感情の粘度

そんな詩です。

過ぎ去った思い出への
感情の粘度はどれくらい?
未来は常に僕の
後悔を練り上げる

過去はやたらとメルヘン
焼き付いた景色は平面
まるで一人占めのシネマ
伝えられないジレンマ

砂糖すら溶けない程の
生活をしてみたい
テレビを見ながら考える
僕は思考の過激派


語られる昔話への
感情の距離はどれくらい?
未来は常に僕に
タイムアタックを仕掛ける

砂糖すら溶けない程の
生活は飲みにくい
そう結論付けて眠る
僕はやっぱり無知


過ぎ去った思い出への
感情の粘度はどれくらい
後ろ髪引かれすぎて
前方不注意は当たり前

過ぎ去った思い出への
感情の粘度はどれくらい?
過ぎ去った思い出への
感情の粘度はどれくらい?

感情の粘度

歌詞として書いたので形式はそれです。

感情の粘度

感情の粘度

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 時代・歴史
  • 青年向け
更新日
登録日
2012-01-08

CC BY-NC-ND
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