鼓動の音

僕がいずれこの命を散らす時
僕は胸を張って言えるだろうか?
「幸せだった」 と
死にまた一歩近づいたこの命で
僕はふとそんな事を考えた

誕生日がくる度に
僕は命が少しずつ消えて行くのを感じる
この命の灯が完全に消えてしまった時
僕の人生は終わってしまうのだと

誕生日おめでとうって 笑顔で言ってくれる君
愛おしくて大切で 大好きな君
人生が終わるまでに あと何度君に
大切だって 大好きだって
伝えられるのだろうか…?
もっと伝えたい たくさん伝えたい
何年後になるか分からない僕の最期まで

高なる鼓動が響いてくる
君に聞こえてしまいそうなほど力強く
弱気な僕の背を押してくれるように優しく
…いつか…そう、いつか消えてしまうまで
精一杯生きて 君に伝え続けて行きたい
君に出会えた事に感謝を
君と愛し合えた事に感謝を
君に想いを伝えられる事に感謝を
そしてこの気持ちに気が付かせてくれた
“今日”に感謝を…


いつでも いつまでも
君の傍にいたい

鼓動の音

お久しぶりです。(or 初めまして。)
作者の黒豹です。

今回のテーマは「誕生日」と「生きる事」です。
なぜこのテーマなのかは…皆様のご想像にお任せします。

1年に1度しかない誕生日という日。
偶然に偶然が重なってこれまた偶然といっても良い確率で生まれてきた日と作者は個人的に思っています。
そんな不思議で大切な日に自分の大好きな人の事を考えながら命に感謝する…といった感じの作品になっているかと思います。

いつまでも生きていられるわけじゃない
だからこそ精一杯生きたい
生きて幸せになって
最期の日まで 笑っていたい

鼓動の音

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-08-21

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