暮らしのいろいろ 〜売る人/売れる人〜

朋招 幸奇 MANA

ビジネス系の雑誌や書籍、ネットニュースを読む事で過大にそう思うのかもしれないけれど、今の時代って「売る人」「売れる人」がとってももてはやされている様に感じる。

物が売れない時代、物よりも情報を売る時代に、どうすれば売れるのかって皆が知恵を絞っていて、時には行き過ぎでアホらしく思うこともあるが、基本的に素晴らしいことだと思っている。

売れない時代にも関わらず、売れる商品、サービスを提案し、それに応じた対価を得る。
また、売れる情報をブログや書籍で提供し、それに応じた対価を得る。
至って、通常の商取引。

でも、そもそもそんなに売る必要があるのだろうか?
そんな「そもそも論」をいつも考えてしまう。

売らないと会社も潰れ、社会も疲弊し、労働者は食い詰め、誰もが不幸になってしまう。
その証明になるのかどうかは分からないが、東欧の共産主義国は資本主義に鞍替えをした。
だけど、「前の方が良かった」と言う人もいる。
果たして、「売ること」「売れること」が人や社会を豊かにし、「幸福」へのアプローチなのだろうか?

ボク自身が「売れない」人間だから、余計にそう思うし、そう思いたいのだろう。
「清貧」なんて言葉が美しい言葉、美しい心持ちだと言われた時代もあるが、さすがに今の時代、無理がある。
ただ、誰かと比較せずに、自分らしい生活ができる、その「生活」で良しと感じる心持ちというのは今の時代でも美しいと感じる。
だからと言って、西洋の小難しい(という印象の強い)哲学の学習や(カルトも含む)宗教的生活をしなければならないとも言わない。
それは個々の事情にあったようにすればいいことだと思う。
それよりは家庭をもつことの方が何倍も優先順位が高いとおもう。

先日凄く面白いなと思ったtweet。
@InsideCHIKIRIN ・ 2014年6月7日
誤字訂正)「儲けるのが好き」というのと、「儲けた結果、得られるお金が好き」のふたつは全く違うことだと、「儲けることの何がおもしろいのかわからない」という人は、わかってないと思います。

経済的な成長を自身や社会の一定の成果と考えるのはとても重要。
しかも、この儲からない時代に儲かる事を考える。
それができる人間は優秀だろう。

でもそれを踏まえた上で、ボクはお金以外のものを手に入れるのが「幸福」なんだと思う。
「幸福」って何だ?

暮らしのいろいろ 〜売る人/売れる人〜

暮らしのいろいろ 〜売る人/売れる人〜

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-08-07

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