私の大きな独り言

私の他愛もないつぶやきです。

お店に入って、目的以外の買い物をしてしまう事ってありませんか?
商品を手に取り、眺め、つい興味を引かれて買ってしまうんです。
私の場合は雑誌「プレジデント」がそれにあたります。経済などの「今」な情報がわかりやすくのっていて面白い。
しかもオールカラーで読みやすい。値段も手頃。
特集に興味を引かれるとつい買ってしまいます。
ほとんど定期購読者です。
そのプレジデントに気になる記事を見つけました。
「遺伝子ビジネスで狙う38兆円市場」という記事です。
少し前のものですけど。
ビジネス関係はさておいて、今の時代、遺伝子解析費用が下がっているそうですね。会社と調べる遺伝子の数によっては三万円程度でできるみたいです。
そう言えば、テリー伊藤さんがCMしてましたね。
すべての遺伝子情報、つまりゲノムも数十万円で調べられるそうです。十年前は二十億円だったそうですからジェットコースターなみの急降下です。
遺伝子には自分のおよそすべての情報があるんですよね。
自分の遺伝子を調べる事で適性や将来の疾患などのリスクを把握しておく。
良い事だとは思いますけど、空恐ろしさを感じるのは私だけですかね。
私の仲の良い知り合いにトラックドライバーの女性がいます。三人の子供を育てているシングルマザーでそれぞれ子供の父親が違うという豪気な女性です。
にも関わらず婚姻歴離婚歴ともに二回。スゴいですね。
そんなちょっと変わった経歴の彼女の友達にちょっと変わった女性がいます。
同じ会社に勤めるトラックドライバーで同じシングルマザーのその友達は一風変わった性格の持ち主です。
その友達はかしこまった場や、人の真剣な顔を見ると笑ってしまうというのです。
私と彼女たちは同年代で冠婚葬祭は結婚式よりお葬式に出る方が多い世代です。
身内や義理に限らず、お葬式に参列するとその友達は何故か笑いが込み上げてきてたまらないそうなんです。
一度我慢できず大笑いしてしまい、大いにひんしゅくを買ったそうです。
想像するとおかしいですね。
それだけにとどまらず、その友達はなんと怒られていてもそうなるらしいのです。
以前仕事でミスをしたその友達は取引会社の担当者からこっぴどく怒られた事がありました。
そのミスはいくつもの関係者に影響した少し深刻なものでした。
当然担当者はその友達に怒ります。しかしその友達はその怒った顔を見ているうちにしおれるどころか笑いが込み上げてきたのです。
笑ってはいけない。笑ってはいけない。
そう思えば思うほどおかしくなってきます。
うつむいて友達は耐えます。しかし肩は大きく上下します。
不審に思った担当者は友達の顔を覗きこんで
笑いをこらえた変な顔を目の当たりにし、更に火に油を注ぐ事になりました。
その担当者は不愉快極まりなかったでしょうが、これもまたおかしいエピソードですね。
こうした友達の性格も遺伝子にはのっているんでしょうか。たぶんのっているんでしょうね。それを知ったとしてもどうにもならないんでしょうけど。
驚くべきか必然か、その友達の子供もまったく同じ性格だそうです。遺伝するんでしょうか。これから思いやられますね。
このように変わった性格というのは治した方が良いんでしょうか。
もちろん本人の努力が必要不可欠ですがそれ以上にこれを個性とするか、欠点とするかは周囲の裁量が大きく影響すると私は思います。
面白いから受け入れるか、迷惑だから排除するか。天気と同じように自分ではコントロールが難しい部類ではないでしょうか。
彼女も、彼女の友達も少し変わっていますが会社が、社会が彼女たちを受け入れ、必要とし、彼女たちは働いて家族を養い社会に貢献しています。立派です。
私も欠点や欠陥があります。治すためには設計図がいります。それが遺伝子情報という事でしょうか。
知りたいか知りたくないかで言えば知りたいですね。でもアクションは起こしません。
だって未来を知るって結構度胸がいる事だと思うからです。
私にはそんな勇気と覚悟ありませんよ。

私の大きな独り言

読んでくださった方々、感謝申し上げます。
これからも私が感じた事や日々の出来事を稚拙な文章で表現していこうと思います。
ご意見ご感想があれば大変嬉しいです。

私の大きな独り言

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-09-05

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