根は地中に
幹や枝葉は空中に

地表で生活している私たちは空中の幹枝葉をみて
それが木だとおもっている
根のほうはふつう見えないし見ようとしないから
木とは関連付けができてない
知らない部分なんですね

蝉だったらどうか
7年地中で暮らしてるから
自分のまわりにはいろんな木の根っこがあちこち網のように走っていて
行く手を阻んでいてさぞやっかいな存在でしょう
太いのや細いのもある
幼虫にとってはそんな邪魔な根が木としかおもえないでしょうね

そして成虫になるころ
地上へ這いでて自分のカラを割り
羽を伸ばして空中を飛び
木々に留まりそのエキスを吸い
仲間と大コーラスを歌い
やがて子となるたねを木に仕込み命を終える

地表の下の木も
地表の上の木も
知ってるんですね
蝉は

人や蝉が木をどうみているかについてかきました。うまく書けませんでしたが...

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-08-04

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