適正距離

らぶらどーる

 近くに居過ぎりゃ 粗(あら)目立つ。
 この世の醜き物事を
 この世のしんどき事共(ことども)を
 苦し過ぎずに見れるには
 どれだけの距離 必要か。

 テレビで目にした、風船を
 付けたカメラが高空に
 どんどんどんどん上昇し、
 地球の姿をとらえるを。

 天に昇れば いい距離か。
 雲の上なら よい距離か。
 はたまた空気の無きとこに
 辿り着かねば苦しいか。

 地面歩くも それもよし。
 天を願うも それもよし。
 地の底入れば(はいれば) 世のことは
 この目に入らぬことでしょう。

     <了>

適正距離

 文章中の<テレビ>というのは、『世界の果てまでイッテQ!』の<イッテQカレンダープロジェクト 9月編: スマホで宇宙と地球を撮影しよう in アメリカ>です(本放送は昨年)。

適正距離

<この世のこととの適正な距離とは>といった、やや暗めの詩です。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-08-12

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