不思議。

不思議に迷い込んだ。

見出しなんて必要ない

目を開けると見知らぬ住宅街だった

体は前に進む
しばらく進むと信号機が設置されている

知らない場所のはずなのに 脳裏には過る

そんなこと考えながら前に進むと信号機はあった

なんのへんてつもない信号機

いくらまっても赤から青にかわらない

まるで これ以上進むなと拒むように

それを無視するように自動車が来ないのを確認したあと その境界線を通り越した

信号の奥には 三本の分かれ道

何故か迷うことなく左へと進む

しばらく進むまでの道には公園の設置でもしていたのか
やりかけの作業をほったらかし誰1人いなかった

どんな公園が出来上がるのか
それを想像し 心を踊らせた

公園を曲がると果てのわからない一本道が続いた。

いくら進んでも何処にもたどり着かない

気が付くと周りは無

明るくも暗くもない

そこの知れない 何もないまるで別世界のようだ

もと来た道はいつの間にか消え無くなっていた

黒でも白でもない 無の世界

まるで誰かに自分の心をの中を見透かされたような気分になる

でもそれは特別嫌な気分になることもなくむしろ心地よい何かを感じさせる

そんな部屋だった

ずっと昔まだ母親のお腹にいる安心感のような

赤ん坊というのは母親の腹からでた瞬間死ぬ瞬間と同じ感覚を受けるため泣くらしい

もうでたくない

だが 進む道があるというところから好奇心が勝ち進む事を決めた

あらためて進もうとするにもどっちへいけばいいのかわからない

―――――――――――

目を覚ますとそこは見知らぬ部屋だった

どこか不気味だがその一点を除けば至ってシンプルな部屋であった

窓に目をやると閉まっていた

窓の先は闇で一寸先も見えなかった

窓を開けて手探りで手すりに掴まる為に歩いた。

見つからない

それどころか 気が付くと全く別の場所にいた

真っ暗で先程あった部屋が嘘のように消えている

遠くから見知った音楽と声援が蘇る

どうやら運動会などそこらへんの行事を行ってるらしい

音の方へ駆けつけようとすると 同時に突然目の前が真っ暗になった

不思議。

とくに意味無しの三ヶ月ネタ。
下校中の道に沿って話を描いた。

不思議。

迷い込んだ道でそれは明らかになる。((そんなことない

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 冒険
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-09-11

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