二通りの自分

面白くないと思いますが、感想お願いします。

みんなはこんな感じの後悔はしたことあるだろうか・・・

あの時、ああすれば、もっと世界が変わるのじゃないか?とか

あの時、もっと勉強していれば、大学二浪なんてしなかったんじゃないか?

あのアインシュタインは言った

『私たちの生き方には二通りしかない。奇跡など全く起こらないかのように生きるか、すべてが奇跡であるかのように生きるかである。』

このときの僕はこの意味がまったく理解できなかった。



20XX年3月某日―――



「落ちたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー」



ひときわは大きな声、 そこに絶望感があふれている青年がいた。

彼の名前は鈴木武人、年齢、若干19歳、只今、大学二浪。

「ハァ?二浪決定だよ。こんなんじゃ、親に合わせる顔が・・・」

そのとき携帯がなった

♪?♪

「ゲッ!お袋だし、どうしよ?」

ピッ

「もしもし、どうだった?武人」

「えっ・・実は、あのですね、」

「まさか、二浪したんじゃないでしょうね」

「へっ、あの、その、はい。その通りでございます。」

「はぁ???アンタなにしてんの!田舎から上京してまで、『俺は、東京行くんだ!』とか言って、もう知らない!仕送り、送らないから!悔しかったら、帰ってきなさい」

「えっ!ちょっと待ってよ仕送りないと、今月やば・・」

ツーツーツー

「ええーーーー切りやがった、くそぉ?バイトでも探すか」

そう、わたくし、鈴木武人は都会にあこがれ田舎から上京。パラダイスを目指していたが、その夢もはかなく散った。

そうだよ、あんな時、高校の先輩に会わなかったら・・・

それは、受験前夜、偶々入ったコンビニで田舎の高校の先輩に会い、先輩に強く言われ、先輩の家で未成年なのに、酒を飲まされ、気分が悪くなり、そのまま行った、受験で集中できなくなって・・・・

結果、二浪。

「ハァ?どうすっかな、田舎に帰るか、それとも夢をあきらめずまた大学受験か、いっそ、就職でもするか!」

そして、コンビニに行って、求人雑誌を見ながら、電話

「はい、もしもし」

「あの、求人雑誌を見たんですけど・・・」

「はい、失礼ですが、大学はお出になっていますか?」

「いや、その大学なんですけど、二浪しちゃって、ハハ」

「すみません、私どもの会社は、原則として、大学を出た人なんですよね」

「あ、そうなんですか」

「はい、すみません」

ツーツーツー

そうかそうか、あハハ、やっぱ大学か


その後も電話で同じように断られた

気がつくと、20件は断られていた。

「何なんだよ!畜生!大学出ってそんなに必要なのか?不況の馬鹿野郎ーーー」



二日後――――



何とか、バイトは入れたが、このままじゃ、ただ稼いだ金で、ぎりぎりの生活しかできないと思った。

「まぁいっか、これからの事はのんびり考えるとしよう」

とりあえず、コンビニ行って、今日の食事を買うことにした。

その帰り、ゴミ箱で妙なものを見つけた。

「ん?なんだこれ??」

そこには人の足らしきものがゴミ袋の下から見えていた。

「嘘だろ!」

と、とっさにゴミ袋をどかして見る。

「え!」

そこには、美しい女性らしき、物が落ちていた

服はボロボロ、髪もボサボサだった

そこで青年はあることに気がつく。

この女、人間じゃないということに。

「・・・・・・とりあえず、もって帰って見るか」

と言って彼女を背負う。

そのとき正しく、人間じゃないような重さに襲われた。

このすらっとした体に似合わない重さ、これで確信がついた、こいつ、人間じゃないと

「ハァ?何とか持って帰っては見たけどこれ危ないもんじゃないよな」

顔や体系からして20歳前半、髪はロング、いろいろと汚くなくなってはいるが

美しい。

この世の女性ではないような美しさ。

「ん?」

ふと、背中のところにコンセントらしきものが、つないで見た

「!!!!!!!」

なんと、目が開き、その目からバーチャル映像?らしき物が浮かび上がった。

そこには、充電中という文字と%ゲージが溜まっていた。

100%になったそのとき!

その彼女は喋った。

「あなたがマスターですか?」

ロボットか思っていたが、喋り方は片言ではなく、人間だった。

いきなりのことだったので、「はい」と言ってしまった。

「私は貴方の後悔を後悔じゃなくしてあげます。」

「へ?後悔を後悔じゃなくすって過去でも行く気か?」

「いえ、過去ではなく、二通りの選択ができるのです。あ、でも、過去に行くのと同じかもしれません。」

「へぇーそんなことできるんだ・・・・ハッキリ言って、信じられないんですけど、」

「貴方は最近、後悔はしていませんか?その後悔を二通りですが選択できるチャンスを与えて差し上げることができます」

そんなのすぐに出てくる、あの時、先輩の誘いを断れば、二浪なんてしなくてよかった。

試しにそんなことを言って見た。

すると、その女性は

「わかりました。では、私の膝の上に頭を乗せて、寝てください」

「え?」

ちょっと待った!ええーーなんですかこの展開?!20歳後半ぐらいの女性の膝に頭を乗せるなんて、これはこれは、いわゆる、膝枕と言うものですよね??いいんですか?いいのですか?いやでも待った、相手はロボットなわけだし・・いいんじゃない

「どうしたのですか?」

「いや、なんでもない、コホン、でわ失礼」

と、頭を乗せた。

ん?なんだろう、すごく眠気が。。。



「なっ!遊ぼうぜ!」

「!!!!!!!!!」

「どうしたんだよ」

「へ??いや別に」

ええ!マジかよ!

そこは、正しく、あの時のコンビニ、あの時の、ほろ酔い状態の先輩だった!

そこにいきなり、モニターらしきものが

「えっ!なんだこれ??」

「なにいってんの?『なんだこれって』変な奴だな」

先輩には見えないのか?

そこにはギャルゲーの吹き出しのようなものが出ていた。

そこに書いてあったのは



この貴方の先輩の誘いをどうしますか?



1.誘いを受ける



2.強引に断る



なんだこれ??



口に出して見た。

「2の『強引に断る』で」

その時、また目が閉じられた。



目を開けたとき、大学受験に受かって喜んでいる自分がいた。

二通りの自分

つづきは皆さんの反応がよかったら書きます。

二通りの自分

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2010-11-15

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