あの空の向こうには・・・7
ー前回のあらすじ(^ω^)ー
俺は先生に職員室に呼び出された。ってこれじゃ俺が悪いことしたみたいじゃないか!!
「それで、話って?俺なんも悪いことはしてないと思うんですが。」
俺は恐る恐る先生に呼び出された理由を聞いてみた。
「あぁ、それはな。お前、急で悪いが部活つくれ。」
「は?なんでまた部活なんて・・・」
わけがわからないよ、なんで俺なの。ほかにもっといい奴いるだろ。
「それがね、足りないんだよ、出展する部活が。今年は文化部が何個か廃部になっちゃったから、ギリギリ足りないんだ。な、頼むよ、出席日数やるからさ。」
「いや、でもなんで俺なんですか?」
「だって、お前が一番誘いやすいもん、なんかそれなりに人脈あるし。」
そんな理由でか。テキトーだなこの教師。
「めんどくさいっすよ。お断りします。」
「お前に拒否権ねぇから。」
「( ˙-˙ )ウィッス」
この教師乱暴だなこんにゃろう。ホントに女性なの?
「おい、今なんか失礼なこと考えたろ。」
「い、いえ、そんなことないっすよ・・・」
沙弥といいこの人といい・・・この町の女性はエスパーか何かなのか?
ー数分後ー
「失礼します・・・」
俺は結局部活を作ることになってしまった・・・どうしよう。
と、そんな感じで悩んでいたら・・・
タッタッタッ・・・
「ん?」
何かがこちらに向かってすごいスピードで走ってくる。
「せんぱーーーーーーい!!!!」
そして!その何かは俺に向かって突進してきやがった!
「ぐぼぁっ!!」
そこで、俺の意識は途切れた・・・なんてことはなかった。
「いってぇ!!何すんだよ葵!!」
「うにゃー♡先輩のにおいー♪クンカクンカ!」
そして、そいつはそのまま俺にしがみついて俺の服のにおいを嗅ぎ始めた!
「やめろ!離れろ葵!見られてるだろうが!」
俺は必死にそいつを剥がそうとするが・・・
「むっ!?じゃあ見られてなければいいんですね!?じゃあトイレ行きましょトイレ!」
「そうじゃねぇよバカ!やめろ!離れろー!」
ー数分後ー
「むー、なんでダメなんですか先輩、先輩のケチんぼ!」
俺はなんとかそいつを剥がすことに成功した。
このアグレッシブな奴は御鏡葵(みかがみあおい)。俺の一つ下の後輩だ。
中学の時からこんな感じで、正直まいってる。
しかし、俺に好意を向けての行為だから、あんまり強く言えないんだよなぁ。
「お、そうだ。」
俺は妙案を思いついた。
「??どうしました先輩。」
「葵、お前に一つ頼みがあるんだ。」
「ん?今なんでもするって言いましたよね?」
「言ってねぇよ。」
なんでこんなネタまで知ってんのかなこいつ。
「まぁ冗談はさておき、なんですか?先輩♡」
「♡を付けるな♡を、お前、どっか部活に入ってたっけ。」
「うんにゃ、どこにも入ってないですよ?」
お、コイツはラッキーだ、早速一人ゲットのチャンス!
「俺さ、先生に部活作れって言われたんだけど、葵さ、入ってくれない?」
我ながらなんて強引な勧誘の仕方だと思うよ。でもこれしかないんだ、仕方ないだろ?
「はい、いいですよー。」
しかしなんとまぁ、この後輩はあっさりOKしてくれた。
「マジでか。」
「はい!先輩の頼みを断る理由なんて!どこにもないです!でもその代わり・・・」
葵がこちらをニヤニヤしながら見つめてくる。
「な、なんだ?」
「私と付き合ってください!」
「おうふ。」
「まぁまぁ、冗談ですよ、そういうのは、ちゃんと先輩を私に惚れさせてからですから♪」
まぁ、なにはともあれ、とりあえず一人ゲットだ!
あの空の向こうには・・・7
みなさん、後輩ってどう思いますか?僕はですねぇ、大好きですよ、えぇ。
という訳で!みなさん´ω`)ノ こんぬづわユウです!
こんな所でいうのも何ですが!一人目の個別ヒロインが決定しました!!
一人目はですね・・・
今回初登場ですが!「御鏡葵ちゃん」に決定しました!!
共通も半分と少しが終わってるので、もう少しで個別ルートに入ります!
ではでは、これからも本作品をよろしくおねがいします!(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪