あの約束は・・・?

あの約束は・・・?
「第十話」となりました。
今回のお話は運動会の話です。
話の展開が早くなってきました。
ついに、別れがっ!!??
お見逃しなくっ!!!

あの約束は・・・?
『十話』


珠樹「あぁー暇。暑い。宿題ヤダ。誰かやってー。」
母「あんたうるさいねっ!((怒」

珠樹(だって、しょうがないじゃん。しかも、こっちだってちょっといらついてるんだからぁ、
   そんなに怒らんでくれん?)

あぁー。そう今は夏休み。
とは言っても、もうすぐで夏休みも終わるのだが。

珠樹(優人来ないかな?)

優人は、小学校の時は、毎日のように私の家に来て遊んでいた。
毎日優人と、Wiiをやっていたというぐらいに・・・((笑
だが、中学校に入ってから優人はあまり私の家に来なくなった。
夏休みじゃなくても、土日は、ときどき来ていた。
でも、中学校になるとそれもだんだん、無くなっていった。。。

珠樹「なんか、複雑な気持ち。。。」

優人は、平日は毎日部活で日曜日も部活もある。
だから、土曜日しか休みはないのだ。

珠樹(まぁ、一日しか休みがないから静かに休みたいよなぁー・・・。)
私は、いつでも優人が来てもいいように私服に着替えていた。
誰もこないと知っている日は、ほとんどジャージか、パジャマだ。

私は、部活は平日しかないから暇なのだ。
土日は宿題ばっかりやらさせられてとても退屈の毎日。。。

明日から一週間は『団役員』の仕事が入っている。
団役員とは、2学期の最初の行事、運動会の準備をする活動グループということだ。
私は、『学年責任者』という重大な仕事をもったため、その準備をしなくちゃいけないんだ。

珠樹(めんどくさ・・・((笑)



一週間後・・・。

今日は、始業式だ。

この一週間とても疲れた。

午前は部活で午後は運動会の役員仕事。。。
部活の帰りは、15分で家に帰って15分で学校に来なければならなかったので、
お父さんに車で送り迎えを何回も繰り返してくれた。
今日の始業式には、『全体練習』という、団員全体で活動する授業もある。
私はそこで学年責任者として、1年生全員にいろいろと教えてあげなければならなかった。
正直言って、楽しいようで辛いようだった。
教えることにはとても楽しいのだが・・・。

珠樹「いててて・・・・((汗」

そう。全身筋肉痛なのだ。
これがとても辛いのだ。


練習のときに、先生方が、スポーツセンターからなぜか
ドリンクが届いたということで、プレゼントがあたった。
まぁ、水筒が1本しかなかったからとてもよかったが((嬉

優人とは、一切喋らなかった。
私は、実は、怖かったのだ。

”優人と別れる”

私は、優人が好きだから、別れたくはなかった。
だが、お母さんたちの陰の話では、こーいう話がでているそうだ。

”優人君ところのお母さんってバーのママなんでしょ?”
”優人君、ちょっと乱暴だから、自分の息子に何されるか怖いわ。。”

私はこんな話を母から直接聞いたんだ。
だが、私は、絶望するのではなく、悲しいのではなかった。
絶望するっていったら、母親たちだった。
私は、怒りを押さえていた。
影でそんな話しをするなんて最低。
私が一番最初に思ったのは・・・

『よくアニメとかドラマとかで”あの子とは、生きる世界が違うんだ。”とかあるけど
  そんなこと関係なくない?生きているところは一緒なんだから世界が違うとか、どーだっていいじゃん』
と、私は思った。
私は、優人が好き。だから何?好きになっちゃ悪いわけ?

私は、こんなことを心に応じながら、今生きている。
喋らなくなってても、優人は言ってくれた。

【学校で会えるからいいじゃん。】

私はその一言だけでも嬉しかった。
全然喋らなくなった学校生活でも学校で会える事だけでもできるじゃんと、いうことが分かったからだ。
それが、優人にはとっくのとうに分かっていた。
私が、子どもなだけだったのだ。
だから、優人を信じる。

私はそう決めたんだ。


運動会当日。

私は団役員のため早く学校にいかなければならなかった。
だから、昨日の夜に優人の携帯に電話をつないだ。
だけど、優人はでなかった。
私は仕方なく留守番電話サービスにいれといた。
「明日は、団役員のため先にいきます。ごめんね。」と。
最近優人と朝一緒に行ってないのだ。

団役員の仕事が終わったら、そのままグラウンドに残って全校が並ぶのを待っていなきゃいけなかったのだ。
私は、つまらなかったから友達といろんな団のところにいって遊びに行った。
そこで途中で優人を発見した。
優人はこっちにきづいてはいなかった。
珠樹(怒ってるかな・・・・?((不安)

私も気づかなかったふりをした。
本当は、彼女だったら彼氏のところへすぐさま行ってしまうのが普通だと思うのだが。
私は、はずかしくてできない。
しかも、中一だ。先輩の前ではできない。


運動会の途中に私は絶対優人としゃべると決めた。
だから、私は思い切って次の種目にやるときに並んでいた列で優人を見つけ
しゃべった。
珠樹「優人、こんなに列後ろなんけ?」
だが、優人の反応は。
優人「うわぁ。びっくりしたー」

これは、結構芝居だと分かった。
全然びっくりしていないと私は分かってしまったのだ。

運動会で私はリレー選手に選ばれたため、結構忙しい。
他にも、中二の先輩が戦うのにも参加しなければならなかった。
私はリレーでは1走者だった。
けっこうプレッシャーがかかる。
予行練習では、4位だったが、
本番で走ったら3位だった。
あんまし変わらないがアップしたから大丈夫だ((苦笑
あと、他の選手にまかせる。

珠樹(あれ・・・?)
私は優人を探していた。
優人はリレーにでると聞いたのだが、いないのだ。
と、思ったら
混合リレーに優人はでるのだ。
私は学年リレーにでていたからいなかったのだ。
優人とは、団が違うけど私は一生懸命優人を応援した。
珠樹(あぁ~カッコいい♦)

運動会の閉会式で、成績発表がされる。
優人は、白団。
私は、黄団。

黄団は、2位。
白団は、4位という結果だった。



運動会が終わった後は、全校で片づけだ。
1組と2組は、同じ片づけのところだったのだが、優人の姿が見当たらない。

珠樹(・・・?)

一学年全員が集まったところでさよならの終学活が始まった。
そこでも優人は見当たらない。
そして、みんなさよならをしたあと私は優人を探した。
そしたら、先生と一緒に歩いていった。

珠樹(・・・・・・???((怖)

そして、私は、加藤という男友達とメル友なので、
聞いてみた。
そしたら
加藤「優人、運動会が終わった後、気持ち悪いっていっとったよ。」

そう、優人は体調を崩していたのだ。
珠樹「なんで、その時に言ってくれなかったんだよっ!!!!!」

私は、加藤に向かって怒った。

私は、優人の事を心配しながら寝た。

夢では、優人と別れた夢を見てしまっていたのだった。

あの約束は・・・?

あの約束は・・・?

  • 小説
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  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-12-30

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