イダテン同盟改3

前回の続き


「どうすんだよ。アキヒト、女子さんっ女子さん連呼しまくりかよ?」
 カイトが頭を抱え込む。
「大丈夫、まだ誰も、とある小説投稿サイトのRiberty4(核なき世界)を目にしていないはずだからな」
 アキヒトが言った。
「でも、漢字間違えがあっても良いから、みんなに見てほしいよな?」
「アクセス数、気にしているの?」
 カイトの声にカオルが質問した。
「ああ。そりゃそうだろ、カオル。星空文庫に自分の小説を投稿してる人は、誰かに見てほしいから投稿してるんだろ」

「よし!」
 突然、アキヒトが立ち上がった。
「じゃあ、どうしたら、イダテン同盟が有名になるか、考えようではないか」

「はいはい!私考えた!」
 すぐにサキが手を挙げた。
「キャラクターを印象的にするとか?」
「俺達が、中2病見たくなればいい?」
 サキの質問にイオンが付け足した。

「どうゆう能力?」
アキヒトが妙に食いつく。

「私の右目がぁ!」

「はい、ボツ」

「わたし、思うんだけど。みんなアクセ数ばかり気にしすぎ。もっとほかに大切な物はない?」
 カオルが話を始めた。

「イダテン同盟っていうのは、悪い奴を倒す正義ではなく、みんなを守れる正義、がモットーでしょ?アキヒト君の活躍を見て一人でも多くの人が「面白い」って感じてくれれば
それで良いんじゃない?」

「・・・俺は星空文庫をイダテン同盟で埋め尽くす!」
「おいっ!アキヒトがぶっ壊れた」
 しかし、カイトの声を無視してアキヒトが続けた。
「星空文庫って検索したら、ぜんぶイダテン同盟って出てくるようにしてやる!」

カイト→「おいっ!アキヒトお前、主人公の座を失うところだぞ!」
「はいっ申し訳ございません。これから真面目にストーリー進めていきます」
「それでよし」

全員→「みなさんこれからも、アキヒト達のイダテン同盟をよろしくお願いします!!」

イダテン同盟改3

イダテン同盟改3

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-08-01

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