シンデレラはグレていますか??1
一話一話が短いけど続きます!
硝子学園学園祭、ガラス祭まであと1ヶ月。
私、白花ほのか 高校1年生!!なんと!このたび主役をつとめます100人の中から選ばれました(自慢!)!!!演目は、シンデレラ!!!!
今日の練習もがんばるぞー!!通し練習中!!
「ナレーター:シンデレラは継母と姉ふたりに・・・・・~~です。
「シンデレラ:ああ、掃除と洗濯しなくちゃ。ほうきはどこいったかしら」
・・・・・が。
「ほのか!!?アナタナニやってるの!?」
つんつんしたぶちょーの声。あぁ分かる。コレは怒ってる声だ!
ずしずしと大またで近寄ってくる部長。練習は一時中断!思わず後ずさるけど、後ろは壁。逃げ場無しってわけね。私は悟った。コレはなんか知らんがヤバイ!!!
追い詰められた私は髪の毛をむんずとつかまれる。
「何よ!この毛の色はああぁぁぁぁぁ!?」
あ、髪のことか。確かにこないだ金にして赤メッシュ入れた!!
「染めました。」
「ケロリと言うんじゃない!!」
部長に一蹴され、自分を援護する。
「違うんですっちがうんですョぶちょー!!ッ私なりに台本を読み込んで考えた結果、いじめられてストレス溜まったシンデレラは、グレて祝ヤンキーするんですよ!!だから・・・」
「祝ヤンキーするって何!?どっちにしろ台本変えちゃってるじゃない!!」
「あ、そっか。」
「ケロリと言うんじゃない!!あとコレ!台本ではほうきじゃなくて雑巾で床をふくはずよ!?」
そういってほうきをつかんだ部長の目が見開かれる。その目が、ほうきの先端から後端までゆっくりと上下した後部長が言った。
「なにこれぇえええぇぇぇぇぇ!?何でこんな本格的な魔女が持ってそうなやつがあるの!????!」
あ、ずいぶん見てるなと思ったらそういうコトか。
「魔女研究クラブに借りてきました。」
「そんなクラブあんの!?」
一蹴したあと、部長が言った。
「ともかく あなたがメチャクチャやるせいでいちいち練習が中断されてるのよ!?今度何かやらかしたら・・・。主役をおろして2度と主役をすることを認めないわ!!」
エエエエえええええぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!?
やばい!!
⇒続く!!
シンデレラはグレていますか??1