人間になりそこねた魔女1
初めて小説を書きました。上手く書けているかはわかりませんが楽しんでいただけると嬉しいです。
プロローグ
床に赤黒い液体が広がりその中に浸るように女が倒れている。
少女は液体がしたたり落ちて
いるナイフを綺麗にふくと布にくるみ用意しておいた袋にいれ、不適に笑うと、静かに城を去った。
少女の目に光はない。
歴史
2030年
世界は近代化を進めさらに進歩していった。
しかし、進歩していくにつれ何故か魔界ができてしまった。
魔界に住む者たちは人間に嫌われ憎しみをいだいた魔女、魔物、悪魔は人間たちに復讐するため立ち上がった。
2035年
魔界の者たちは人間界を襲い人間たちはなすすべもなく人類滅亡の危機に追いやられた。
2040年
人間たちは魔界の者たちに対抗するために生き残っている有名な科学者をあつめ兵器を作った。
「まぁおおまかな歴史の流れはこんな感じだ。黒板に書いてあるのちゃんとノートにうつしとけよ。」
今見習いスカイダーを教育しているのはスカイダー専門学校の教師アイナー・パブだ。
生徒たちは皆真面目で扱いやすい。
アイナーは生徒たちが顔上げるのをみると再び話はじめる。
「そして2040年現在兵器が完成した。まぁ完成したのは約6ヶ月前だが…兵器の説明をしよう。まずこれ、スナイパー。日本刀のような形をしている。これで魔女の魔力を吸収しマジックベルトにためる。ためた魔力は魔力を燃料として飛ぶjet(ほうき)に移す。連絡は耳にはめる小型ヘッドホンでスカイダー全体と通信し伝達する。で、これらを使いこなす為には3ヶ月この学校で訓練し3ヶ月後スカイダーに所属することになる。まあ初期の見習いスカイダーたちは早急だったため3週間で卒業だったがな。主に12歳~15歳までがスカイダーになれる。
今日の授業はこれで終わりだ。解散。」
トップ3
美しい長い黒髪の美少女彼女の名前はアンバー・ブリッジメンドラー。
クールビューティである。だが優しい一面があり仲間思い。
勉強、運動もできて男女問わずモテるし部下からの信頼も厚い。
彼女は完璧だ。
だが何故だか年中無休で右手に手袋をつけている。これは彼女の過去に何かあったみたいだが彼女はなにも話そうとしない。
そんな彼女の親友はアンカ・スクワデッド。いつも笑顔を絶やさず部下からはまあ信頼されている。だが頭の回転が奇妙な所で速く勉強に関してはかなり鈍い。
そしてアンバーの隣にいつもいてアンバーによってくる男を睨みつけるスカイダーのリーダー、キャラビッシェ・ホーマス。顔立ちがよく優しいので女子に人気がある。しかし彼はアンバーに執着している。
目が悪いのかいつも黒縁の眼鏡をかけている。
この三人がスカイダーのトップ3である。
三人それぞれどんな道を歩んでスカイダーまでたどり着いたのかは誰もしらない。
アンバーとアンカ
授業が終わり生徒たちは教室を出る。
静まり返った教室に女子生徒2人が残った。
「ねぇ。アンバー・ブリッジメンドラーって知ってる?」
1人の女子生徒が問うともう1人は首を縦にふり頷きこういう。
「前街の見回りしてた人でしょ?」
女子生徒が言い終わると同時に教室のドアが静に開き2人の少女が入ってきた。
1人は綺麗なストレートの長い黒髪の美少女。もう1人はそこまで美人ではないがショートの茶髪でニコニコ笑っている少女。
紛れもないこの少女たちはスカイダーのアンバー・ブリッジメンドラーとアンカ・スクワデッドだ。今見回りをしているところだろう。
するとアンバーが口を開く
「速く自分の部屋に戻りなさい。先生に見つかると厄介な事になるから。」
かなりクールな言い方だか女子生徒を気遣って言っているのだろう。
女子生徒2人はアンバーに元気よく返事をして急いで教室からでた。
その頃アンバーとアンカ
「ねぇアンカ。速く帰ろう。私この教室あまり好きじゃないから。教室からでたらすぐに具合は良くなるから大丈夫。」
アンバーは具合が悪そうだ。だが今アンカが聞こうとしたことを冷静に分析して言っている。流石人類の希望。
「無理しないでね。」
アンカはそう言うと先に教室を出て行ったアンバーをふらふらした足取りで追いかけて行った。
執着するキャラビッシェ
アンバーとアンカがスカイダー本部に帰ってくるとキャラビッシェが駆け寄ってくる。
キャラビッシェはアンカを押しのけてアンバーの隣にたつ。
案の定アンカは口をとがらせ怒る。
「キャラビッシェはアンバーに執着しすぎだよ。」
少し怒ったような呆れたような感じでアンカは言う。
アンカが言っていることは正しい。今の状況誰が見たってキャラビッシェはアンバーに執着しすぎていることがわかる。
だってキャラビッシェはアンバーに怪我がないか確かめよってくる男共を睨みつけ脅しアンバーに誰も寄らないようにしている。
まぁアンバーは気にもとめていないようだが。
キャラビッシェはアンバーに対してかなりの重症だ。
会議があるため三人は会議室にむかう。
会議室につくとそれぞれの席につく。
もちろんアンバーの隣はキャラビッシェだ。
会議が始まる。
「会議をはじめる。今日集まってもらったのはシベリア族についてだ。シベリア族とは魔界で最も有力な魔女の一族だ。青い瞳に青い髪そしてなによりこの世で一番美しいといわれる容姿。そんな魔女がスカイダーにいる人間に紛れているかもしれない。いやスカイダーだけではないな。」
司会係のキャラビッシェが言う。
するとアンカが質問する。
「どういうこと?まさかシベリア族は沢山いるってこと?」
「沢山はいない。2人だけだ双子の姉妹らしい。今は2人とも行方不明。人間に紛れている可能性は高い。」
キャラビッシェは質問に丁寧にこたえる。
アンバーは頬杖をつき目をそらしている。
ほかの人は皆口々にぼそぼそと呟いている。
[バタンッ]
ドアが勢いよく開けられ、1人のスカイダーが慌てた様子で息を切らしながら言う。
「まっ魔界の者たちが攻めてきました!」
会議室はざわざわとうるさくなる。
キャラビッシェは声を張り上げ指令をだす。
「それぞれ班にわかれ、班長が指示をだせ!攻撃班は前方!援護班は中央!救助班は後方!救護班は三つにわかれ少人数でそれぞれ前方、中央、後方の位置につくこと!」
バタバタと皆が動き出す。
皆絶望の表情の中アンバーだけが生き生きとした表情で瞳を怪しく光らせていた。
つづく
人間になりそこねた魔女1
楽しんでいただけましたでしょうか。今の段階でまだまだ駄作なのでもっと皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります!
かなり意味不明な小説になりそうですがよろしくお願いします。