バトンタッチ
蝉の声で 目が覚める時
あゝ 夏が来た
と 思うのです
自転車を
綿菓子みたいな 入道雲に向かって
走らせる時
あゝ 夏が来た
と 思うのです
けれど 夏さん 駿足で
あっと言う間に 走って行って
私のことを追い抜いて
気づいた時には
秋さんに バトンを 渡しているものです
さようなら 夏さん
こんにちは 秋さん
バトンタッチ
蝉の声で 目が覚める時
あゝ 夏が来た
と 思うのです
自転車を
綿菓子みたいな 入道雲に向かって
走らせる時
あゝ 夏が来た
と 思うのです
けれど 夏さん 駿足で
あっと言う間に 走って行って
私のことを追い抜いて
気づいた時には
秋さんに バトンを 渡しているものです
さようなら 夏さん
こんにちは 秋さん
バトンタッチ