少年達が紡ぐ物語のようです
どうも長谷壱です。書いちゃいました。
処女作です(大嘘)
昔書いたことはあるのですが黒歴史なのでお忘れください。
正直このお話は読んでも読まなくても変わらな(ry
『幼き日の思ひ出』
今でも時々夢に見ることがある。幼き頃の、あの少女との思い出を。
幼き日、二人で夕日を見ながら話したことを。あの時隣にいた、少女の美しさを。
僕に向かって笑顔で語りかけてきた少女に抱いていた淡い恋心を、僕はきっと忘れない。
そう、忘れることはしないだろう。
「……あぁ、またあの夢かお」
気だるさに全身を襲われながら、寝惚けた頭を起こすために洗面所へと向かう。
蛇口をひねり、出てきた冷水を手で汲んで顔を浸す。
この顔を冷水が覆う感じが、とても気持ちがいい。
最近はめっきり暑くなってきて中々寝付けず、起きたときの汗と気だるさが半端じゃないのである。
四季のある日本では仕方の無いことなのだが、自分はどうも夏というものを好きになれない。
手探りで取ったタオルで顔を拭うと、意識はしっかりと目覚めていた。
そのまま階段を降り、居間へと入った。
誰もいない静かな居間で冷蔵庫を開け、冷えた麦茶を取り出す。
今現在、自分はこの広い家で独り暮らしをしている。
理由は家族が出張でラウンジ国に行かなければならなくなったからだ。
本来なら自分も一緒に行かなければならないのだが、この年で幼い頃から育った土地を離れるのも酷だろうと両親が気を使ってくれ、現在は両親の贈ってくれる決して少なくない仕送りで生活している。
お陰で自分はこの年である程度自由な生活が出来ているのである。
友達にこの身の上を話すと皆羨ましがるのだが、朝起きて誰からもおはようと言われない朝は少し寂しいものがある。
そんなことを考えながらキンキンに冷えた麦茶を口に運ぶ。
…あぁ、やっぱりこの瞬間は至福なモノだ。
そんな心底どうでもいい事を思いながら、制服へと着替え始める。
憂鬱だと思う人もいるかもしれないが、自分は学校というものが嫌いではない。
家でひたすらゴロゴロするよりかは学校で気の合う仲間とバカ騒ぎするほうがよっぽど楽しいからだ。
支度を終え、玄関に置いておいた鞄を手に取り、使い親しんだローファーに足を入れる。
誰もいない居間に向かって行ってきますと言い、扉を開く。
眩しい朝日が自分の体を包み込む。
「今日はどんな事があるのか楽しみだおー♪」
そんな考えた事を口に出しながら、両手を広げ、ブーン!、と叫びながら走り出した
太陽は変わらず燦々と輝いていた
少年達が紡ぐ物語のようです
読んでいただきありがとうございます。
第1話で主人公の名前すら出てこないってどういう事なんでしょうね…(困惑)
次からどっと人が増えます。適当な文にしたくは無いので少し時間がかかるかもですが、次もよろしくお願いいたします。