fall in dark

最後まで読んでくれたら嬉しいです。。

汚い畳8条ほどの小部屋から僕の1日が始まる。

といっても、これと言ってすることがなく、昼寝をするかちょっとした運動をして

時間を潰して、飯を食って風呂に入りまた寝て朝がくるのを待つ

いわゆるぷーたろーってやつだ
 
ついこの間までは、会社で働いていたのだが、あまり仕事ができず上司には叱られ給料も少なく、そんな状況に耐えられなくなって

逃げてきたのである。自業自得だが、今の日本じゃこれが普通だからしょうがないと勝手に解釈して自分を正当化してる。
 
 その後しばらくのうちは、実家に帰ってニート三昧、

パラサイトシーイングって言うんですかね、クズ街道まっしぐらです。

このままでいいのかと、親がギャーギャー言うので、とりあえずバイトをしながら
ごまかしていた、まあ週に2,3回行くぐらいでそれ以外は、パチンコで時間を潰して(基本的に負けますがww)

それを、バイトだと嘘をついてズルズルとパラサイトを続けていた。

そんな状況もいつまでも続くわけがなく、僕が29の時に癌で母親が死んだ。

もう頼れる人がいなくなったのだが、僕には何もできないので親の遺産でしばらく食いつないできたのだが、

それもすぐに底をつき、ホームレスにまで落ちていった。

コンコン、ドアを叩く音がする、僕は急に虚無感に襲われる。
親の葬儀の時以外聞いたことのなかったお経を聞き、白い布をかぶり静かに目をつぶった
地面に穴が空き、そのまま僕は闇のなかえ落ちた。
もう二度と戻らないように ・・・ 。

僕はその闇の中で、誰よりも弱い僕の自己中心的な考えの犠牲になった、僕なんかよりもずっと強い少年少女たちへの

謝罪を繰り返した ・・・ 。

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、 ・・・・・・・・・・・・・・

fall in dark

fall in dark

  • 小説
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2014-08-15

Copyrighted
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