夜ふかし

時計の針の短いのと長いのが
ぴたっと重なり 上を向き
新しい1日の訪れを 知らせるころ

そう、あれは 夏の思い出

今日はおそくまで起きているんだい
と、決めた夜

母に 寝なさい 、と言われても
絶対に寝るもんか と 思った夜

本当は おふとんにはいりたい
と 言わなかった夜

そう、あれは 夏の思い出

夜ふかし

夜ふかし

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-08-17

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