何かが生まれ来る脇で

過去を振り返る内容で、全体的に暗いです。

 人生の 折り返し点過ぎたなら
 時に後ろを振り返る 自分の昔を振り返る。
 その時その場の自分では
 周りの景色は見えないが
 あとから全体見てみれば
 時代の動きのその中の
 自分の立ち位置見えるもの。

 時代には 流れもあれば 時もあり。

 幾千の精が実を結ばんとして奔る中
 我も一緒に動けしが
 実を結びしは彼の者で
 我はそのまま生き続け。
 今も昔もそのままに
 実を結ばずに生き続け。
 過去の自分を振り向けば
 何かが生まれ来る脇で
 同じ方向動けども
 力も足りず 意も足りず
 何も生まずに終わりゆく。

 悲しき思い 今は無く
 ただ 世の姿 見ゆるのみ。
 何かが生まれ来る脇で
 生まずに終わる 者多し。
 それがこの世の定めとは
 年に似合わぬ青さかな。

     <了>

何かが生まれ来る脇で

 できるだけ愚痴っぽくならないよう気を付けたつもりですが、どうしても未練がましさみたいなものが残るというか……。
 読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

 (言葉遣いがぐちゃぐちゃなのは、その時々の浮かんだものに合わせてのことですが、統一感が無く、読みづらいのは申し訳ないと思っています)。
 (<時代には 流れもあれば 時もあり>は、当初は入れずにそのまま一行空きで<幾千の――>となっていたのですが、あまりにつながりが分かりにくいだろう(/飛躍し過ぎだろう)ということで、<幾千の――>へのつなぎとして入れたものです)(やり方が下手過ぎなのは承知してますが、ほかに代案も見つからなかったので……)。

何かが生まれ来る脇で

<人生の半ばを過ぎて、過去を振り返ってのあきらめのようなもの>を、漠然と描いた詩(?)です。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-07-20

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