僕の幸福

辛いことを一歩の乗り越えたら幸せになる・・・
ふざけるな、そんな簡単に幸せになれると本気で言っているのか
辛いまま死んでいく人がどれだけると思う?
訳も分からず殺される少年少女がどれだけいると思う?
辛いことなんて一度もしたことがない人だってたくさんいるのに
それでも幸せだと言える人だっているのに
幸せと感じることなんて人それぞれなのに
辛いと感じることなんて人それぞれなのに
それは自分の幸せを他人に押し付けているだけなんだ
それは自分の辛い経験を人に分かってもらいたいだけなんだ
たとえ辛いことを乗り越えても幸せだと感じられないことだってあるんだ
辛いことを一歩の乗り越えたら幸せになる・・・
幸せとはどういうものですか?答えられる人がどれだけいるだろう
不幸とはどういうものですか?答えられる人がどれだけいるだろう
不思議なことに幸せの反対は好きの反対が嫌いじゃないように不幸ではないのだ
幸せの反対は日常なんだ
普通のこれといった出来事も辛いことも嬉しいことも何もない無気力な日常なんだ
何気ない日常が幸せ?それは、何気ない日常を送れない人たちを見てそう
感じているだけなんだ
僕は幸せだとは言えないし不幸だとも言えない
そんな無責任なことは言えない何が幸せなのかわからない
しょうがないから
誰かを幸せにすることにしよう ・・・
不幸にしてしまうかもしれないけど、
多分それは僕にとっても不幸なことになるかもしれないから
そのときは
痛み分けでいいかな?

僕の幸福

僕の幸福

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-09-23

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted