エンドロールのその後は
エンドロールのその後は
皆が心で思うこと。
時には皮肉に思いつつ
時には心に留めつつ
そっと静かにその胸に
静かに暖め続くもの。
エンドロールのその後は
虚しき悔いが身を焼いて
己が力の儚さ(はかなさ)に
はたまた時の無常さに
機会が永遠(とわ)に続くよな
錯覚起こした未熟さに
心は破れ千々(ちぢ)乱れ
苦き涙に溺るのみ。
エンドロールのその後は
暗転したのち魔法解け
己が姿を照らし出す。
誰もがその身を現して
常世の中に溶けてゆく。
<了>
エンドロールのその後は
最初はフィクションの、次は人生の、最後は両方の、といった感じの内容ですが、もうちょっとやりようがあったような気もします。