アイスラスワン争奪戦

 あげる予定の作品がなかなか進まず、ただただアカウントがあるだけという状況が続く中。何人かの方が偶然か必然か、私のプロフィールページを覗いてくださったようです。

 いつまでも空っぽという訳にもいきませんから、何のストーリー性も、面白みもないお話を置いておきたいと思います。

 からっぽだと思っていたコップを覗いたら、まだ一口弱残っていた。

 その程度のお話です。


 少しでも楽しんで頂けたら。

 さて、なぜ炎天下の真昼間からむさ苦しく男5人が輪になって顔を突き合わせているかと申しますと。

 もう、それは長い長いお話になるのですが。敢えて一言で申しあげれば、アイスラスワン争奪戦なのです。甘くカリッと固まったチョコレートにコーティングされた冷たいバニラアイス。たった一口サイズのそれは、それでも俺たちに至福の時を運んで来てくれたのです。

 しかし、一つ申し上げるなら。そう、たったひとつ申し上げるなら。なぜ!あなたは6個入りだったのか!!

 学生のお財布事情なんて寂しいものです。お昼ご飯を買った後のお財布の中なんてそれはもう寂しいものです。それでも、なんとか5人の残金をかき集めて我々はやっと幸せを掴んだのです。それなのに、なんと神の非情なことか。


「おい、お前ら。恨みっこなしだ。じゃんけんで決めるぞ。」


 そういったのは、誰だったでしょう。田中だったか、鈴木だったか。あ、加藤だったかもしれません。しかし、それはもう関係ありません。皆、個々が拳に思い思いの方法で力を込めている今となっては。辺りに異様な緊張感が走っているのを、俺は肌で感じていました。


「・・・いくぞ。」


「「「「「最初はグー!じゃんけんポイ!!」」」」」


 あぁ、神は最後まで俺に。いえ、俺たちに非情なようです。



 ハトさん…アイスのお味はいかがですか…

アイスラスワン争奪戦

 アイスうまー>(・θ・,,)クルッポー

 現実世界を舞台にしたお話は難しいですね。本当に。物書きさんはすごいです。
 アイスで頭キーンとさせながら、じわじわと活動していく次第です。



 読んで頂きありがとうございました。

アイスラスワン争奪戦

夏になるとアイスが食べたくなりますね。もし、何人かと割り勘をするのなら、ちゃんと人数を考えて買わないといけません。「最後の1個」になんてなったら…ねぇ?

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-07-24

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