちは、それぞれが神剣に支配され、シルダスは仲間たちを手にかけていくことになる。

 この戦いで『世界』が誕生することはなかった。


■【『旋光(せんこう)』のラァリアー】……出展 現時点ではなし

 双剣型の永遠神剣・第八位『旋光』の持ち主。

 ラァリアー・ミル・レッドスピリット。

 北方ガードス国所属のレッドスピリット。シルダスのパートナー。

 戦闘に常に使われていたためシルダスと出会った時は、ハイロゥは漆黒に染まっていて、戦闘以外には興味を示さない少女だった。

 シルダスはラァリアーを少しずつ回復させていき、人間性を取り戻させていく。

 ラァリアーはシルダスに懐いていくようになり、二人はいつしか恋仲になっていく。

 神剣魔法の研究が趣味となり、マナの効率的な情報操作を行い、現在に残る様々な神剣魔法のプロセスを生み出した。変則的な魔法である「点火(イグニッション)」を開発したのはラァリアーである。

 シルダスのためならば、自らのハイロゥが黒く染まるのを厭わず、大魔法を使用してしまう。


■【ロウィーン・ディナ・ラキオス】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Sprits Guide 3 The tale forgotten with waking of the keeper-』

 アルクゥーテの槍を継ぐ少女。

 忌むべき血筋に生まれ、王家の暗部を担当してきた一族の少女。
 永遠戦争において、悠人やアセリアとは別に、レスティーナの指示により、『番号のない詰め所』の指揮官として、破壊と暗殺などを行っていく。
 人を巻き込んでいく部下のスピリットたちと心をすり減らしながらも、前へと歩き続ける。

 永遠戦争編におけるもうひとりのヒロインである。


■【【炎星】のオルセアン】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Sprits Guide 3 The tale forgotten with waking of the keeper-』

 双剣型の永遠神剣・第七位『炎星』の持ち主。

 オルセアン・レッドスピリット

 ロウィーンの部隊の拠点破壊系レッドスピリット。

 『炎環』のオラシオンの双子の妹。サーギオス帝国から訓練士ベルラッツオごと亡命。
 訓練士ベルラッツオは、オラシオンを連れてくるは失敗に終わる。
 オラシオンと同じ、サークル型ハイロゥを一枚だけ持つ。
 

■【【荒波】のアクアリナ】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Sprits Guide 3 The tale forgotten with waking of the keeper-』

 大剣型の永遠神剣・第六位『荒波(あらなみ)』の持ち主。

 アクアリナ・ブルースピリット。

 ロウィーンの部隊のブルースピリット。
 重兵装で大剣と小型の楯を持つパワータイプ。
 それでいて大型ウィング・ハイロゥで航行速度を保っている。
 生まれ持っての戦闘域に入ると凶暴化してしまう神剣の持ち主。そのため単騎でしか行動させられない。誇り高き悲しみの騎士。
 後にマロリガン戦の後にクオリナ・ブルースピリットと出会う。


■【【舞風】のエルゼア】……出展『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Sprits Guide 3 The tale forgotten with waking of the keeper-』

 小型の槍が四本で構成される永遠神剣・第六位『舞風』の持ち主。

 エルゼア・グリーンスピリット。

 ロウィーンの部隊のグリーンスピリット
 無口で滅多に会話せず、たまに単語単位でだけ会話する。表情もあまり変化しない。
 回復や支援など的確かつ献身的に行うが、他との接触はあまりしない。
 グリーンスピリットだが受ける印象はブルースピリットのように凍ったような表情をしている。回復よりも防御と支援に特化している。それだけでこの部隊に託されているのが、この部隊の目的が『生還』ではないことが解る。
 ソーン・リーム遺跡にてファルテネ・アトリの父、ティムリ・アトリによって復活させた『マナ再配列法』を使用し、四王子時代の重要な儀式を行う。

ENCYCLOPEDIA Universe of Spirit of Eternity Sword

まだ書いている途中で、質問関連もCharacter関連も全然埋まっていませんが、段々と埋まっていくのを楽しみにしてくださると嬉しいです。
いずれまとまってきたら本にでもしたいと考えています。登場キャラクターにまだアセリアや悠人すら載せていない上にエターナルたちもいると思うとなんともこの作業も気が遠くなります。さらに訓練士などスピリットやエトランジェ以外も入れたら本当に大変なことに……がんばります。
また質問はTwitterなどで受け付け、それに答えた内容などを盛り込んだりしています。
まだ『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』シリーズの設定すら書き切れてないので、いつになることやら。
気長に待っていてください。

高瀬奈緒文

ENCYCLOPEDIA Universe of Spirit of Eternity Sword

『永遠のアセリア』『聖なるかな』『永遠のアセリア -The Phantasmagoria Spirits Guide-』シリーズなど、永遠神剣の世界観を解説・紹介・解答する設定資料集的なものです。あくまで原作のゲーム版とは異なり、これは原作を元に当初の設定をベースに、世界観を統一する方向に「勝手に」高瀬が二次創作しているものです。そのためオフィシャル設定とは異なる部分も多々あります。 そのあたりを踏まえて読んでいただければと思います。 基本的には、アセリアを考えた時点での当初の設定に近づけていっています。自分が脳内で暖めていた設定のバージョンと捉えて頂けると幸いです。 もちろんゲーム原作版を否定するものでもなんでもありません。 設定が二重化してしまう部分は、お好きな方を選んでくださると助かります。

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更新日
登録日
2014-10-11

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  1. A.始めに……
  2. B.世界観に対する質問と回答のまとめ
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