世界の鈴木

え?川崎球場で何かやっているんですか?

子供たちの憧れるスポーツ選手ランキングの上位はサッカー選手で占められているそうです。
何かサッカー選手の方が華があってかっこいい感じですものね。
私の子供のころは野球選手でしたけど。時代は変わって行くのですね。いや、回っているんですかね。中島みゆきが歌っていますよね。
私はそれほど野球が好きではありませんし詳しくもありませんが以前はテレビで毎日のように野球中継がありましたので晩ごはんを食べながらよく見ていました。
私には流して見るにはもってこいの番組だったんです。
でも野球中継の延長で次のドラマが遅れるのはちょっとイヤでしたけどね。
野球人気の低迷とともに野球中継は減っていきました。観客動員数も減っていきました。
それでも現在では各球団が工夫と趣向を凝らして野球をより楽しめるみたいですけどね。
例えてしまって大変申し訳ないですけど先日のロッテの試合、平日なのに九千人以上の観客が球場に足を運んでいるんです。
九千人ですよ?
まあ、三万人収容のキャパにしてみると少しさみしい感じですけど、でも九千人です。一時期を思えば立派なもんです。
現在の千葉ロッテの前身、ロッテオリオンズ時代の話しです。
当時の本拠地、川崎球場にロッテの試合を取材に来たライターが駅でタクシーに乗り、行き先を運転手さんに告げると運転手さんはびっくりしてライターにこう言いました。
「え?川崎球場でイベントか何かやっているんですか?」
そんな感じだったみたいですよ。
それが今では九千人ですから。スゴいですよ。
そう言えばガラガラの藤井寺球場で野茂と清原が対決していたんですよね。それもまたスゴいですけど。
野球が人気の時代にこれだったんです。つまりこれは野球人気というより巨人人気の低迷だったんでしょうね。もっと言えば読売の神通力でしょうか。
巨人の一人勝ちの時代から低迷期を迎え、そしてまた巨人の一人勝ちになりそうな様相になってきていませんか?
やはり巨人には底力があるという事なんでしょうか。
それを国に当てはめるとアメリカが巨人ですかね。影響力がある点でもそうでしょう。なんと言っても読売巨人「軍」なのですから。
その影響力に終わりを告げる事件が起きましたよね。
ロシアのウクライナ侵攻です。
この事件はNATO軍の敗北を意味し、強いてはアメリカの抑止力の低下を意味し、そして新たな冷戦時代の幕開けを意味します。
中国の存在が当時よりも事態を複雑にするかもしれません。
そんな記事を目にしました。
私も同感です。
今、世界情勢は緊迫しています。そして私達に危機が訪れようとしています。
温暖化による異常気象、リーマンショックの二番底による世界恐慌、そして世界情勢の不安定化。
その前兆は確実に私達に忍びよっています。
考え過ぎでしょうか?
だと言いんですけど。
人間社会においてはひとつの形態、形式を長く維持するのは困難です。必ず変革が訪れます。
ですけどみんなの創意、工夫とほんの少しの気遣いできっと改善に向かうと私は信じています。
それには大変な努力が必要です。そして大きな意識の改革が必要です。みんながひとつの方向に向かう事が必要です。
そこには必ずその時代の寵児が現れます。そして私達のベクトルを同じにするでしょう。
それは野球におけるイチローのように。
あのワールドベースボールクラシック。韓国戦のイチローのあの打席。そしてあのセンター前ヒット。
私はその場面を興奮とともにありありと思い出せます。
私達はその時、確かにひとつになったはずです。
そのイチローを二宮清純は千両役者と讃えました。
一野球選手がそのように評されたのを私は知りません。
それまでの不調を払拭するここ一番での面目躍如の会心の一振り。
そんな「世界のイチロー」が政治の世界にも現れて欲しいと同じ鈴木は思います。

おわり

世界の鈴木

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世界の鈴木

私が日々の暮らしで感じた事、思った事、思い出した事を書いています。 気軽に読んでくれたら嬉しいです。 今回はまとまりがありませんが。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-09-14

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