日常脱退物語Ⅰ

長月 光

自分の、初めての作品なので温かい目でご覧ください

いつもの日々

 ヴー ヴー ヴー
 八月のはじめ、いつものように携帯電話のアラームで目が覚めた。
「あー、なんだか、体が重い・・・」
そう言って光は目を覚ました。朝は強い方ではないためいつもこんな感じだ
 一階から、母の声が聞こえてくる
「ひかりー 起きなさい ごはんよー」
光は、母の声を聞きだるそうに布団から出た。
「あー、この声は一番聞きたくないんだよなー」
そうつぶやきながら、階段を下りていく、そこにはいつものように朝ご飯が用意されていた。
「遅いわねー 何時だと思ってるの?」
母のその言葉に光は時計を見た
「んー 10時に見えるかな」
光はそう答えた。実際に10時だったためだ
「そうよ 10時なの! 何時間睡眠なのあんたは」
そういう母の言葉を無視して光は遅い朝食を食べ始める。
「ごちそうさまでした」
早々とご飯を食べ終え、光の暇な日常が始める
「暇だー なんか面白いこと起きないかなー」
そう言いながらパソコンに向かう
パソコンをしながらも、すぐに飽きてしまいまた退屈になってしまった。
「小説でも、読むか」
そう思い、アクション系の本を読みながらこう考えていた
「この世界に行けたら、退屈しないのに・・・」
そうつぶやいた。 
本を読んでいると次第に眠気が襲ってきた
光は、それに逆らわずに寝ることにした
  「この世界に行けたら、退屈しないのに」  この言葉が、運命を変えてしまうことも知らずに…

変わった日常

 気が付けば、あたりは暗くなっていた
本を読んでいる間に、寝てしまったようだ。
「何時間眠ったんだ?俺は」
確かに、朝から夜まで寝れるとは思えない
光は、外に出てみた
「どこだここは」
外に出てみると、今まで見たことがない風景が飛び込んできた
空は、星もない真っ黒な色で覆い尽くされていた。遠くには火山も見える。
「夢だなこれは」
そう思い、頬をつねると痛みが襲う
「痛い 夢じゃないのか? いやいやないだろ」
光はそうつぶやいた
まずは、状況を確認しないとな。そう考え周りを見渡す
そこで気づいたのが、今まで自分の家だと思っていた場所は木でできた小屋だった
「自分の家じゃないと気付かないなんてどんだけ寝ぼけてるんだ、俺は」
「夢でないにしても一体ここはどこなんだ」
一人で、考えてると後ろから肩をたたかれた
「うわっ!」
光は、心臓が口から飛び出そうなほど驚いた
後ろを振り返ると、金髪の少女が立っていた
「あのー、どちらさまで」
日本語が通じるのかと思ったのだが物は試しで話してみた
「私は、レインと申します。見たことがない方だったので道に迷ったのかと思い声をかけたんですけど」
礼儀正しいレインと名乗る少女 光は助かったと心のそこから感じていた
「あのーここはどこなんでしょう」
そう光は尋ねた
すると少女は
「ここは、西の大陸の最南端であるヨーン村ですよ。あなたは、どこからこの場所へ?」
「あはは…わからないんです。気が付いたらここにいたので…」
光はこう答えるしかなかった
それを聞いたレインという少女は不思議そうな顔で見ていた
「あのーわからないというのは、記憶がないということでしょうか?」
「…説明すると、変な奴みたいだけど、正直に言うと別の世界から来たみたいなんだ」
光がそういうとレインはなぜか目を丸めてこちらをみつめていた
「どうしたの?」
そう光が尋ねると、レインは明るい表情と声でこう答えた
「昔からある伝説なんですけど、それが今のあなたの状況にとても似てるんですよ」
そう元気よくレインは答えた
「あのー それはどういった…」
光は少し期待を込めて尋ねた
「えっと、その伝説はですねー古くからこの世界に伝えられていて、あるとき突然現れた一人の人が世界を統一するだろうというような勇者的な感じのでんせつなんです」
とレインは答えた
「それが、俺に似てるってこと?」
光は、内心とてもよろこんでいた
「はい、別の世界からくるだなんて特別な存在じゃないですかー」
「でも、俺がウソを言ってるかもしれないのに」
と光は言った
レインは
「いえいえ、それはないですよ。少なくともこの大陸の人ではないですので」
といった
「なんでわかるんだ?」
光は、質問をしてみた
「だって、髪の色と瞳の色が黒じゃないですかー」
レインは、当たり前のように答えた
「あーそういえば、君は金髪で青眼だね」
「この世界の人に黒髪で黒眼なんてほとんどいませんし、この大陸にはひとりもいませんよ」
レインの言葉に光は、なるほどなと納得していた
「ここで、立ち話というのもなんですしここの村の村長に会いに行きませんか?」
とレインが言ってきたので光はうなずき案内してもらうことになった
このときの光は、まだ軽い気持ちだった。いつか元の世界に帰れるだろうという甘い考えで…

新たな日常

 レインと光は村長の家にたどり着いた
「すいません そんちょーいますかー」
レインは扉をたたきながら村長に呼びかけていた
「いますよ。はいってきなさい」
村長の声が聞こえてきたので、扉を開き中に入った
そこには、60代後半ぐらいの老人が椅子に座っていた
「はじめまして、私がこの村の村長であるネウスというものです」
老人が光にそう話しかけた
「ところで、旅人ですかな?」
と質問してきた そこに今までの会話をレインが説明してくれた
この娘はいい子だなーと光は思っていた
「まさか、あの伝説が本当だったとは!」
村長が興奮ぎみに声をあげた
「ところで、名前は何というのですか?」
ネウスと呼ばれる老人がそう尋ねた
「あー私もそれ聞いてない」
レインもそういってこっちを向いた
せっかくなので、外人みたいな名前にしようと思い
「自分は、ライトです。」と答えた
そして、光改めライトは自分の世界のこととこれまでのことを話した
一通り、話し終えた後にネウス村長が
「では、こちらの世界のことも教えましょう。ライトさん」
そういうと、ネウス村長はこの世界のことを語り始めた

日常脱退物語Ⅰ

日常脱退物語Ⅰ

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 冒険
  • アクション
  • 青年向け
更新日
登録日
2014-08-09

Copyrighted
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  1. いつもの日々
  2. 変わった日常
  3. 新たな日常