煙草

犬の散歩をしていた夕焼け小焼け、トンボが飛び交い、秋の虫の音が響く中でふと煙草を吸いたいなと思ったので書きました。
最近、吸っていなかったので少し恋しかったのです。

 秋に考えたからだろう。
 煙草が一番似合う季節は秋だと思う。次は春。夏と冬は喫煙に向かない。ただ、夏の早朝と冬の暖かな日向は例外だ。
 どうやら私にとっては、心地よい時間が煙草と相性が良いようです。

 春には桜を眺めながらプカプカ。

 夏には清涼な早朝に鳥の声を聴きつつプカプカ。

 秋には虫の音をバックに月を思ってプカプカ。

 冬には柔らかな陽射しの中でプカプカ。

 プカプカと季節を巡るのは楽しい。

 健康第一、医療費削減の流れのなかで、今後も煙草はますます値を上げて行くことでしょう。喫煙者はこれを歓迎しない人が多いことだと思います。
 しかし、私は煙草税の上昇は煙草の文化的価値をあげ、いろいろと問題が解決されるのではないかと考えています。
 まず、解決される問題です。
 未成年者の喫煙問題は、煙草が高くなればなるほど購入したり貰うことを難しくし未成年喫煙者は減ります。また、普段から何かにつけて、止めたい止めたいと言っている喫煙者も煙草に手が出し難くなり喫煙者減少に繋がるでしょう。
 次に値上げによる生じる問題です。
 このような状況は喫煙者に不満感を与えます。それが何らかの問題を生むかと言えば生まないでしょう。煙草には禁止薬物のような危ない依存・禁断症状もありません。つまり、病的な人ても煙草欲しさに凶悪犯罪を犯す者はまずいない。だから、値上げによる問題は税収減を除いてないだろうと考えます。
 そして値上げの結果、依存し惰性で喫煙する者やマナーの成っていないであろう未成年喫煙者が排除されます。
 このような流れの中で、喫煙の文化的価値を上昇させる土壌が醸成されます。
 依存やストレスを紛らわすために吸うのではなく。その瞬間を楽しむために、煙草自体を楽しむために吸う。
 依存としての喫煙ではなく、趣味としての喫煙。
 喫煙サロンを普及させ、雑談に興じるのも良い。誰も来ない自分だけの場所を見つけ、景色を楽しむのも良い。
 そんな豊か時間を生む喫煙のあり方を模索して行きたいと考えています。

煙草

自分で書いていて思いました。自分は恐らく排除されるのだろうと……。実際、友達に一度貰った時を除いて半年以上吸っていない。
お金に余裕がないからね。
政府は税収と相談しながらガンガン値上げして行くといいと思う。
そうすれば、私の望む喫煙ライフが訪れ……ないな。
昨今、金持ちほど健康志向ですものね。
煙草税が順調に上がれば、煙草売れなくなり、生産量が下がる。価格はあがり、本当に一部のマニアックな趣味になりそうです。
それはそれで良いかマイナーなもの好きだし。

あとがきが取り止めなくなってきましたので、ここぐらいにします。
最後にお酒と煙草は二十歳になってから(法律上)!!

煙草

煙草を吸いたくなるとき。そんな時について書いていたつもりが、話が変な方向へながれて、煙草の文化的価値の上昇について何か書いてました。煙草好きな人にも煙草嫌いな人にも受け入れられない可能性のある変な作文で宜しければどうぞ。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-09-21

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