めだまの神デシューバギル

その神は1つめだまの神だった。

名前をデシューバギル。

大きな一つのめだまがぎょろりとしている。

閉じることはない。

そのめだまで何かを考えている。

いつも。

デシューバギルは自分の作品を作るのが

好きだった。

ありとあらゆるところから

素材を集め、作品を作る。

デシューバギルはいろいろなところに

作品を置いておいた。

その作品がなくなっても

気にしない。

なくなったな、と思うだけだ。

デシューバギルは見に来る奴など

いないだろうと思った。

たくさん作って、たくさん放置した。

     おしまい

めだまの神デシューバギル

めだまの神デシューバギル

めだまの神デシューバギルは作品を作ることが好きだった。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-08-11

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