戦火を焚く神

前にどこかで読んだ北欧の方の詩(作者などは忘れてしまいました)の影響を受けていると書きながら思いました。言葉は違いますが、言わんとしていることはたぶん同じものではないかと。まあ、最近ちらほら言われたり書かれたりしていることですし、割と普遍的な考えなんでしょうね。

今日もまた 人が死ぬる

戦を知る 人が死ぬる

死者の魂 残さぬよう ()べましょう

メラメラ パチパチ ()きましょう

戦の記憶を残さぬように

次の戦のために


今日もまた 人が生まれる

戦を知らぬ 人が生まれる

生者の身 冷まさぬよう 暖めましょう

メラメラ パチパチ 育てましょう

戦の記憶を持たぬように

次の戦のために


不満に怒りが溜まる 差異は強調される

寛容さは失われ 差異は強調される

さあ 死者の魂と一緒に 燃べましょう

メラメラ パチパチ 焚きましょう

戦火を消さぬように

次の戦のために


戦の日は近い

戦火を焚く神

どうすれば良いのかはわかりませんが、考えることがまず必要かと思います。もっともそれで終わってしまえば、ないも同じですが。

戦火を焚く神

一応、韻文に分類していますが、自信はありません。自分的には韻文よりの散文ぐらいに思っています。不出来ですが、風呂に入っている時に思いついたので書いてみました。

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-08-29

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