「愉快な虫」
目の前から居なくなった母親を元に書きました。
賢すぎたバカは
醜い身体で這う
牡牛座のバカは
煙草を吸いきった
値打ちのない虫は
そう 生きたほうがいい
だってそのほうが
痛めつけられるでしょう?
病みすぎたアホは
吠え面かいて酔う
射手座のアホは
年金未払いだそう
値打ちのある虫は
そう 死んだほうがいい
だってそのほうが
スッキリ生きるでしょう?
値打ちのない虫は
そう 生きたほうがいい
だってそのほうが
痛めつけられるでしょう?
「愉快な虫」
少々こころを抉り出すような詩かもしれませんね。