良く判らない家電製品を選ぶ方法
最近の電子機器/家電製品は故障しやすい。
そんな事を漠然と感じ無いかい? 僕は感じる。
多分僕だけではないと思う。
しかも、どれを買ったら良いか、良く判らない。
でも、必要な物は買わなくてはならない。
そこで、こんな事を考えました。
良く判らない家電製品を選ぶ方法
良く判らない家電製品を選ぶ方法
最近の電子機器/家電製品は故障しやすい。
そんな事を漠然と感じ無いかい? 僕は感じる。
多分僕だけではないと思う。
結婚した時に贈られた洗濯機は10年使った。2台目は10年使っていてまだまだ現役だ。
テレビはブラウン管式のやつを8年使っている。
(自宅のケーブルTVではデジタル放送→アナログ放送変換の電波が有るので使えるんだ)
実家では、電子レンジは20年、この間捨てた扇風機は30年以上ものだった。
手入れと修理をすればそれ位使えたんだ。以前の製品はね。
パソコンも例外ではない。
実家で使っていた中古PCは10年使っていた。(さすがIBMだ。つくりが違うと思う)
スペックは見劣りするが、商売のお金の集計計算が出来れば十分だったからね。
そういうモノだと思っていたんだ。
最近の製品はどうだろうか?
値段はずいぶん安くなったけど、そんなにはもたないと思っている。
自宅用に買ったPCは3年もたなかった。(2回の故障は修理して、3回目の故障で諦めた。台湾製はダメだと思った)。
最近、息子がPCが欲しいと言うので秋葉原へ行って、ショップPCを買う時にどの位もつのか聞いてみたら、店員さんは「そうですね~~ 3年ぐらいでしょうかね~」と言っていた。エェ~!と思ったヨ。ハイスペック品が欲しいとネダルので、仕方なくそれにしたけど…。(案の定、3カ月で故障した。修理した以降はとりあえず問題なく動いている。ハズレ品だったのかなぁ~))
これはいろいろな課題を内包しているけれど、
僕にとっての問題は、長く使える良い物を選ぶ為にはどうしたら良いか? って事だ。
この間、引っ越しに伴い、新しいエアコンを買おうと思って量販店に行ったら、たくさん並んでいてどれを選んだらよいか悩んでしまった。
安くなったなーとは思うが痛い出費だ。3年で故障する物は避けたい。絶対に避けたい。しかし、どれも同じように見える。どれが当たりで、どれが外れか判断できない。
カタログにはいろんな機能の説明が書いてある。エアコンにこんなに機能が有るなんて思わなかった。自分は技術者ではあったが、専門外の製品に付いては良く判らない。そして、理解と納得の無いままの購入はしたくない。
さて、困ってしまった。そこで、店員さんに相談だ~。という事で聞いてみた。
先ずはいろんな機能。「これってなぁに?」さすが店員さん、いろいろ説明してくれた。だけど、ヤッパリ判らない。いや、説明は解る。そうじゃなくて、「ホントにそうなのかな~」と「ナンボのもんじゃい」って所が判断できないんだ。ヤレヤレ、どうしたものか?…… いったんペンディング。
さてと本題、耐故障性。「故障しないで長持ちするのはどれ?」「それなりのメーカー品ならば大丈夫です。ここに有るのはどれもOKです」なかなかそうは思えないんだよね…。ここで買った台湾製PCは3年でダメになったし…。これも結論できないのでペンディング。
次はお客の評判。「評判の良い物はどれ?」「そうですねーここら辺あたりですかね」う~ん、もうちょっと安いやつが希望なんだ。「それじゃぁーこれなんてどうです?」今一つ安っぽく何か怪しい雰囲気。仕方がないのでこれもペンディング。
結局、何らの結論も出せないので、いったん引き上げた。急ぎはしないが悩ましい。
こういう時は、ネットで検索かなって事でやって見た。もらって来たカタログを、一つ一つ地道に調べる。例えば、
ウイルスの除去:効果は疑問と書いて有る。
人感センサによる省エネ:人のいる所に風を送る→冷気/暖気が体に当たる。好みでない。
カビを抑制:夏のクーラー使用時は室内機が湿るので、必要そう。かび臭い事が有るよね。
自動でお掃除:使用頻度が少ないので、自分でやる事にする。すると安いやつが買える。
省エネ型:何せデカイ。部屋は小さい。エネルギー消費に貢献を、と思うけど・・・使用頻度が低けりゃ問題ないよね。
だんだん飽きてきた・・・。
結論として、それほど使用頻度は高くないので、機能の少ない中の下クラスで良いかな。
もう一度、量販店に行って現物を見る。かなり絞れたが、まだ沢山ある。その中では判断できない。
それで、聞きかじりを含めて、良く判らなくても結論を出せる方法を考えた。
1.先ず値段の一番高い物と安い物を外す。
家電製品には{相場}というものが有って、値段は大体{この位い}という線が有るんだ。中ぐらいの物を選ぶ場合は、この線で選ぶと良い。一番高い物はえてして過剰性能。一番安い物はえてして怪しい。掘り出し物と思ったが、安物買いの銭失いになる失敗を避けよう。無論~各人の価値観によるがね。
2.売れ筋商品を選ぶ。
多くのお客に評判が良く、よく売れる物は、外れが少ない傾向にあるんだ。エアコンではないが、技術者として他社製品を調査した経験から、そう思う。他社製品にケチを付ければキリがないが、性能/価格バランスは一目を置ける。
3.信用で選ぶ。
「性能を買うのではなく、信用を買う」という事なんだ。実はね、カタログに書いて有る性能の値って本当かどうか怪しいんだ。だから性能値の小さな差の比較は余り意味がない。耐故障性に至っては、比較できる指標が無い。信用できるメーカーを選んで、信じるしかない部分が有る。
4.操作性で選ぶ。
例えば、リモコンを操作してみて、使いやすいと感じるものを選ぶ。操作が難しいのはやはり避けよう。
5.感覚で選ぶ。
特にテレビやオーディオは、目や耳で感じる感覚で選ぶ。理屈ではないんだ。選択理由は{何となく良い}で、決めよう。エアコンはどうしよう・・・動作音で比較するか・・・
6.最後に残った選択肢は、値段の高い方を選ぶ。
信用のあるメーカーの値段に現れる品質や性能によるランクを信じよう。値段が高い物は丁寧に作っている場合が多い。ちょっとした事で失敗したなと思うくらいなら、一寸ぐらい高くても良い物を買う。大学時代に聞いた、裕福な家庭の友達の意見だ。当時の貧乏な私には理解できなかったが、今は理解できる。
最終的に、機能が少なく単純で、基本性能は中くらいで、信用のあるメーカーの中で価格が低めなやつを買ってきた。アリテイな結論だが、エアコンでこんなふうに悩むとは思わなかった。
ちなみに、買ってから3年、まだ故障していない。
良く判らない家電製品を選ぶ方法
皆さんの買い物が、掘り出し物と思ったが、安物買いの銭失いにならない事を祈ります。